Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

ぱぴりお出張みやげシリーズ、ひとまず最終回:熊本「平家屋」のからし蓮根

2007-03-31 23:57:41 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
西日本を中心に、あちこちへと出張に出かけていた、夫・ぱぴりお氏。
このたび4月1日付けで異動になり、内勤中心の仕事に変わることになりました。
なのでこれから当分、出張はなくなりそうです。

異動のお知らせを兼ねて、最後に先週の半ば出かけた出張先は、熊本。
1泊だったので、向こうではお別れの夕食に伊勢海老、アワビ、トラフグ、大きなオコゼ、ウナギの白焼きなど熊本のおいしい海の幸をたくさん振舞っていただいたそうですが、風邪をひき熱を押して出かけたぱぴりお氏、食欲がなくてせっかくのご馳走をあまりいただくことができず、帰ってからも残念がることしきりでした。

そんなぱぴりおが、翌朝弱りつつ熊本空港で買ってきてくれたお土産がこれ。
「平家屋」のからし蓮根です。
空港の売店で揚げたてを売っていたそうです。
この他に、「熊本ラーメン3店食べ比べセット」も買ってきてくれました。

以前熊本から買ってきてくれた別のお店のからし蓮根は、とても辛くて涙が出るほどでしたので、今回はやや警戒しつつ薄めに切ってビールのおつまみにしました。
しかし平家屋さんのは辛さをずいぶん抑えてあり、味噌の味を重視した辛子味噌なので、涙ぐみつつ食べることもなく、食べやすかったです。

熊本は空気がよく、山があり海があり、熊本城も大層立派で、のんびりしていて食べ物もおいしく、島根の自然の中で育ったぱぴりおには癒しの地だったようです。
仕事で行っても気分がいいくらいですから、休暇を過ごせたらもっと幸せでしょうね。

ここ2年くらいで彼もあちこちに出張に行きましたが、
「よかったところはどこ?」と尋ねると
「だいたいは、空港や駅→訪問先→ホテルって感じで、観光なんてする時間はなかったけれど、
去年の春頃行った金沢はよかった、長崎の中華街もよかったねー・・・」と回答がありました。

私はまだ、九州にも四国にも行ったことがありません。
ぱぴりおに比べると、日本の中で私が知っている土地は本当に少しだけ。
そのうち九州ラーメン巡りとか、讃岐うどん巡りとか、一緒に行ってみたいですねぇ(食べ歩き企画ばっかり)・・・。

出張の多かった日々、お疲れさまでした。
4月からの新しい職場で、ぱぴりおが元気にお仕事できますよう祈っています。

ほんとうの勇気とは:ソーニャ・ハートネット「銀のロバ」

2007-03-30 23:50:23 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
「ハリー・ポッター」シリーズの大ヒットで、子供向け小説を大人が楽しむことが改めて認められたような気がしますね。

「星の王子さま」「モモ」「銀河鉄道の夜」など、児童文学の傑作の中には、決して読者を子供だけに限らない、大人に向けての大切なメッセージがこめられた素晴らしい作品が多くあります。

私はこのジャンルの本も結構好きで、本屋さんで時折児童書のコーナーを覗くと、宝石を見つけるように「ピカッ!」と光った本が見つかるので、買ってしまいます。

今日ご紹介する本も、そんな宝石のように輝く一冊。
オーストラリアの女流作家、ソーニャ・ハートネット作「銀のロバ」です。
オーストラリア児童図書賞受賞作品だそうです。

舞台は、第一次世界大戦中のフランス。
ある春の朝、海に近い森の中で、姉妹の少女が目の見えない兵士に出会います。
兵士はフランス戦線で戦っていたイギリス軍の中尉でした。
重い病気の弟が家で兄に会いたがっているとの、母親からの手紙を読み、激しい戦場から脱走し、イギリスの我が家を目指します。
しかし、途中で目が見えなくなり、森の中で行き倒れてしまったのです。

姉妹は10歳のマルセルと、8歳のココ。
兵士と出会ったことで、いつもの森が子供にはたまらなくわくわくする場所に変わりました。
兵士の事情を聞いて、姉妹は何とか力になりたいと思い、こっそり食べ物を運んだり、盲目の兵士がイギリスへ渡る方法はないかと子供なりに考えたりします。

