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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

傾聴と共感と自然体の関係

2007年06月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日常生活から<虚しい仮面>をすっかり捨て去り、自然体で生きよう、と決意すると、面白い現象が生まれてきます。自然体(自分に正直に、気取ることなく、評価をおそれず)の決意をすると、気分が楽々します。あるがままの自分でしか、生きようがない、と決意する事は素晴らしい事です。そんな生き方を周囲の人々は最初は驚きますが、その内に共感してくれます。仮面を捨てると人は本気で話を聴いてくれます。周囲の好意を感じると、恩返しに自分も周囲の人々の話を賛成する、しないは別の話で、相手の気持ちをおしはかり始めた自分に感動する事があります。仮面を捨てて、自然体で堂々と生きると何故か人は自分と他者を肯定的に共感的に共存を開始しているようです。:<仮面の美:146-5>:

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仮面と病理

2007年06月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
自分の心に正直でないために、何となく気分が悪い、ちくちくする、神経症状が出始める、と言う事例は、この仮面と病理、という意識を持つと、早く癒やされていきます。仮面を上手にかぶって生き抜ける場合と、仮面を下手にかぶったばかりに、うまく行かない場合と、色々ありますが、その原因は、それぞれの人の遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6つの条件で反応が違いますので、個別に検討しないと治療出来ません。ですから、平素、心の平安、健康的な気分、幸福感、統御感を意識し、この場合は仮面をかぶらずに、正直に生きた方が、気分がいい、とか、この場合は少々おどけて、とぼけて、自分の平安感を保持しよう、とか、最終的には自分の判断力が頼りです。平素の自分の心の平安感を意識し知覚して生活する事が一番大切です。:<仮面の美:146-4>:

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何をそんなに隠したいのか?

2007年06月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
親、友、恋人など愛する人に隠したい事を持ちながら人は生きています。隠し事を沢山持つと過労度が高くなるので、ストレス解消として、とかく人は秘め事を話したい傾向を持っています。しかし隠したい内容を色々考えて見ると、およそ意味の無い事例が多すぎます。仮面をかぶり愛する人を心配かけずに人生を過ごした気になっていますが、それが相手を傷つけている場合が多いようです。愛と許しを自他共に行える相手だ、と信頼しあえていれば心配はないのでしょうが、その信頼感を築き合うまでの人間関係はそう簡単に育てられません。何を隠したいのか、隠す必要があるのか、隠す為の仮面に意味があるのか、もう一度再点検すると、日々がとても幸せになれます。:<仮面の美:146-3>:

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どんな仮面をかぶりたいの?

2007年06月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々暮らす中で、とぼけたり、避けたり、逃げたりしながら、生きて行かないと、つまらない災いに人は巻き込まれます。仮面をかぶり、その場を生き抜かないと、不幸な楽しくない日々、人生を過ごす羽目になります。仮面をかぶる事は決して悪い事ではありません、寧ろ互いに幸せな時を過ごす為に必要な事です。心理学的、哲学的、宗教的な難しい対応策を考えずに、古来から日本文化として存在する<お能>の仮面を想像しながら、今は、どんな仮面をつけたいか、どんな心を隠そうとしているのか、を意識し知覚すると精神衛生が極めて良くなります。今は<天狗><おかめ><ひょっとこ><鬼>で行こう、とさらりと決めて、複雑な混沌としたカオスの世界を単純明快な仮面で整理しつつ生き抜くのも人生の知恵:<仮面の美:146-2>:

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仮面の美学

2007年06月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人類の歴史に、いつの頃からか仮面が登場してきます。古代エジプトのツタンカーメン、ヤマトの国の能面、それぞれ、面白い歴史をかいま見せてくれます。さて、仮面は色々の思索を私達に暗示してくれます。古代から、人は自分の深層心理を見せて生き抜く場合と、見せた為に破滅の道を歩まざるを得ない場合と、色々です。仮面の存在理由を思索しながら、人の幸福を、不幸を考えてみましょう。仮面は悪か善か、天使か悪魔か、仮面と言う概念、言葉から人の心を考えるのも勉強になります。:<仮面の美:146-1>:

