市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

スーパーの棚の空白ざわざわと人声のたつ黒くしのびよるもの

2011-03-14 17:23:54 | Weblog

 今日は臨時でお休み。




 気持ちはざわめく。日常の決め事を済ませながら。


 この地区は今日、輪番停電ない様子。情報が流れ続け、必要な情報の取捨にとまどう。


 買い物に行ったら、生活用品、食品類はだいぶなくなっていた。流通がとまっていて、品物が入ってこないという。

 
 がらんとしたスーパーのなかで、買い物客の話し声は、ふだんよりも大きく聞こえる気がする。ふだんよりも口数が多い。困惑を隠せないような。


 被災地の惨状からすれば、こちらは穏やかなもの。

 こういうときこそ落ち着いて。




 ふっと心が惑うと、黒い不安が足元をあやうくする。




 それでも、すこしチェロを奏でた。

 
 音色のゆたかさで、心の均衡を測る。















 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルファポリス