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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★小布施紀行

2021-03-24 10:09:29 | 日記・エッセイ・コラム
  1都3県の緊急事態宣言の最終日21日に、小布施を訪れた。

 3年前に見そびれた北斎最晩年の大作「大鳳凰図」(89歳時)と一茶ゆかりの古寺「岩松院」をどうしても見ておきたかったからで、この時期を逃すと混雑必至だった。

 小布施は、半径2㎞程の範囲に約1万人が住む小さな町だが、100万人の観光客が訪れる人気の観光地だ。

 さて、岩松院までは、長野電鉄小布施駅から約2㎞なので、リンゴ畑を見ながらゆっくり歩いても30分で着く。説明を聞いた後、畳に座って見上げる天井画は、それほど大きくないが、「北斎館」内に展示されている作品と異なる鬼気迫る迫力があった。

 一年中、混雑するので、市内観光バス「小布施ロマン号」が運休中の今の時期に防寒対策をして、のんびり徒歩観光を楽しみたい。

★緊急事態宣言解除の意味(番外編)

2021-03-20 16:51:11 | 日記・エッセイ・コラム
「緊急事態」と聞くと、緊張感が走り、身構えるように、言葉の響きと言うものは、不思議な力を持つ。

 これは、災害大国ニッポンが背負う宿命から研ぎ澄まされた感性で、新型コロナに使用すべき言葉かどうかと、戸惑いを感じるようになった。

 大都市で、夜間の外出自粛や営業時間規制を無視する現象が起きる一方で、指示に忠実な地方都市が、正常な経済活動を阻害されている。

 この矛盾した現実をどう解決して行くかが、今後の大きな課題で、これは偏に東京都知事のリーダーシップにかかる。

 都知事は、為政者であって、広報官ではない。政府が、緊急事態を解除した背景には、「緊急事態」の定義にそぐわないとの判断が働いたと勘繰っている。

★緊急事態宣言解除の意味

2021-03-19 08:50:32 | 日記・エッセイ・コラム
 菅総理は、3月21日で、1都3県の緊急事態宣言を解除すると発表したが、今後の対策となる「5本の柱」は、個人の行動面で、従来と変わるところが無い。

 為政者が、専門家を交えて1年間、学習を積んできた結果の判断を、軽々に評価するを慎み、収束に向かうことを願うばかりだ。

 安全と安心は自らの手でと肝に銘じ、自分の立ち位置だけを固め、感染予防に努めればよい。

 1年前は、マスク着用を嫌ったが、途中から、マスクをしないと不安になり、今ではマスクをしていない人に嫌悪感をもつようになった。

 これが、良いことなのかどうかはさておき、自分のありていだと思ったら、気が楽になった。"(-""-)"

 
 

★東京無情

2021-03-15 08:21:44 | 日記・エッセイ・コラム
 1都3県の緊急事態宣言の解除に関心が集まっているが、東京オリンピックの開催を断念するつもりなら、解除すれば良い。率直に言えば、どうでもよい。

 東京の人出をTV映像で見る限り、平常時の混雑ぶりと大差なく、専門家でなくても、「リバウンド」の可能性を感じる。

 さて、花見や、卒業・入学・入社等々で、人の移動が多くなるシーズンになった。

 卒業旅行で、金沢へやってきた大学生が、「比較的安全なので、美味しいものを一杯食べて、観光を楽しみたい」と、臆面もなくインタビューに答える。

 飲食は、人数と無関係で、串焼き・たこやき・コロッケ等々、食べ歩きグルメ禁止令を出さない限り、若者たちが、ウイルスを拡散する構図は変わらない。

 某県知事でなくても、「東京にオリンピック開催の資格はない」と言いたくなる。

 

★鎮魂

2021-03-11 09:38:07 | 日記・エッセイ・コラム
 東日本大震災の被害は、家屋の全壊・半壊で約30万戸数、死者約16,000人で、行方不明者は2,525人にのぼる。

 家屋は再建できるし、死者の霊も弔うことが出来る。しかし、行方不明の場合、残された者の思いは、複雑で痛ましい。

 愛おしい人を失った悲しみでも、年月の経過とともに和らぐが、生死が分からない場合、気持ちの踏ん切りがつかず、心が休まるときがないのが道理だ。

 しかし、人間社会は、不条理の連続で、心の安定を求めるのが難しい。在りし日の姿を追って、後ろ向きに過ごしたのでは、もっと悲惨だ。

 「在りし日の記憶にすがり止まるより 見果てぬ夢をともに進まん」。道を迷っても、歩いていれば同じ到達点に着くと思って、同行二人の心境に入れるものなら、、、。