雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

やはらかに湖水深める秋の面の月日は素のまま光る現在

2010-09-05 19:38:30 | Weblog

 つぶやき。




 こうであれば、と。



 そのとき自分で考えぬいた選択のよしあし、どんな結果であれ受け入れて、また未来を模索するしかない。



 「Itと呼ばれた子」を通読。一番最後に、「青春編」


 これはS・キングの「スタンド・バイ・ミー」みたいで、とてもよかった。ミゼラブルでなく、グロテスクでなく、逆境に育ったデイブの少年時代のほんのいっときにせよ、心温まる友情ものがたり。


 随所に少年デイブのするどい認識や、社会差別へのまなざしが注がれているのだけれど、彼は決してネガティブな感情に支配されない。それがすごい。


 ひとりよがりにならず、誰のこともおとしめない。






 そして克服していった数々。



 その微風のようなヒトコマ。




 すてきな読後感でした












 





 
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こすもすよ時空のはたてさやさやと少女恋ふれば草原のまま

2010-09-05 18:58:18 | Weblog

 秋桜に、また宇宙に。





 なぜ、あの薄紅や白や、オレンジの、キク科の華奢な一年生草本を「コスモス」なんて、雄大な名前をつけたんだろう?

 メキシコの中央高原に自生していたのを、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界に伝わり初めたとか。



 手元の資料をながめたら、キク科あるいはアスター科で、コスモスの語源のギリシャ語は「美しい」という意味。


 なるほどねそれならわかる。宇宙もコスモス、お花もコスモス、感動は同じ。







 わたしは、この花の群落が好き。花はなんだって好きなのだけれど。

 春の桜もそうだけれど、視界と世界いっぱいの花いろに埋もれていると、時間と空間の感覚を忘れてしまいそうになる。



 花言葉はたしか、「少女の愛情」


 
 中原淳一、蕗谷虹児ナドナド、大正浪漫の美少女が脳裏にぱっと浮かぶ。





 
 過ぎてしまって巻き戻せない時間と空間。




 少女時間・少年空間。





 ……





 さまざま日常をこなしながら、まめやかに今日も過ぎていった。感謝。








 



 
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アルファポリス