市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

しんなりと馴れし絽織りに夏風の抜けゆけば扇の羽をひらかず

2013-07-06 11:45:38 | Weblog


 今日はいちにち在宅。


 外出予定はないから、ひさびさに綿絽木賊模様の浴衣に藍染の、これも木綿の帯。
 夏は、いろんな小物をはしょって、下紐何本かで、あっさりと着付けてしまう。

 白地に、ごく少し利休いろの混じった鼠の木賊模様も、着丈は短いし、さわり心地もしんなりしているし、たぶんずいぶん古いんだろうけれど、昔の染めはしっかりとしていて、裏までちゃんと色目が通る。うわっつらだけでない丁寧さが潔い。

 炎天下でなければ、着物は涼しい。いえ、真昼の盛夏だって、気合で着る和服は、それだけでほんとに涼しい(ということにしておこうっと

 関東甲信越は梅雨明け宣言。明日の七夕、天の川、彦星織姫が眺められる?
 



 南北の窓を開け放つと、エアコンなしで風が通ってゆく。新居はすごく居心地がいい。


 絽織りもまた。
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