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歩くことが唯一の趣味ですから。

日本近代文学館

2019-04-06 | Weblog
太宰治の「お伽草紙」の肉筆原稿が発見されたというので、駒場東大前の日本近代文学館へ。取材ついでの散歩が
楽しみで働いてるようなものだから、東大に取材にきたら一度くらい寄ってもいいはずの場所なのに初めてだった。
展示物は残念ながら撮影不可なのでブログに上げることができない。


旧前田邸の洋館が駒場公園に保存されている


旧大名の新華族が昭和の初めに建てた邸が公園の中にある。というより邸の庭が今は公園になっている。斜陽族の
夢の跡。この洋館は渡り廊下で和館につながっていて、和館は立ち入り可能だった。


渡り廊下でつながった和館で庭を眺められる

それはそうと、駒場を散歩する機会がなかった理由をはっきり思い出した。駅から駒場公園までの道の途中にある
スタジオで撮影をした日の夜、ヘアメイクさんが暴漢に襲われて命を落としたことが悲しくて、東大に来ても一切
どこへも寄らずに去っていたせいだ。


指折り数えてみるとあれから7年たっている


7年後「お伽草紙」の原稿発見をきっかけに、避けていたスタジオの前をうっかり通ってしまった。見覚えのある
道だったし、スタジオは7年前と同じ看板を掲げてあったから、間違えようもなかった。そういうことだったのか
と風に散る桜を見て思った。


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