兵士が戦場でずっとお守りに持っていたのは、病気の弟がくれた純銀のきれいな小さなロバでした。
ココは一目で銀のロバのとりこになって、欲しくてたまりません。
けれども、ロバは兵士の何より大切な幸運のお守り。
兵士に会うたび、ココはロバを貸してもらって、静かな午後の森でそれを撫でながら、兵士が話してくれる、ロバが出てくるいろいろなお話を聞きました。

なんとかイギリス海峡の向こうのおうちに、チューイ(中尉)さんを帰してあげたい!
少女たちは懸命に考えました・・・。

・・・とあまり書いてしまってもいけませんのでこのくらいにしておきますが、
ロバという地味で控えめで、真面目な生き物を巡る様々なエピソードや、兵士の記憶に残る戦場の描写を通して、ほんとうの勇気や、人を思いやる心、広く優しい愛とは何だろう・・・ということが、押し付けがましくなくそっと語りかけられています。

ラストはなんともいえず心が温かくなり、じわっとくる心憎いエンディング。
児童書や絵本を読んで思わず涙してしまう時って、ほんとに自分の心の奥の、子供のままでいる部分が素直に反応している感じがしますね。
だから、こういう本は人前で読まないようにしています。
うっかり泣かされちゃうので。(^^;

こういうお話を書ける人が、いつまでも世界のどこかに生まれ続けていてくれる限り、人間もまだ捨てたものではないのかもしれません。

しゅんしゅん、「20才のぼく」への手紙

2007-03-29 22:13:02 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
島根に着いたきり、きれいさっぱり全く音沙汰のない、しゅんけいツインズ。
これほど完璧に忘れ去られてしまうと、いっそ気持ちがよいほどです(ちょっと負け惜しみ)。

さて、4年生の3学期に、しゅんのクラスでは「10才の本」という文集を作りました。
10才は、成人20才のちょうど半分、前半戦終了というところです。
(まだ後半戦が10年あるのか・・・。

そこで、この10才を節目としてお祝いし、記念の文集を作ろうという企画です。
クラスのみんながそれぞれ詩などを書いて集め、先生がパソコンで清書し印刷して、人数分製本してくれました。

中表紙は各自の描いたオリジナルのページを使ってくれるということで、しゅんしゅんはニンテンドーDSのソフト「ドラゴンクエストモンスターズ」のキャラの「デスピサロ」の絵を丁寧に写してはさんでもらいました。

文集の中には、「20才のぼくへ/わたしへ」という、未来の自分への手紙のコーナーがあります。
サッカー選手、美容師、マンガ家、動物園の飼育係など、いろいろな「未来の自分」を夢見て、みんな真面目に手紙を書いています。

しゅんしゅんの手紙もありましたので、転載します。



「20才のぼくへ」
                  しゅん

 お元気ですか。今、10才の時の自分が10年後のあなたにあてて手紙を書いてます。
 今の夢は、「きゃく本家」(脚本家)です。
 最初は「じゅう医」(獣医)とか「科学者」とかになりたかったんですけど。
 10年後のあなたがきゃく本家であることを願います。
 大学には絶対入って、自分のために勉強してください。
 あと、タバコは絶対すわないでください。

 今は、夢に向かって努力しています。
 たくさん本を読んだり、自分で物語を考えたりしてます。
 けいは詩を作るのがうまいけど、ぼくは物語で勝負します。

 トツゼンですが、質問します。
 あなたは今、仕事を持っていますか?
 その仕事は何ですか?やりがいのある仕事ですか?
 今好きな曲(歌)はなんですか?
 地球温だん化はどうなりましたか?
 文明はどう変わりましたか?

 他にも聞きたいことはたくさんあります。しかし、未来の事なので、今知ることはできません。この手紙を読んで思い出してみてください。

 今は忘れ物が多いので、少々心配です。
 できれば田舎の一戸建てに住んでいるといいなあ。
 車のめんきょも取っておいてねー。
 成人式の日には、両親が生まれ年の五大シャトーを飲ませてくれるらしいので、楽しみです。
                 07・02・09



そうですか、しゅんしゅん、夢は脚本家になりましたか。
詩が上手なけいけいへのライバル意識が行間に見え隠れしていますね。(^^)

自分のために勉強や努力が大切だとひそかに思っていて、
大人になったらやりがいのある仕事をしたいと考え、
地球温暖化や文明の行方まで気にかけているしゅんしゅん、
10年後、20年後に充実した人生を過ごせるように、元気で前向きに生きていってほしいです。

