生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:傾聴訓練:その5:幸福な日々の為の自問自答集

2015年02月03日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
今、朝日新聞に夏目漱石の「三四郎」が連載されています。三四郎が九州から東大に入学し、未だ東京にも慣れない頃、大学のいわゆる三四郎の池で、ぼーっとしていると、真向かいの岡の上に美しい女性・美禰子さんが団扇をかざしてたつ姿をみかけ、その美禰子さんと淡い恋に陥るのですが、鈍感というか、気が廻らない青年なので、美禰子さんは某紳士と結婚してしまいます。振られてしまう話ですが、この二人を観察しながら、私も昔を色々思い出しました。異性を観察していて一番楽しいのが、この素敵な美人は何を楽しみに生きているのだろう、という視点が一番興奮する所です。失礼にあたるので、あからさまには観察も出来ないし、会話も出来ませんが、言葉としてほとばしる内容を一つ一つ真面目に思索していく、つまり、点と点を結びつけて解釈していくと、その異性の生きている喜びが、どこにあるのか、見えてきます。この異性は何の為に生きているのか、という一番厳しい視点を最初に見ようとします。何故かといいますと、私自身が必死で、何の為に生きるか、を思索していたからです。無駄な時間は本当に嫌だと感じつつ、あせって生きていたせいでしょう。何の為に生きるのかを模索している最中の異性の話です。或程度、見つけている異性、何の為に生きるのか、という哲学(領域)に全く無関心の異性、この一番難しい人間の領域に、どの程度、真剣に生きているかを見抜く楽しみは最大の興奮です。共に思索出来る友達に価値がありましたし、共に思索出来ない相手は興味がありませんでした。好きなタイプは、当時は、そのような思索をしていた異性でした。このように自分自身が、その頃、何に興味があったか、年代の違い、その時代の流れで、興味ある異性の選択がなされていくわけです。人間に関心が生まれないと、人間が好きになれません。特に、何の為に生きていくか、その1点でグループ分けが生まれてきます。同志で生き抜ける人々は幸せ。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:<538>


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「生涯の研究課題」自分の生き甲斐って何? その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。:


(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)
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