歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

“つくば裏脇田道” ここは白壁。

2008年12月17日 | つくば市の風景
“つくば裏道・脇道・田舎道シリーズ”の3回目です。

圏央道の工事現場を過ぎ、細い道を進みます。廻りは林で民家もありません。

そんな処に、突然、大きなお墓が出現。


門柱に彫られた名前を見ると、この辺りでよく見かける旧家の名前です。長い石畳の奥にお墓があります。

つい最近造られたようです。それにしても、こんな場所に、こんな大きなお墓が、それも一つだけ、ひっそりとです。

お墓ですから、賑やかな場所では変ですが、それにしても、ご近所さん達と離れて、何だか寂しそうな気がします。

林を抜けると畑、そして、また、林の中を歩きます。


時々、車が往来する少し広い通りに出ます。

この風景、何とも、これは、絵に描いたような、“日本の雑木林”


辺り一面の落ち葉、陽射しをいっぱい、いっぱい、受けてます。


フカフカで、暖かい落ち葉の上を、歩き回ってしまいました。落ち葉を踏みしめる音、その柔らかい感触、落ち葉の匂い、懐かしい~!


雑木林の中を“変なおじさん”が、はしゃいで歩き廻る姿を、横目で見ながら車が通り過ぎて行きます。

いつまでも、落ち葉の上ではしゃいでいると、ホントに“変なおじさん”になってしまいます。

雑木林から出て、また、細い裏道、脇道、田舎道に入ります。すると、辺り一面の“枯れ草林” これは、いったい、何じゃ?


近づいて見ると、何と、これは、ナスです! 枯れ果てたナスの残骸です。収穫時期を過ぎたナスは、こんな可哀想な姿で“ほったらかし”にされるの?

もう少し、何とか・・・・・・・と、思うのでした。


ナスのミイラ畑を過ぎると、集落に入ります。

いいです! 青い空、赤錆びたトタン屋根、土壁の納屋、そして、柿の大木。


こちら、通りから奥まったところに、


“漆喰なまこ壁”の塀が見えます。脇には大木、なかなかの風景です。近づいてみたかったのですが、ちょっと遠慮しました。


漆喰の白壁が、


時代劇のオープンセット風。


なかなかの佇まい。


石垣と云い、塀と云い、母屋と云い、納屋と云い、まだ新しく、綺麗です。まさに、庄屋様のお屋敷です。


いまでも、こういう様式で、新築される方がいるのです。きっと、先祖代々の土地、暮らし、習慣を守る、堅い決意の現れなのでしょう。

でも、もしかして、つくばの開発で農地を売り、大金が転がり込んで、その結果、有り余る財力の一部で、こんなの造って見ました・・・・・・、何て事だったりして。

まぁ、そんな、下司の勘ぐりはやめにして、じっくり、お屋敷を拝見します。

“つくば市”の中心街を少し離れると、こんな風景が見られるのです。これが“筑波”の昔の風景なのでしょう。

まだ、裏道、脇道、田舎道を歩きます。


それでは、また明日。

コメント
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