少し前の話になりますが、F55ミニのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)マニュアル仕様に試乗できる機会がありました。
トルコンATのJCWの試乗からほぼ一年で、ようやくMT版に乗ることができたわけです。
色は一見黒に見えるレベルグリーン
相変わらずコンベックス気味のホイールは、ガリ傷が怖くて歩道に幅寄せ出来ません
変なモールを付けるなら、その分オーバーフェンダーにすればいいのにと思ってしまいます。
FFでシフトレバーが長いからあまり期待していなかったのですが、意外にカチッとしてストロークも見た目より短めでした。
ABCペダルは若干右にオフセット気味ですが、ボク的にはフットレストとクラッチペダルの高さがほぼ同じで、その間が狭い方が気になりました。
クラッチは重いというよりネバーッとした感じ、おまけに踏みしろが深い割にミートポイントが浅いので発進は気を使うかも。
走り出してしまえば下のトルクが太いので乗りやすいのですが、アクセルのペダルストロークが短いためすぐにベタ踏み状態になってしまいます。
決して高回転型のエンジンではないので仕方ないのでしょうが、クラッチとのストロークに差がありすぎて戸惑います(まあこれは主観的なものですが)
HUD(ヘッドアップディスプレイ)にはデジタルのタコメーターとシフトポジションとシフトアップのインジケーターが表示されます
6速もあると、たまにどこに入っているか忘れることがあるのでこれは便利かも。
アクセルペダルがオルガン式のせいかヒールトゥは非常にやりやすく、またシンクロレブコントロールが付いているのかと思わせるほどシフトチェンジはミスることがありません。
ブレンボのブレーキは相変わらずの絶品、でもクセのあるクラッチ、踏み抜いてしまうほどストロークの短いアクセルと、何となくABCはアンバランス(これも主観の問題ですが)
2リッター231PSなので、とんでもなく速いというわけでもありませんが、かなりFFさが薄まった分、クセのあるマニュアルトランスミッションはこれで味なのかもしれません。
リバースの位置は左上、セールス氏からろくにレクチャー受けずに走ってしまったので、初めギアが入れられず焦りました。
押したり引いたりするのではなく、力で一番左に持っていきます
JCWそれなりにいいのですが、このエンジンだったらクーパーSDにマニュアルを組み合わせた方が面白いかもと思ってしまいました。
そのうちディーゼル版JCWが出るかなぁ