朝日新聞での連載小説<宿神>は西行法師となる前の姿を描いています。今日の場面はクライマックスで北面の武士でもある自分が予期せぬ道(仏門への道)へ自然と押しやられていく人生の微妙な分かれ道を描いています。このように日常生活においても、今は分からないし、何となく自己否定をしているような場面でも、実は悔いの無い人生、幸せへの道へ追い込まれていく人生の面白い場面でもあります。本人は自己否定と思っても、自然の摂理というか、神仏の摂理というか、意に反して幸せな人生へと押しやられていく場面も長い人生にはあるようです。自己否定と自己肯定の識別は非常に神秘的なので、余裕をもってその識別をしないと神様の誘導を拒否してしまう悲劇、不幸もあるようです。:<自己否定:168-4>:
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