プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第24回高槻シティハーフマラソン④アフター後半その2

2016-01-29 09:04:26 | スポーツ
 「風が今なお、しばらく収まりそうにありません。現在、加賀温泉駅の一つ手前の大聖寺駅に停車中ですが、ご希望のお客様には、ここで降りて頂きます。」と、車内アナウンスが流れた途端、先の若者は、待ちきれない様子で、荷物を持って席を立った。

 ところが、「なお、どのドアを開けると良いかを調査中なので、今しばらく、お席でお待ち願います。」との続報に、苛立ちを隠せず、不機嫌な表情に変わった。

 10数分後、開閉ドアの号車が告げられると、目算で30人ばかりの乗客がホームに降りた。しばらくすると、旅館の送迎バスが、何台も駅前に到着した。私は、全員、乗り込む後姿をぼんやり見送った。

 やがて、2時間以上過ぎて、「今夜は加賀温泉に泊まろうか」と弱気になった時、「風が弱くなったので、先に停車している列車から順次運行を再開しますので、今しばらくお待ち願います。」と、告げられた。

 最終的に、ダイヤより3時間近く遅れて、金沢駅に到着した。路面が凍結し、すべる夜道を、何度も転倒しそうになりながら、何とか、無事に帰宅した。「行きはよいよい、帰りは怖い」のマラソン旅行だった。