千恵子@詠む...................

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物流の危機は終わらず如何にせん首藤若菜と 岩波新書

2019年03月04日 | 詠む

「物流危機は終わらない  暮らしを支える労働のゆくえ 首藤若菜 岩波新書

即日配達、無料配達。おかしいだろの中身の分析。

宅配運転手にしても、トラックドライバーにしても過酷な労働。見えない労働なんだなあ。ブラジルみたいな大ストライキないし。

--------- 目次 ----------

第1章 宅配が止まる? ――ヤマト・ショックから考える
 1 ヤマト運輸の「サービス残業」問題
 2 「即日配達」と「送料無料」――ネット通販以後
 3 「お客様のために」――形骸化していったルール
 4 社会を維持するコスト

第2章 休めない,支払われない,守られない――トラックドライバーの現実
 1 物流の九割を占める日本経済の黒衣
 2 ドライバーを取り囲む法制度の「抜け穴」

第3章 悩む物流――なぜこんなに安く荷物が届くのか
 1 激化する業界競争
 2 賃金の低下と成果主義の強化
 3 物流二法は何をもたらしたか

第4章 経済のインフラを維持できるか――持続可能性の危機
 1 危機の解決策はあるのか
 2 深刻化した人手不足
 3 「適正な料金」に向けて
 4 運賃が先か,賃金が先か
 5 荷主を巻き込む

第5章 物流危機が問いかけるもの
 1 「適正」な企業が淘汰され,「不適正」な企業がはびこる
 2 「高い質を安い価格で」の限界
 3 ルールづくりの重要性

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