ミニの新型ディーゼルエンジンの先行試乗会
新型ディーゼルエンジンのラインナップは
3気筒がMINIクーパーDで116PSの27.5kgm
4気筒がMINIクーパーSDで170psの36.7kgm
同じ4気筒でもMINIクラブマンになるとクーパーDが150psの33.7kgm
クーパーSDが190psの40.8kgmと、同じB47エンジンながら3種類のチューニングがされています。
今回の試乗は各モデルの乗り比べができるわけではなく、事前のリクエストに応じて車を用意してくれるというものでした。
190PSのクラブマンSDは、まだ準備が出来ないということだったので、170PSのMINIクーパーSDをお願いしてみました。
当日待っていたのはボルカニックオレンジの3ドア
190PS版に乗ってみたかったので正直あまり期待していなかったのですが、この色だけで結構イイかもと思ってしまいます。
リアにまわるとSDのバッジ、マフラーがガソリンのS並みに太いのが
ディーゼル車は簡単にマフラー交換ができないため、これは大事です。
タイヤはダンロップSPORT MAXXのランフラット、このサイドウォールはMINI認証の★マークがカッコよく見えます
内装は去年乗せてもらったJCWに近い感じ
と思ったらオプションのJCWステアリング付きでした
エンジンを始動してみると
車内にいるとディーゼルと思えないほどの静かさ、そして振動の無さに驚きました。
窓を開けないとガラガラ音が聞こえません、クロスオーバーからの乗り換えだとガソリン車と見分けがつかないかもしれません。
しょっぱなからスポーツモードで行きます
以前よりグラフィックが増えて、にぎやかになりました。
おもしろいのが、瞬間馬力とトルクの表示機能
ピークホールド機能が無いため、その場でしか見れませんが、ギミックとしては
車が増えてきた夕方だったのですが、割とアクセルが踏み込めた時トルクフルな加速とともに
明らかにディーゼルでは無いサウンドが室内に響きわたりました
隣に座っているセールス氏に、「音作っているでしょう?」と尋ねると「はい、スピーカーから流してるみたいです」
これが噂に聞くアクティブサウンドデザイン(ASD)なのか(これがどういったシステムになっているのかはセールス氏もわからないようでした)
モードを変えると音の感じも変わり当然スポーツモードが一番イイ感じ、これが空ぶかしだとただのガラガラディーゼル音になってしまうので
車両の状況をチェックしながら音を作っているようです。
何の音がするのかというと、排気音ともエンジン音とも違う感じなんですが心地よい音なのは確かです。
ASDについては、こんな記事がありました
Mini's 'V8 muscle car' - autocar.co.uk
軽量化されたエンジンといっても、やはりガソリンよりフロントヘビーらしいのですが、アクセルオンでもノーズがぐいぐい入っていく感じで
トルコンAT(MTは入れないらしい)のレスポンスもよくなって、これにJCWのブレーキを付ければ完璧な感じでした。
MINI E以来話を聞かないEVも立ち消えになっているわけではないようですが、ここまでディーゼルのネガをうまく隠して
スポーティカーに仕立ててくると、新たなMINIの特色になりそうな感じがしました。
SDはスポーティディーゼルの略だったりして