忘れ物はねぇ・・・。
5年生からはけいけいと一緒にがんばろうねー。

生まれ年(1996年)の五大シャトー(フランス・ボルドーワインのベスト5)を成人式に一気にですか。
ぱぴりおさん、そんなこと言ってましたっけ?え、言っちゃった?
そうですか・・・。

これは「ワイン積み立て」をもう始めておかないといけませんねー・・・。(^^;;

旧友と食べると一層美味:銀座「つばめグリル」のジャーマンハンブルグステーキ

2007-03-28 23:56:28 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今日はぱぴりおが、一泊で出張に出かけています。

子供たちもいませんし、いい機会なので旧友と久しぶりに会うことにしました。
時々コメントをくれるフィナンシェさんです。
以前私が勤めていた会社での友人なので、もう10年は軽く越えるお付き合い。
ちょうど転職の合間で有休消化に入っていたので、平日の昼間でしたが都合をつけてもらえました。

実は、彼女とまともに会うのは3年ぶりくらいでしょうか。
2004年春に千葉から東京に私が引っ越して、落ち着いたらまたそのうちランチでも一緒に・・・なんて思っていたところ、夏に私が病気になり入院。

ようやく昏睡状態から意識が戻り、人工呼吸器が外れた頃、フィナンシェさんはさっそくお見舞いに来てくれました。
しかし私がそのことを覚えているはずもありません。
その後、全部で4回くらい会いに来て、いろいろ差し入れを持ってきてくれたそうです。

そのおいしかった差し入れについてはうっすら覚えている私ですが(笑)、フィナンシェさんが来てくれたことや、どんな話をしたかについてはまるっきり・・・。(^^;;

退院後もすぐに一人で外出できる状態ではなかったので、そのまま今まで、時々メールをするくらいで、直接会うことはなく過ごしていました。
フィナンシェさんはこのブログを読んで「だいぶ回復したようだな」と思っていたそうですが、一人で友達に会いに都内へ出てこられるのか、ちょっと心配だったそうです。

しかし無事に銀座で待ち合わせし、ランチから夕食まで語り倒すことができました。

トップ画像は夕食の「つばめグリル・銀座コア店」の「ジャーマンハンブルグステーキ」です。
熱々の鉄板にハンバーグ、その上には目玉焼き。
丸ごとのベークドポテトにバターがかかって、クレソンとドミグラスソースが添えてあります。
とってもオーソドックスな、自分の親と一緒に食べても大丈夫という感じの洋食ですね。

つばめグリルというと多店舗展開をしていて、ハンバーグが有名ですが、食べたことはありませんでした。
うほほほ・・・おいしかったですよー。
目玉焼きの上からソースをかけて一緒に食べると大変グッドです。
帰りの電車で赤い顔になりたくなくて、ノンアルコールビールにしましたが、このハンバーグと合わせるなら、普通のビールにすればよかった・・・。

時間が前後しますが、下の画像はランチ後のお茶に入った、隠れ家的カフェ「GINZA cafe Ohana」のケーキセットです。

ビルの4階にあるこじんまりとしたカフェ。
静かでまったり落ち着けます。
小さな猫グッズコーナーもありますよ。

病後、私が一人で出かけて友人と会う機会はまだあまりないのですが、3年ぶりくらいに(こちらがまともな状態で・・・)会っても、全くブランクを感じさせないというのはいいものですね。

記事を書きながらハンバーグの画像を見ていたら、こんな時間なのにお腹がすいてきてしまいました・・・。

「ライフ」廃刊とフォトジャーナリズムの行方

2007-03-27 22:44:32 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今日のニュースで知りましたが、アメリカ・タイム社発行の、1936年に創刊された世界初の写真誌「ライフ(LIFE)」が、ついに3度目の廃刊になるそうです。

写真主体のフォトジャーナリズムというジャンルを確立し、有名カメラマン、ロバート・キャパによる第二次大戦のノルマンディー上陸作戦の写真で知られるこの歴史ある雑誌ですが、テレビの普及で経営事情が悪化、過去に2回の休刊を経験しています。

熱心な愛読者も多く、近年はワシントン・ポストなどの新聞に週1回折り込む無料週刊誌の形態をとっていたそうですが、広告収入の減少や新聞離れの加速で、経営を立て直すことはできず、またも廃刊が決まりました。
さすがに3度目の復刊は難しいだろうとの見方が多いようです。