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握手という抱擁

2007年06月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
抱擁して友情を伝達し合わない日本文化の中で、とても大切な、さりげない愛情の伝達手法が握手です。パチニ小体と言う神経細胞は触覚を敏感に伝え合う細胞ですが、人の手とその指先に極めて沢山配置されています。ほぼ同じ配置が唇です。指先と唇は愛情、友情、親子の愛を伝達しあう重要な器官です。祈りの時も、ロザリオを唇に当てて、指先に親愛の情を込めて神様に祈ると、ひしひしと神様の愛を感じる事があります。この敏感さを意識しつつ、友達、知人に親愛の情を握手で伝達する努力をすると、暖かい人間関係を確立し意識した幸福感を味わう事が出来ます。<抱擁論:145-5>:

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魂を伴わない抱擁

2007年06月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
身体の抱擁だけを狙う男女が存在するのが不思議です。長い心理療法の臨床によれば、せめて心を抱擁して欲しいと思います。もっと言えば、愛そのものである魂同志の抱擁が男女を幸せにします。魂の抱擁は祈りに繋がる世界でもあります。マザーテレサが路上で死に行く人を抱擁する様の事です。心の抱擁は相手の気持ちを十分知った上での抱擁、身体だけの抱擁は味もそっけも無い感じがします。:<抱擁論:145-4>:

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心を抱擁する!

2007年06月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
不安感を友達に訴えた時、しっかりせよ、とすぐ説教する友、批判する友、不徳をなじる友、色々ですが、たまに私の心を静かに、暖かく、何も評価、批判せずに包み込む友人が居ます。私が触れて欲しい話題を的確に提供し(ラポール)、同じ視線を保持するよう努力し、無条件の肯定的配慮をしめし、共感しつつ、しかも自分の意見を正直に明確に本音で語る、この傾聴方法は<心を抱擁する>最高の方法と言えます。この時、どんな人格の変容が起きるかといいますと、自己肯定、他者肯定、自信、平安感、幸福感が生まれてきて、生きる意欲と知恵が湧いてきます。
:<抱擁論:145-3>:

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抱擁の効用

2007年06月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人間は必ずお母さんのお腹から生まれます。そして赤ちゃん時代、いつも抱擁されますので、安らぎと喜びの原型となっています。育つ国、文化が違うので、いつのまにか抱擁しあわない文化、抱擁し頬にキスをして挨拶をする文化、男女7才にして席を同じくするなかれ等の文化に分かれていきます。しかし赤ちゃん時代の抱擁の安らぎは、いつの時代も、どの国でも原型は同じです。心の安らぎ感、幸福感の効用はこの原型なくして成立しません。愛と信頼、平和と許し、この本能に近い抱擁を暫く思索し深めていきます。魂の抱擁、心の抱擁、身体の抱擁、この3つについて考える価値は十分あります。:<抱擁論:145-2>:

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無防備の開放感

2007年06月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
心理療法で何故心のリラクゼーシヨンを大切にするのでしよう?それは智恵が心の底から湧いて出る条件は原則としてリラクゼーシヨンを前提にしているからです。緊張から開放される熟睡後、トイレの後、温泉、森の散歩等での気付きは素晴らしい智恵をもたらします。愛する人との抱擁は無防備での開放感を生みます。神仏との抱擁(神仏の愛を意識しながら祈る状態)は安心と希望と勇気を生みます。母が優しく赤ちゃんを抱擁すると赤ちゃんはすくすくと成長します。これから抱擁の効果を思索していきます。<抱擁論:145-1>

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魂が見える人

2007年06月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
大学病院には時々魂が見えて気味が悪いので治療して欲しいと言う人が来ます。世界の学会では3つに分類します。実際に見える、大脳の生理現象、嘘をついている、この三種類に分けてから対応します。嘘の場合は何故嘘までつく必要があるのか、を対応していきます。この三種類の対応が定説だと知るだけで心は整理されます。<見神欲:144-5>:

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自分の魂を信じると、どうなる?

