千恵子@詠む...................

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「告発の正義」 なんぞや腑分けする 郷原信郎ちくま新書と

2016年01月13日 | 詠む

「告発の正義」 郷原信郎 ちくま新書

元・検事ならでは、というか特捜検事だもんね。エリートなのだが、理想通りにはいかない。自身の体験を踏まえて「告発の正義」の腑分け。

現実を見ると、警察・検察の焼け太りを狙う「刑事訴訟法等改悪案」とか不信感もりもりなのだが...郷原信郎弁護士は「よりよき検察」めざして提言し続けるのであった。

-----------  目次 緑字は千恵子メモ ------------------------

第1章 「社会的事象としての告発」をめぐる構図

雪印食品牛肉偽装事件におけるホイッスルブローワー

オリンパス 内部告発

第2章 「法律上の告発」の諸相

「告発の正義」と「検察の正義」

うちらの会も告発したので、おさらい

第3章 「告発の正義」と「検察の正義」―対立の系譜

「検察の正義」が公取委「告発の正義」に完全敗北 石油ショックと石油カルテル

米国に要求されていた独禁法の運用強化のころ、90年に公取委に出向した郷原検事

ラップ事件 埼玉土曜会事件の告発見送り 公取委トップにとっての「告発の正義」と、検察幹部の「検察の正義」

第4章 激変する「告発の正義」と「検察の正義」の関係

2009年、裁判員制度導入と同時に行われた検察審査会法の改正→「告発の正義」を変える

小沢公判で表面化した検審起訴議決への誘導

「検察の正義」さえ覆そうとする画策

国税局と特捜検察の完全敗北 クレディ・スイス証券の八田隆さん

厚労省によるノバルティスファーマ告発

5000万円資金提供で知事辞任 あー、そんなんもあったなあ 妥協的解決?1 罰金50万円の略式処分 

第5章 美濃加茂市長事件における「告発の正義」

現金授受を全面否認する市長に有力な裏付け

弁護人の告発 初めてみたいね

闇司法取引 ずるいなあ検察

証拠開示制度の拡充 ←もともとやってりゃよかったのに 検察審査会による起訴議決制度

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