今後は1000万点にのぼる膨大な所蔵写真を、ウェブ上で閲覧できるようにするそうですが、紙媒体で写真が見られなくなってしまうのは残念ですね。

さて、私の秘密の本棚には、この「ライフ」誌に掲載された写真の写真集が2冊あります。
大判のペーパーバックで、タイトルは

「LIFE Laughs Last」
「LIFE Smiles Back」

です。

この写真集、ライフに載った傑作ユーモア写真ばかりを集めたものです。
表紙からして笑える写真ですよね。
アマゾンの洋書カテゴリで検索すると、さわりだけ中身が読めるので、興味のある方は見てみてください。

1988年、89年に出た本で、写真は全てモノクロなのですが、明るく笑える写真満載で、持っていて楽しい本です。
国や時代は違えど、シンプルな笑いのツボは共通なのですね。

テレビの普及で、ニュースのリアリティは写真ではなく、動画に価値が置かれるようになりました。
日本でも新聞はどこも苦しい時代に入っています。

とはいえ、30秒なら30秒間、初めから終わりまで付き合わなくてはならない動画に比べて、最も伝えたいことを一瞬でアピールし、受け手にいろいろな想像をもたらしてくれる写真の魅力は、失われてほしくない大事なところだと思います。

ロバート・キャパの最も有名な写真といえる、スペイン内戦におけるコルドバで、兵士が撃たれた瞬間をとらえた「崩れ落ちる兵士」も、もし動画だったらあれほどのインパクトはなかったかもしれません。
(ちなみにこの写真の初出は、ライフではなくフランスの写真誌です)

「ライフ」は残念ながらもう姿を消してしまうでしょうが、フォトジャーナリズムにはまだまだがんばってほしいですね。

しゅんけい、夜行バスで「心の旅」

2007-03-26 22:41:18 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
昨日の夜、新宿から夜行バスで一晩ひた走り、島根県益田市のぱぴりおの実家へと向かった、しゅんけいツインズ・4月から新小学5年生。

今朝、お義母さんより無事到着との連絡をいただきました。
出発日には二人とも少し風邪気味だったので、薬を飲ませて送り出したものの心配だったのですが、元気にハラペコでバスを降りてきて、実家でパンをばくばく食べたそうです。
お義母さん、10日間、食費が増えてしまってすみませんです・・・。(^^;

写真は、昨夜新宿駅新南口そばの、JRハイウェイバス乗り場で撮ったものです。
赤いラインの入った後姿のバス、「IWAMI EXPRESS」と書いてありますが、このバスにしゅんけいが乗っています。

夜行バスなので出発時にはもう窓のカーテンが皆降ろしてあり、しゅんけいは通路側の席だったので、乗り込んだ後窓越しに顔を見ることはできませんでした。
発車の時に巻き込み事故が起きないよう、見送りの人はバスから離れなくてはなりませんので、この遠い位置からの撮影になりました。

冬休みにバスで帰ったときの、新宿での見送りは私一人でしたのですが、昨日はお父さんも一緒。
新宿駅からバスターミナルまで歩いて行く間、ぱぴりおの両脇を歩く小さなリュックを背負ったしゅんけいが、ずっとそれぞれの手でお父さんのジャンパーの背中をきゅっと握っています。

後ろから見ていた私は「やっぱり少し緊張しているのね~」と微笑ましく思いつつも、着替えの荷物を持っているぱぴりお、そのうえ両側から子供につかまれては、新宿の雑踏を少々歩きにくそうでした。(^^;

ターミナルに着いてほどなくバスが来て、乗客が並び始めたので、両親とも一緒に並ぶと他の人の邪魔かな・・・と思い、子供たちをぱぴりおに任せて私は後ろに下がっていようと思いました。

「じゃ、お父さんについて行きなさいね」と言って待合室で私が立ち止まると、
しゅんしゅんがお父さんにつかまりながら私の方を振り向いて、ぼそっと

「おかーさんも来ていいんだよ~・・・」(=オレはバスのところまで一緒に来てほしいぞ・・・)

と言うのです。

し、しゅんしゅん~!
やめてくれー、じわっとくるじゃないか!!
おかーさんは夜行バスの旅立ちごときで涙ぐむなんて恥ずかしいのだ

・・・しかし、ついバスの扉のところまで一緒に行ってしまいました。(^^ゞ

手を振りながら二人が乗ってしまえばあとは顔も見えないし、ただバスが走り去るのを見送るだけ。
あっさりしたもんです。
ぱぴりおと顔を見合わせて、
「やれやれ・・・」とちょっと笑いました。

