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時悠人chosan流処世術

★彦根城と琵琶湖紀行②伊吹そば

2021-03-04 08:57:56 | 旅行記
 彦根城近くの「夢京橋キャッスルロード」は、白壁と黒格子の町屋風に統一され、江戸時代の城下町をイメージした町並みで、新しい名所になっている。

 その一角にある献上そば「つる亀庵」は、伊吹山麓で栽培される在来種「伊吹そば」を扱っており、毎月末に「晦日そば」を供している。

 テーブルに置いてあった「本日は二月の晦日」と書かれたメモによると、「晦日そば」は、江戸時代中期からあった風習で、そばが切れやすいので、月末にその月の苦労を切り捨てて、翌月に持ち越さないようにと願いながら食べたのだそうだ。

 店では、お客様の家運・身代が、そばのように細く長く長続きし、寿命が延びるようにと願い、毎月、晦日限定で、1品縁起物をサービスしており、2月は出世魚の縁起を担ぎ「ぶり大根」だった。

 望外の温かい心遣いに感謝しつつ、ぶり大根とコシが強い伊吹そばの味をかみしめた。(^^♪