と、暑さに負けて、つい横になって眠ってしまった。もう4時半。今日はお休みの日。
朝はなるべく早起きするけれど、あれこれとせわしなくするうちに、あっというまに時間は過ぎる。
昼を回ると、エアコンを使っていても、熱気が部屋全体を包むように昇ってきて、まばたきのたびごとに、視界に朱色、オレンジレッドがちらつきそうになる。
母はすこし落ち着いた様子。
このひとの長い人生を遠くに眺めながら、わたしのできることを、また考え直す。
電話の中で、母の声が、ときどきちいさい子供のように聞こえることがある。
6時までもうちょっとがんばろ