「むらさきのスカートの女」 今村夏子 朝日新聞出版
芥川賞を受賞したので、読む詠む。図書館予約してから届くまで激しく長かったので、期待たかまりまくり。
ふむふむと思っていたら、あれれのれ「黄色いカーディガンの女」のストーカーっぷりが気持ち悪い。どこまで行くんだあと思いながら、はらはら。過剰妄想、あ、妄想って過剰だから「妄想」だけで充分か。とにかく過剰なの。おーばーふろー。
気持ち悪い感じは、逆に言えば「独特の視点」ということか。はまるひともいるだろうなあ。
純文学としては、とても売れているらしい。なんとなく想定できる。独特の視点。
紫と黄色を混ぜたら、黒になる? どちらも貧困の女。
著者自身も、ホテルの清掃員のアルバイトをしていてある日、バイト先から「明日休んでください」と突然言われ、帰宅途中に突然に小説を書こうと思いついたのが発端で作家になったんだと。