しゅんけいツインズ、10歳男子。
あと何年、両親と一緒に暮らすことでしょう。
私はこれから何回、彼らの旅立ちを見送ることでしょう。
いつかほんとに涙をだーだー流してしまう旅立ちの日も、来るのかもしれません。

なんとなく、チューリップの往年の大ヒット曲「心の旅」が、浮かんできました。
さすがにちょっとまだ、この歌は10歳には早いですね・・・。

しゅんけい工房春休みスペシャル:けいけい作・「怒る人」

2007-03-25 23:11:34 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
金曜日から春休みに突入した、しゅんけいツインズ。
春休みは短いですが、宿題がないのが素晴らしいところ。

昨年の夏休み・冬休みと、島根県益田市のぱぴりおの実家に子供だけで帰省し、いとこのお兄ちゃんの子分となり、彼らと同学年のその妹に素行を呆れられつつも、二人は楽しく過ごしていました。

この春休みはあっという間だし、東京で過ごさせようと思っていたのですが、終業式が近づくにつれて、島根のお兄ちゃんのラブコールが頻繁となり、半ば根負けして(笑)今回も春休みいっぱい帰省させることにしました。
飛行機では交通費が大変なので、冬休みと同様に新宿発の夜行バスで、朝に着くまで二人だけの旅です。

冬休みに初めてバスで帰った二人は、出発前などおっかなびっくりのところもあったようですが、二度目となると早くも慣れっこという感じ。
夜7時過ぎにあっさりと、両親の見送る中出発していきました。
今頃はまだ東名高速をひた走っているでしょうか。
10日ほどしゅんけいがいない東京の家は、ひじょ~に静かです。(^^)v

さて今日は、春休みに入ってまもなく、早くも暇を持て余していたけいけいが、学校から持って帰った油粘土で作った作品をご紹介します。

題して「怒る人」
高さ8センチです。
すごー、よくできてる!

この首をかしげたところといい、眉のところの骨の出っ張り具合や、ちょっと片眉を上げた感じといい・・・。
いや~巨匠、最高です。
本人も、「オレ的には粘土の最高傑作かもしれない」とコメントしておりました。



このマッチョな腕がまた味わい深く・・・。

このような素晴らしい爆笑ものの傑作を、ちょいちょいっと鼻歌まじりに作り上げてしまうしゅんけい工房。
3学期の最後のクラブ活動の時に、「造形クラブ」の図工の先生が、二人が去るのを心底惜しんだという気持ちがわかる気がします。

5年生ではしゅんしゅんがマンガ・イラストクラブ、けいけいはローラーブレードクラブに入る予定です。
そして彼らの計画では、6年生になったらまた造形クラブに戻り、下級生に技術の差を見せつけてやるのだそうですよ。

この「怒る人」、油粘土なので固まらないんです。
このままずっと取っておくことは、たぶんできないでしょう。
しゅんけいが帰ってきたら、また違う作品に生まれ変わるんでしょうね。
次のものが作りたくなったら、惜しげもなく壊してしまう、そんなこだわりのないところも、子供のすごいところかなーと思います。

鬼軍曹、鬼風邪をひく

2007-03-24 23:54:55 | 鬼軍曹・ぱぴりお

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
鬼軍曹・ぱぴりおが、鬼風邪を引いて寝込んでしまいました。
熱が38度を越えています。ちょっとしんどそうだったので、解熱剤とスポーツドリンクを飲んでもらいました。
今のところ胃腸などは大丈夫なので、よく眠れればいいのですが。

インフルエンザの予防接種はうちでは全員毎年しているので、ワクチンが外れていなければインフルエンザではないんじゃないかと思います。
また、もしインフルエンザであっても比較的軽くすむと思われます。

とはいえ、今年は全国的にインフルエンザの流行の立ち上がりが遅いです。
例年だと2月初めから半ばくらいまでが東京では流行のピークで、今くらいの時期には、流行はピークを過ぎて終息に向かいます。

今シーズンは患者報告数の推移を見ると、東京では先週あたりがちょうどピークという感じで、先週の患者数は昨年のシーズンのピーク時と同程度なので、大流行というほどではありませんが油断はできない状態です。
今シーズンのウイルスの型としてはA香港型(H3N2)が主流ですね。

