来るべき電気自動車の時代へ対応するため
プリウスPHVを1日試乗してみました
ただのPHVだったら興味を示さなかったところですが、TRD仕様というところにそそられました。
エアロがフル装備で

マフラーもTRD、カッコいいディッシュタイプのホイールは18インチです

ディーラーを出て一路高速道路に向かいます。
スイッチオンでもフル充電なので、せっかくのTRDマフラーからの音は聞けず
タイヤノイズだけが車内に入ってくる感じです。
街乗りでは不満がなかった加速ですが、高速の合流、追い越し加速ではパワーモードにしていても不満があります。
見た目が超カッコ良い18インチホイールですが(16インチ用の脚で)多少チューニングしてあるとはいえ、明らかにオーバースペックでドタドタします。
15インチあたりなら、タイヤの厚み分で突き上げを和らげてくれそうです。
20kmほど走ったところでサービスエリアで初充電、充電カードはディーラーから貸してもらってます。

ドキドキしながらEVステーションの説明を読んで、かなり重たい充電ケーブルを繋ぎます

ここで0.6kWh充電、85%程度に回復
ここから25kmほど走り、今度は高速を降りたところにあるコンビニで充電

2kWh充電して75%程度に回復
今までの2箇所はCHAdeMO(急速充電)、この日は天気が良かったのですが雨の日は屋根が付いていないのでちょっと大変そう。
SAもコンビニもEVステーションはかなり離れた所に設置してあるのも、若干不便そうです。
プリウスPHVは100と200Vでも充電出来、そのケーブルはトランクに収納されています。

高速を降りてから一般道で又20kmほど走ると充電量は35%まで低下
アウトレットのEVステーションは200Vなので左のソケットです

1時間弱で85%まで回復しましたが、やはり急速充電には敵いません。

プリウスPHVのリアゲートは軽量化のためカーボン製です、車内からもその地肌を確認することが出来ます。

ダブルバブル風のリアウインドウも通常のプリウスと差別化しています。
2代目ホンダCR-Xのエクストラウインドウをパクってる
2分割ウインドウ
昼はあまり見辛さは感じないものの、夜間は視界を妨げてる感じでした。
プリウスPHV最大の弱点は積載能力の低さです

バッテリー分カーゴスペースの天地が狭く、ハイターを縦に置くとトノカバーに干渉します。
定員が4人とか、ソーラールーフが下位グレードしか選択できないのも微妙(これもバッテリー重量の影響らしいです)

LED付きのTRDエアロで全点灯するとこんな感じです。
写真では分かりませんが、実際は微妙にLEDの色合いが違うので、ボクだったらLED無しのエアロを選びます。
ショッピングセンターは200Vで、しかも1時間限定だったりするのであまり充電できません。
自宅に充電設備が無くとも、ギリギリ何とかなりそうですが近所に急速充電が無いと、心理的に厳しそう。
今回は運動性能とEVステーションの状況とかを知りたかったので、(元々燃料がフルタンクで無かったこともあり)ほとんど燃費はチェックしていません。
以前に試乗したBMW i3は1モーターで、かなりアクセルワークに反応するキビキビ感があったのですが、PHVは2モーターでありながら、そう言った電気自動車らしさを感じる点は少なかったです。
100、200VとCHAdeMOの3電源に対応しているのが一番の特徴でしょうか。
ミッションはボクの大嫌いなCVTですが、電気自動車との相性は良いらしく、ガソリンエンジンのそれで感じるモッサリ感は全く感じませんでした。
余談ですが、サーモテクトライムグリーンは遮熱塗料らしいので、機会があればぜひ夏場に乗ってみたいところです。