気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

ゆつくり歩け

2006-12-23 01:41:00 | きょうの一首
人間はかくもかなしもさばかりにほめてくれたる人を忘れず
(小池光 短歌1月号 楷の木の下で)

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角川短歌1月号が送られてきた。付録に短歌手帖までついていて、なかなか読みごたえがありそう。パラパラと知った名前の人の歌から読んでいる。短歌をやりはじめて5年ほどになるが、当時知らなかった名前が今は身近に感じられる。
今年は、小池さんが朝日カルチャー千里教室の先生になられて、二ヶ月に一回お話を聞けるようになったことが私にとって大きな収穫だった。ちょっとほめていただいたことを、牛が胃で食べ物を反芻するようにくりかえし思い出す。そして次はもっといいものを作らなくてはと思う。出来るかどうか不安だけど、とにかくあわてずに続けようと思うのである。

画像は京都ロイヤルホテルのある河原町三条あたり。