プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★千歳マラソン:もう一つの魅力

2011-06-10 08:53:52 | 日記・エッセイ・コラム

 0446月に開催される千歳マラソンは、本格的な観光シーズンを迎えた北海道の華やぎが漂い、心浮き立つ雰囲気に包まれる。私がこう強く感じるのは、長く厳しい冬に耐えた北国の人間に共通する心理かも知れない。

020 015 コースに沿うように流れる千歳川は、支笏湖を源とし石狩川に合流後、日本海に注ぐ一級河川。ゴール近くの川べりで、バーベキューを楽しむグループから声援が飛ぶ。あたりに肉の焼けるいい匂いが立ちこめ、ランナーには耐えがたい誘惑だが、アフター・レースの喜びを感じる瞬間でもある。

 ゴール後、バターと塩を添えて振舞われる蒸しジャガは、名前も「インカのめざめ」。北国の大地が目覚めたご褒美のように、疲れた体に最高のプレゼントで、その優しい甘みが、腹底にしみわたる。

016 広大な青葉公園と千歳川沿いの遊歩道は、ジョギングするには最高の環境にある。支笏湖湖畔の宿で朝食をとっていたら、餌場にアカゲラを見つけた妻は大喜びだった。訪れる度に、夏期の避暑地として長期滞在すれば、私の走力もきっと向上するに違いないと、虫の良い夢を見ている。