歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

女化稲荷神社は木造で美しい

2008年12月02日 | お寺・神社
昨日の続き女化神社です。

なかなかいい境内です。


しゃがみ込み草取りをしている作務衣姿の男性、私が周りをウロキョロと歩き回っても、視線は下に向けたまま、黙々と作業を続けていました。

昔の参拝風景を描いた絵馬。昔は石畳に正座して参拝していた様です。


何だか判らない絵馬。


絵馬の狐の石像には子狐は描かれていません。


絵馬はどれも、絵の具の剥脱状態から推測して、古くても明治から大正の時代に作られた様に見えます。

しかし、今そこにある、狐の石像には“子狐”彫られているのです。


台座に彫られた年号が判読出来なかったのですが、大正や明治ではなく、江戸時代の元号であることは間違いありません。


こちらは、江戸は深川の“大黒屋藤助さん”の寄進です。江戸からここまで参拝に来て、狐の像まで寄進していたのです。

こちらも、深川の“高田屋宇兵衛さん”寄進です。

“藤助さん”と“宇兵衛さん”きっと、近所のお知り合いなのでしょう。

そうでした、狐の話し何ですが、猟師に撃たれるところを、土浦からの帰り道、通りかかった忠五郎さん助けてあげたそうです。

その狐が“白い女狐”よくある話です。助けられた女狐が、その晩、忠五郎の家に現れ、二人は夫婦になり、3人の子供が生まれたのです。

ある晩、狐である事を忠五郎に知られ、女狐は子供を残し山に逃げ帰る。哀れに思った忠五郎は、祠を建て祭るのです。

そんな謂われの女化神社。社伝によると永正2年(1505年)の創建だそうです。現在の本殿は、平成14年に再建された建物です。

どうです! この欄干。 


美しいです!


この手摺りも、この戸板も、美しいです。


やっぱり、神社は木で造るのが正しいのです。鉄筋コンクリートでは、神様も居づらい筈です。


若い男女の二人ずれ、何を神様にお願いするのでしょうか?


女化稲荷神社、なかなかケッコーでした。


それでは、また明日。


コメント
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