生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

イボ族の王子様とオックスフォード大学

2007年10月30日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
昨日の続きですが、このアフリカのM君は西アフリカのイボ族の王子様でした。当時27才でしたが、帰国後の1974年の政治革命の頃、一族虐殺の運命に合ってしまい、37才という若さで生涯を終わります。彼の為に、今、祈ります。さてそのM君は実に誠実な青年でした。オックスフォードの研究室も実に素晴らしい青年たちの集団でした。互いの育った環境と文化を背景にしたこの集団は教授連にとつてはたまらない魅力だつたようです。M君はこの優れた環境に<現実適応障害>を起こしたのです。イギリス人以外はほとんどこの現実適応障害を起こしますが、何とか乗り越えて生き抜いていきました。厳しい現実を明るく楽しく生き抜く覚悟があれば、心の障害は少し出ても、あとは逞しく生き抜く知恵も湧いてくるものです。:<正常と異常:96-5>:

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