S660 おそらく最後となる定期点検でディーラーに行くと
ホンダの電気自動車がありました
その名はホンダe
Hが大文字になっているHondaロゴはコンセプトカーでよく見かけるものですが、市販車に付くのは初めてかも
充電ソケットはフロントフードのエアスクープ様のところにあります。
キーを持って近づくと
ドアハンドルがポップアップ、車が動き始めると格納します
内装はなぜか木目調 BMW i3が7年以上も前に自然素材を使った内装を採用しているので
BMに先見性があったと言えるかも
ガラスルーフはハメ殺し、シェードは手動でスライドさせます(電動では無い)
ドライビングポジションはアップライト気味かと思っていたら、意外に足を前に投げ出す感じでちょっとスポーティ
ただフロアが高いので、リアシートは前後が狭いこともありサードシート的な膝を抱えるようなポジションになってしまいます
シートベルトが茶色なのはちょっとお洒落
サッシュレスドアにはパーシャルウインドゥの機能が付いています。
リアのハッチは残念ながらノンパワー、ラゲッジの底は浅くて積載能力は低いです。
サイドミラー代わりのカメラ映像は
Aピラーの付け根あたりのモニターに出ます、目線の移動がドアミラーより少ない反面
距離感がつかみにくく、かなり慣れが必要な感じ。
ルームミラーは鏡像とモニター映像が選択できます。
モニター映像は鏡像の3倍ほど横がワイドに映るのですが、走行時に見ていると酔いそうになったので
コンベンショナルな鏡像で試乗しました。
靴のマークが付いているのがワンペダルモード
これにするとアクセルのみで速度コントロールが出来ます。
ドライブモードはスポーツとノーマル
ダンパーは変わりませんがスポーツモードだと気持ちパワー感があり
ステアリングに付いたパドルで回生ブレーキの程度が変えられます。
これがよく出来ていて、減速時に➖パドルを引くとシフトダウンしているかのような動きをします。
加速感はは先日試乗したプジョー e208より速いと思いましたが
i3ほどでは無いと思ったら、やはり0−100km加速はホンダが8.3秒、BMが7.3〜8.1秒(レンジエクステンダーの方が遅い)でした。
電気はゼロ発進の加速感が強いので早く感じますが意外と100kmまでの加速はそうではありません(テスラ除く)
コーナーリングは初めてi3に乗った時ほど低重心を感じさせ無いものの、小回りの良さには驚かされます。
回転半径4.3mで転回時は軽自動車よりクルッと回る感じで、ちょっと感動します。
そして一番驚かされたのは装着タイヤ
ミシュランパイロットスポーツ4 225/45 しかもZR規格
こんなハイグリップタイヤ履かせているから、航続距離が300km前後しか無いのではと思ってしまいます
7年以上も前にホンダeと同じRRレイアウトでカーボンボディレンジエクステンダーもあるのに
商業的に成功しなかったBMW i3と比べると、ほとんど新しさを感じさせないホンダe
i3が先進すぎたのか
電気自動車を広く世に知らせると言う意味ではアリかもしれませんが、初代インサイトほどのインパクトには欠ける気がしました。