インフルエンザワクチンは、Aソ連型(H1N1)・A香港型・B型の3種類のインフルエンザウイルスそれぞれについて、毎年シーズン前にWHOが次のシーズンで流行しそうなウイルス亜型を予測して発表し、それに合わせてワクチンメーカーがワクチンを作ります。

このシステムができてから、これまでWHOが「思いっきり外した」ということは確かなかったはずなので、インフルエンザ対策としてはやはりワクチンが一番有効であると言えると思います。
予防できるのはワクチンだけですから・・・。
感染しないで済むのが一番ですからね。

昔は学校で児童・生徒が原則全員接種だったのですが、昭和の終わりあたりに任意接種になってから、接種する人の数がだいぶ減りましたので、やはり流行の拡大や、インフルエンザの患者さんの症状の重症化を防ぐという点では、難しい状態になってしまっていると思います。

東京では一応まだ流行は注意報レベルですが、栃木などでは警報レベルになっていますので、皆さんも引き続きご注意くださいね。
花粉もまだあるので、くしゃみをしたり鼻水を出す人がそれでなくても多いんですよね。
早く治そうね、ぱぴりお・・・。

世界中に文学があるすごさ:エイモス・チュツオーラ「やし酒飲み」

2007-03-23 23:51:26 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
しゅんけいは今日、6年生の卒業式に出席してきました。
昨日のリハーサルでは、泣いてしまう6年生の女の子がちらほらいたそうですが、意外なことに本番では、昨日より泣く子は少なかったそうです。
その分、式典にたっぷりと涙を補給したのが、担任の先生とお母さん方だったとか。
私も再来年、しゅんけいの卒業式で涙だーだーになっちゃったりするんでしょうか。

さて、先日、生物本の奇書と呼べる「鼻行類」をご紹介したところ、いろいろとコメントをいただけて嬉しかったです。
今日はまた別の、ちょっと珍しい本をご紹介しましょう。

アフリカ・ナイジェリアの作家、エイモス・チュツオーラの幻想的な小説「やし酒飲み」です。
日本にいるとどうしても、海外文学を読むというとアメリカや欧州のものが中心になりますね。

でもその他の国にも偉大な作家は多く、例えば南米コロンビアの作家、ガルシア=マルケスはノーベル文学賞も受賞しており、私もその独特の作風が大好きな作家です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、「アフリカの作家、文学」というと、さすがに日本ではほとんどなじみがないと思います。
でも、原稿が英語で書かれていたりするので、少ないながらも意外と日本語訳が出ているんですよ。

その中でもたぶんかなりキャラが立っている作品がこれです。
英語版の出版は1952年。日本語版は1970年に出ています。

冒頭部分、
「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。わたしの生活は、やし酒を飲むこと以外には何もすることのない毎日でした。当時は、タカラ貝だけが貨幣として通用していたので、どんなものでも安く手に入り、おまけに父は町一番の大金持ちでした。」

そんな主人公の男が、死んでしまった自分専属のやし酒作り名人を取り戻そうと、「死者の町」への旅に出るのです。
あやしい生き物や精霊たちが待ち受けるアフリカの深い森を、「ジュジュ」という魔法の力を借りて姿を変えながら、様々な冒険をしてやし酒飲みは「死者の町」へ向かいます。

その奇抜なストーリー、湿った土と森の香りのする呪術的な発想は、上で触れたガルシア=マルケスの世界とはまた違う強烈な存在感で、先日書いた「ゲゲゲの鬼太郎」とか京極夏彦作品などとも全然違うインパクトがあります。

で、アフリカのそういう精霊やあやしい生き物というのは、わりと住みかをわきまえているというか、人間の村にむやみと襲ってくるわけではないんですね。
人間の世界とは区切られて、深い森の中に存在しているという感覚のようです。

はるか昔、ぱぴりおとの新婚旅行には、ケニアに行って動物をたくさん見てきたのですが、
川のそばのロッジで夜になると月明かりの下でカバが「ぶおっほっほっほっ!」と鳴いたり、
別のロッジでは夜中に庭の池で水を飲みに、ゾウやサイ、バッファローがやってきて、
ブシューッ!と水を吹いたりしていました。

そんなふうにたくさんの生き物の気配を生々しく感じながら、空が星でいっぱいの夜を過ごしていると、アフリカには何か、そういう原始的な神々や精霊が未だにしっかりと住みついているかのように感じました。

