死刑囚が気になっている昨今。ぎゃー。初心で読んだら、なんと6年前に詠んでるではないか。この小説。
ががーん。びっくりだが、忘れんぼう千恵子は6年前は覚えてないか。
印象は、ほぼ同じだが...微妙に知り合いの死刑囚が10人以上? 死んだぶんだけ悩ましさが増える。そんなこんなで3週間かかって読了。なんだか疲れたので6年前のを引用。
ひさしぶり高村薫よみとおす 「冷血」えがく極北の地を
「冷血」 高村薫 毎日新聞社
90年代、高村薫を何冊も読んだ。とくに合田雄一郎刑事シリーズは、たいへん面白かった。
その後、「晴子情歌」も「新リア王」も馴染めなかった。
堀川恵子の死刑本に高村薫が推薦文を書いていたので、ひさしぶりに読む。
うーむ。ふくざつな気持ち。雄一郎ずいぶん変わったし。
もはや、ミステリーの域を脱している。
やはり御大トルーマン・カポーティ『冷血』の影響を受けているらしい。
この米国のノンフィクションは非常に面白かったけどねー。
------ 備忘メモ ---------
上150 医療過誤 弁護士3人も出てくるか
上153 糊のきいたワイシャツ 刑事を支えるべき妻の献身の象徴として重視 けっ
上209 キャベツとの比較 苦笑
上232 ネットでの誹謗中傷に抗議する少女たち シスターフッド
上300 ブランド品三昧の危うさ
下6 調書 誘導あきらか
下9 当番弁護士
下153 偽りの記憶 ここでも出た
下195 届かない葉書 拘置所ありがち?