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時悠人chosan流処世術

★松前紀行①無石の藩

2020-10-10 08:52:40 | 日記・エッセイ・コラム
 10月6日、待望久しかった松前を訪れる夢が叶い、小春日和のような日差しを受けて、歩き回った。

 松前は、北の要衝で北前船の交易で栄えたことや、函館戦争、松前漬けと桜祭り程度の知識しかなかったので、歴史の襞に触れて、新鮮な感動を覚えた。

 松前城は、北海道唯一の城で、二つの名前を持ち(松前城と福山城)、全国唯一の「無石の藩」等、地元の子供達なら常識の史実を、この年齢になって初めて知ったことを、面映ゆくも愉快に感じた。

 とりわけ、興味深く感じたのは、風土との関りで、松前では米が獲れなかったので、「石高」表示できず、「無石の大名」となった。

 しかし、徳川家康は、黒印状で、松前藩にアイヌ民族との交易独占権を与えたので、豊富な水産資源と相まって、北前船で繁栄を極めた。