地球上のいろいろなところにたくさん人が住んでいて、それぞれずいぶん違う文化があるのですね。
その文化の一つの結晶ともいえる、いろいろな土地の文学を読んでみるのも楽しいかなー・・・と思います。

しゅんけい、4年生を修了する

2007-03-22 23:50:36 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今日はしゅんけいの通う小学校の終業式でした。
道具箱やら座布団やらを持ち帰り、通信簿もやや嫌々ながら持ち帰り(笑)、彼らは今日にて、4年生を修了です。

明日は卒業式があり、4年生も在校生として出席するので、終業式の後に歌やリコーダー演奏の総練習があったそうです。
まだ練習なのに、6年生の中には早くも泣いてしまう女の子もいたそうで、明日はきっと、シクシクともらい泣きがあちこちであるんでしょうね。
いいお天気になりますように。(^^)

さて、ヴィシア家の住んでいる市にも、小中学校の教育研究会があり、そこの国語部の先生たちが、年に一度くらいのペースで市の小学校の児童が書いた詩を、選んでまとめて詩集にしてくれています。

500編以上の詩の中に、しゅんしゅんの詩も選ばれました。
彼は確か2年生の時にも、けいけいとの確執?を赤裸々に綴った「ケンカぐせ」という詩で、この詩集に載せていただいています。

クラスで一人だけの応募枠に選ばれて、自分の詩が活字になり、しゅんしゅん大得意で持ち帰って見せてくれました。
それが画像の詩です。(名前のところだけ私が編集しました)

携帯でご覧の方には、読めないかもしれませんので、下に転載します。


 「川」

          しゅん

川は 流れる
流れて流れて 海へ行く
そして大きな 雲になり
雨となって ふりそそぐ
川の流れはゆるやかで
かぎりない
ぼくは 川になりたい
かぎりなく 流れてみたい


自分の息子にではありますが、この詩を読んで
「しゅんしゅんも成長し続けているなぁ・・・」とつくづく思いました。
なんというか、自分がいつか大人になるということを
この10歳のボーズはもう具体的に考え始めていたのだなー・・・と、
日々くだらないことで勃発する兄弟ゲンカにひたすらブレイクを入れているおかーさんとしては、
ちょっとドキッとしましたね。(^^;

限りなくゆったりと流れる川のような、器の大きな大人になってほしいと、私も思います。

さぁ、4月からは5年生だ、しゅんけいツインズ!

やりたいことを全力でやってみる、ということ:マイケル・ボルトン「シークレット・パッション」

2007-03-21 23:56:28 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

昨年のトリノ・オリンピックといえば、荒川静香さんの金メダルが一番印象に残りましたね。
彼女がフリー演技で華麗なる「イナバウアー」を披露した時に使った曲は、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の代表曲「誰も寝てはならぬ」でした。
オペラなぞ一度も見たことのない私でも知っている有名な曲です。

実に多くのアーティストが演奏したり歌ったりしている曲ですが、荒川さんが使ったのは、シンガポール出身のバイオリニスト、ヴァネッサ・メイの演奏したバージョンだそうですね。

この曲はオペラ曲なので、本来は歌詞もありオペラ歌手が歌う曲です。
「三大テノール」の一人、ルチアーノ・パヴァロッティの歌で(CDですが)聴いたことがありますが、それはそれは朗々たるアリア。
「トゥーランドット」は中国を舞台にした姫と王子の恋愛劇なので、旋律もエキゾチックでロマンにあふれていていいですねー。

さて、今日ご紹介するCDは、アメリカ人シンガーのマイケル・ボルトンが、大胆にもオペラのアリア(独唱曲)に挑戦した作品「シークレット・パッション(my secret passion)」です。

マイケル・ボルトンというと、昔はハードロックだ、メタルだと汗臭くがんばっていて、長髪のごついアメリカ人~という感じでした。
しかしその後は、恵まれた歌唱力を生かし、ブルーアイド・ソウルや「男が女を愛する時」のカバーなどの大ヒットを出して、若者よりは大人向けの歌手として地位を確立しましたね。

平井堅のアルバムで「歌バカ」というのがありましたが、ボルトンも相当な「歌バカ」。
よりよいヴォーカルを突き詰めていっちゃうタイプの人です。
そんな彼が、パヴァロッティに招かれてあるコンサートで共演し、超一流オペラ歌手の生の歌のすごさに衝撃を受け、オペラ・アリアの虜になってしまったのだそうです。

