市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

胸埋むぬくもりもとめ寄り添ふて離れゆくまた雨散りかかる

2010-02-16 08:15:17 | Weblog


 雨に。




 冬から春へうつろひ。


 きさらぎの雨はことにつめたく感じる。辛夷のつぼみは、まだかたいけれど、内側からほのぼのと明るい白さを保って一日ごとにふくらみ初める。


 潤んだようなほのくれなゐの沈丁花。



 ささやかな心づかい、暖かな思い、さりげない仕草にほのみえる情愛……ちいさな日常を、しみとおるようにうれしく感じる季節。






 
 夜明け、このいちにち、丁寧におつとめできますように。自分に言い聞かせてことを始めた。

















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アルファポリス