2007年06月15日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
愛そのものである自分の魂を信じる力は、これまた難しい所があります。信じる力、疑い深い人は、どんなものでも、中々信じません。現実吟味力が無いと、信じる相手を識別出来ないので、だんだんと信じなくなります。信じるに足る相手なのか、もともと信じてはならない相手なのか、ここが問題なのですが、自分の魂を信じる場合は全く問題はありません。自分の心と身体は魂ほどには信じられません。心は移り気な物ですし、身体は不安定で病気になりがちです。魂は病むこともなく、永遠不変なものです。例えば日常生活で嫌な相手が嫌みを言ってきた時、互いの心と身体は憎みあっていても、互いの魂だけは完全に愛しあっているんだ、ともし、信じる事が出来れば、破滅的な悲劇にはなりません。宗教心理学によれば、アメリカの大統領もイラクの大統領も心と身体は戦争はしていたけれど、魂同志は愛し合っていた、と言う事になります。良心の呵責はこの愛である魂が示唆する警告でしょう:<見神欲:144-4>:

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愛である自分の魂を信じるということ。

2007年06月14日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
哲学の中で、何を哲学するのが一番重要か、と言えば、愛そのものである自分の魂とは何か、を思索するのが一番重要ですし、楽しいものです。自分が死んだ時、果たしてどうなるのか、と言う問題です。比較文化では世界中の思想文化を研究しますが、魂についての定義を学問として学んでいくと、自分の好きな定義にぶつかります。世界の一流大学が論証する定義を選んだ方が良いと思います。私が選んだ結論は<魂は愛そのもの、老いることもなく、病むこともない、永遠不変で、生物体の死と共に、身体から離脱していく知的生命体>という定義のものに命を賭けて生きてきました。自分の魂は見えないものなので、この定義を信じて初めて理解出来るものでした。信じて見えてくるもの、その典型が自分の魂です。:<見神欲:144-3>:

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愛と見神欲の関係

2007年06月13日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人類が持つ<神仏を見たい、感じたい、会いたい>と言うそんな欲を<見神欲>と定義しています。それは本能なので、どんなに否定しても消し去る事は不可能です。むしろ抑圧する事で、心の病を生む事例も非常に多いのです。ローマのヴァチカンは国連にも加盟している唯一の宗教団体ですが、そのローマン・カトリツクでは<神は愛そのもの>と定義されています。ですから見神欲が何故人間に与えられているか、と言う意味として、愛そのものである神様を知り、日々、幸せな愛に生きる事が出来るように、人々を愛に導く為のものが見神欲である、と教えています。人類誕生から今日まで、色々の神話、伝説、宗教、哲学、考え方が存在していますが、このローマン・カトリツクの考え方を一度、本格的に勉強しておくと、欧米の人々と交際する上でも、音楽、美術、文学を楽しむ上でも役立ちます。:<見神欲:144-2>:

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愛の世界での無防備

2007年06月12日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
長い人生の間で、男女は愛し合います。古来の神話、小説でも男女の愛は色々の姿で描かれています。愛の孤独から意に反する愛の生活を送る人もいます。案外知られていない人間の本能の一つに<見神欲:ケンシンヨク:desiderium>があります。人間の本能には性欲、食欲、それにもう一つこの見神欲があるのですが、19世紀から20世紀初頭に欧米の一流大学の世界から消えていった概念です。しかしオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ソルボンヌ大学にはいまだ健在ですし、また見直され始めています。これから5回にわけてこの見神欲について思索していきます。この知識を意識し知覚する事で、愛の世界が深まり、正しい愛での無防備になる事がいかに重要かを考えます;この思索が人間の愛をさらに深めます。:<見神欲:144-1>:

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