散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

音楽寺

2016-07-03 | Weblog
秩父をふらふら歩いていたら、音楽寺というところを通りかかった。ちょっと寄ってみることにした。
案の定、階段を登るハメになる。暑いんだから、そういうのはイヤなんだけど仕方ない。


思ったより人がたくさんいるぞ

観光バスで札所巡りをしている人たちだろうか? 年齢層が高い。音楽やってるわけではなさそう。
身に覚えがないのに人から「パンクでしょ?」といわれる自分とは違うジャンルの人たち。


すぐに潮が引くように立ち去った

1日で札所をいくつ巡るスケジュールなんだろう? でも、たいへん暑いからバスはうらやましい。
クーラー効いてるんだろうな……。


ゆっくり寺を見物

音楽寺というだけあって、音楽関係の祈願に訪れる人が少なくないようだ。もっとも、パンクよりか
演歌寄りの祈願が目立つ。やってる人いるんだなあ、いまだに演歌を。


門前仲町ブルース


尾瀬慕情

ん? 待てよ……これって祈願というより、宣伝なのでは? 本人はサインだけ書いて付き人が
お参りしてポスター貼ってるわけじゃないだろうね!


秩父と群馬近い?


やっぱり宣伝だな


大ヒットした人いないみたい……

なんで音楽寺なんだろうと思って寺が掲げる看板を読んでも名前の由来はわからなかった。ただ、
ここが秩父事件に関係ある場所だということがわかった。


秩父困民党無名戦士の墓

われら
秩父困民党
暴徒と呼ばれ
暴動といわれることを
拒否しない


いまと同じようなデフレスパイラルで、養蚕バブルがはじけて困った人々があばれた明治17年の
秩父事件。そのとき群衆がこの寺の鐘を鳴らして秩父町になだれ込んだとか。


それがこの鐘か…

札所巡りのコースは、明治の自由民権運動のコースでもあるんだろうな。音楽と政治の蜜月の寺に
だんだん見えてきた。そういえば演歌も元々は自由民権運動の一環だっけ。末裔がポスター貼りに
やってくるのも少しは道理があるのだった。


暑い秩父はおそばがうまかった
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