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★沖縄避寒旅行④波上宮周辺

2016-01-13 16:12:16 | 旅行記
 滞在二日目、ディパックを背負って、ホテルの裏から海岸沿いに続く遊歩道を「波上宮」まで、2時間ほどのラン&ウォークに出た。

 メラルド・グリーンに輝く海を眺めながらのスロージョグは、海風をほほに受け、心地よい。海岸線沿いに点在する小公園で休憩をとりながら、進んで行くと、切り立った断崖が行く手を遮った。振り仰ぐと、朱色の社殿が目に飛び込んできた。境内入り口に回ると、シーサーに似た狛犬が沖縄らしさを感じさせた。

 那覇港を望む高台の上に位置する「波上宮」は、奥武山公園内の「沖宮」も名を連ねる「琉球八社」の首座を占める。ちなみに、琉球八社とは、琉球国府から特別の保護を受けた八つの神社を指す。

 境内入り口の右手には、孔子廟や護国寺があり、近くの旭ヶ丘公園には、対馬丸記念館や小桜の塔が建っている。観光客の姿は少ないが、歴史的には貴重な施設だ。

 なかでも、「対馬丸犠牲者の碑」は、昭和19年8月22日に米潜水艦ボーフィン号に撃沈された学童疎開船の犠牲者を悼むもので、1,400人以上の子供が落命したと知った。

 静かな公園内に、忘れ去られたように建つ慰霊碑の前で手を合わせた。為政者には、いかなる戦争にも正義は無く、犠牲者は常に一般市民であることを肝に銘じて貰いたい。