市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

とどろくと胸に呼ぶごと花火の夜いつそ君ならば着崩してみむ

2013-07-23 21:06:05 | Weblog


 恋歌が浮かんだ。今夜は由比ガ浜の花火。ここからは山にはばまれて、音も遠く、もちろん花火の片鱗も見えない。



 この遠さも夏の風物めいていい、と感じる。夕ご飯は焼肉。夏ばて防止、と。



 誰に対するというわけではないけれど、恋の歌。最後あたりの水中花火の轟音が、すこし長めに聴こえて、こんな歌も生まれた。



 いっぽうで、ラジオからはヘンデルの「涙の流れるままに」など聴こえる。これもいい。




 すこしづつ、晩年をみつめるまなざしに、わたしの季節はうつろうてゆく。



 楽しみつつ、最後の瞬間まで、うつくしくありたい、と。女性ならば、いいえ男のひとだって、きっとそう願っているのにちがいない、花火の夜。



















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アルファポリス