散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

浪分神社

2013-06-21 | Weblog
路線バスは電車に比べて迷いやすい。迷うのは自分だけで、バスはただ決まったルートを走る。仙台から帰る前、
まだ少し時間あるから路線バスで浪分神社を訪ねてみようと思った。貞観の大地震大津波のときはともかくとして、
元禄に創建して以来、慶長の大地震大津波でも、天保の大地震大津波でも、浪に洗われず無事だったといわれる
その神社へ行くには「霞の目」というバス停で下りればいいらしい。明治29年と、昭和8年にも大津波があったはず
なんだけど、そのときも無事だったんだろうか。きっと無事だったんだろうな。


「霞の目(営)」行きのバスに間違えて乗ってしまった…

仙台駅前で「霞の目」行き路線バスを待ってたら、「霞の目(営)」行きのバスがあっちほうのバス停にきたので、
似たようなもんだろうと思って飛び乗ったのがいけなかった。「霞の目(営)」は「霞の目」よりも2つ手前までしか
行かないから、下りたあと迷いながら900m歩くはめに。自衛隊の駐屯地と飛行場のあいだを抜けていく。


すると、谷風の墓があった

身長6尺2寸5分(約190cm)、体重47貫(約176kg)の巨漢で、相撲取りとして63連勝を記録して、寛政7年に
現役のまま46歳でなくなったという。(墓の向こうは自衛隊の官舎)


谷風の墓をまわりこむと浪分神社が建っている

つまり駐屯地や飛行場も、津波に洗われない土地にちゃんと作られているというわけか。神社のまわりを見回すと
コンビニのローソンはあるし家もあるし平和に生活しているように見える。神社だけ奇跡的に無事だったわけでなく、
このへん一帯が被害を免れたのなら、それはそうだろう。ただちょっとまばらな気はするけれど、もともとこうだったら
それこそ余計なお世話だ。Google MAPでみてみると、仙台駅と海岸の中間地点にあり、海岸からの距離はだいたい
4kmほど。航空写真によれば家があるのはこのあたりまで。あとは田んぼか更地のように見えた。
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