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時悠人chosan流処世術

★金婚式(前編):贈り物

2021-11-11 07:37:42 | 日記・エッセイ・コラム
 昭和46年11月10日、東京青山で結婚式を挙げて、50年の節目を迎えた。

 妻へのプレゼントを何にするか、1カ月前から思案し続けたが、妙案が浮かばないまま、日が過ぎた。

 妻が欲しい物を探ろうとしても、訊けば、サプライズにならない。ふと、40年ほど前、ある上司から、「プレゼントをする秘訣は、予定した金額で、最高の物を選ぶことだ」と教わったことを思い出した。

 しかし、具体的な品を決めるのは難しく、思いあぐねた挙句、「私が欲しい物=妻が欲しい物」と考える結論に辿り着いた。

 そうすれば、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」のような悲劇が起きないし、共有すれば、価値が倍加するので、我ながら妙案だと悦に入った。

 「私が欲しい物」を3点買い込み、手紙を添えた。