「証言と遺言」と題す写真集 菊次郎から同志たちへと
表紙写真の杉松さんは、原爆ために苦しみ抜き、精神病院に入れられたこともある。
憑かれたように写真を撮り始めた菊次郎さんも、一時期精神病院に入っていたこともある。
暴漢に襲われ、家を焼かれても...告発の写真を撮り続けた不屈のひと。
わたしは1987年に出会った写真集「戦争がはじまる」 社会評論社のに感銘を受けてファンレターを出して以来の付き合い。
本書は、さすがにデイズジャパン発行なので...大判の写真が迫力あり。
巻末には弟子である那須圭子の、「棺桶の行方」と題した小文。
デイズジャパン主宰の広河隆一が「ジャーナリストの原点から」を綴っている。
------ 内 容 -------------------
すべての同志にむけて 福島菊次郎
1 広島の被爆者 中村さんの記録
2 原爆と人間の記録
3 ある女子挺身隊員の死
4 国敗れて
5 日本の軍需産業
6 日本の軍隊
7 東大闘争
8 首都騒乱
9 あさま山荘事件
10 農民たちの三里塚
11 学生たちの三里塚