人は<同じ繰り返し>をする事で安定した生活を送る事が出来ます。その繰り返しが、良い場合もあれば、悪い場合もあります。どんなに良い治療をしても、また、再入院してくるーーー。何故でしょう?心理療法の重要な視点の一つに<アイデンテイテイーの統合に病的なゆらめきがある>と言う基準があります。つまり現実離れした考え方をしていると、うまく行かない、と言う事です。現実とは何でしょう?経済学、政治学、宗教学、文化、心理等、色々の視点から現実を解釈していきますが、ここでは身近な人同士の<好き、嫌い>の現実を考えてみましょう。あの人は嫌い、と思ったら最後、生涯嫌う人(私もそうです)が居ますが、それが人類の病理です(業とも言う)。あなたが嫌いな相手でも、あなたを好きな瞬間もあれば、嫌いな瞬間もあるのです。あなたが大嫌いでも、その人はあなたの事など考えずに幸せそうに温泉につかり詩を詠み人生を賛美しています。生涯同じ人を嫌い続ける所から人類の悲劇が生まれ、救いを求める宗教が生まれるのでしょう。この話は私の事です。<探求心:151-5>:
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