生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

易経をユングは何故、大事にしたのだろう?

2011年05月18日 | 第10章:どうして心を癒すか
<占い>にも健全な占いと病的な占いがあります。人類はもともと占いが大好きで、どの時代にも時の権力者は大なり小なり占いの有名人とお付き合いがあるようです。問題は人間の自由意思までも占いに支配され人権を無視したり自由意思を尊重せず冷静さを喪失した場合、人はどんどん不幸になっていきます。占いの結果を盲従するのが病的と言われる事例です。楽しみ半分に自由に占いをして自分を否定したり他者を否定することなくあくまでも選択肢に迷いを生じたような場合、参考に占いをして、自分の中の無意識の世界を意識の上にあぶり出し、そして、自分の自由意思で決断し責任を持ち間違っていたらすぐさま修正しつつ生き抜いていくならば、案外、変なカウンセラーと相談するよりもはるかに良い知恵が生まれます。問題意識を感じ、その答えがどんどん豊かに湧き出すシュミレーション能力を所持している人は、わざわざ占いをせずとも色々の選択肢を生みだす力のあるひとです。あまりにも多くの気づきがあり、そのどれを選ぶべきか占うのも良いでしょう。ユングは易経を大いに利用していましたのでユング心理学の易経を私たちのグループでは勉強の一環として使用しています。人生上の答えは必ずその本人の中にあり、その答えを易経を利用して意識の上にあげてきたユングは東洋の知恵をとても大事にしていたようです。:<依存症:391-1>:

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