そこで、元々の歌唱力を生かして自分のコンサートでちょこちょことアリアを歌ってみつつ、クラシックの発声法や呼吸法を猛勉強しました。
ついには1996年に、三大テノールのもう一人、プラシド・ドミンゴと共演を果たしたのです。

そんな彼が1998年に発表した、念願のアリアだけのアルバムが、この「シークレット・パッション」です。
この中には「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」も入っています。

ずっとクラシックの王道を歩んできたパヴァロッティと比べると、声を「楽器」に例えるならば、楽器の”材質”そのものが違う感じはしますが、少しハスキーなボルトンのアリアは、まさに「熱唱」という言葉がふさわしい感じ。

アリアに惚れこみ、長い修行の末に、それを自分が納得行くレベルで歌えるようになったことが、嬉しくてたまらないという喜びが伝わってきます。

彼の「誰も寝てはならぬ」を聴くと、歌の素晴らしさもさることながら、
やりたいことを全力でやってみて、それをなし遂げるということは、人生にこんなにもパワーを与えてくれるものなんだな・・・と、感動しますね。

「my secret passion」というアルバムタイトルが、彼の情熱と意志の強さをストレートに表していると思います。

壮大なる生物系奇書の世界を楽しむ:ハラルト・シュテュンプケ「鼻行類」

2007-03-19 23:53:04 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

よく「本棚は人を表す」といいますよね。
友だちに自分の本棚をしげしげと見られるのは、結構恥ずかしい気がするもの。
別にアイドル写真集なんかがあるわけではないんですが・・・。(^^;

私はもともとは本好きな方なのですが、そういうわけで、このブログでも自分が読んだ本・好きな本についてはあまり書かないできました。

しかし、このブログも3年目に突入。
ある意味、怖いものはなくなりつつあります(笑)。
なのでこれから、時々個人的に面白いなーと思った本もご紹介してみようかと思います。
カテゴリも新しく作っちゃったりしました。(^^ゞ

というわけで、私の秘密の本棚のご紹介、いきなり強烈なやつからいっちゃいましょう。

ハラルト・シュテュンプケ著「鼻行類(びこうるい)」(平凡社)です。
これは最高にキテる本なんですよ、もう。

この本が出版されたのは1961年のこと。
日本語訳の初版は1987年に出ています。

これは、南太平洋にかつて存在した「ハイアイアイ群島」にだけ生息していた、「鼻行類(鼻行目)」という奇妙な哺乳類に関する、学術論文を本にまとめたものです。

「鼻行類」という名の通り、この生き物は鼻が極めて特殊な構造をしていて、異様に発達しており、その鼻を使ってジャンプしたり、歩いたり(!)餌をとったりするのです。

鼻行類全体の総論の後、単鼻類、多鼻類など、各グループについて記述があります。
豊富な図版入り。♪

トップ画像は表紙カバーの図版で、「アンケル ヴァニラ ランモドキ」の姿です。
大きく花びらのように広がった鼻と耳、とさかでランの花の擬態をし、鼻からはバニラの匂いがして、昆虫をおびき寄せて食べるのだとか。

こんなのもいます。↓


これは、「モルゲンシュテルン オオナゾベーム」。
鼻を4本持ち、それを使って逆立ちして歩きます。(!!)

こんな面白すぎる生き物たちの秘密のパラダイスだったハイアイアイ群島ですが、第二次大戦で日本軍収容所から脱走した捕虜が漂着し、その驚くべき存在が知られました。
しかし、その外来者が持ち込んだ流感によって、群島の先住民たちはあっという間に全滅してしまい、鼻行類もまた滅びてしまいました。

そして、1957年に行われた核実験で、群島は研究所や研究者たち、貴重な標本もろとも、みな海に沈んでしまったのです。
残されたのは、研究者シュテュンプケが残した、短い学術論文集といくつかの図版だけでした・・・。

という、なんとも不思議な学術本なのですが、
これ、きわめて大真面目なパロディーなんです。
鼻行類もハイアイアイ群島も、シュテュンプケさんも核実験も、
ぜーんぶ、フィクションです。(^^;

でも、ものすごくよくできているんですよ。
生物学を専攻して、生物の分類の勉強もされた方には、もう感心するくらい細部まで徹底した学術本っぷり。(笑)

昔はハードカバーの単行本で、サイズも大きくてますます「それっぽかった」のですが、今普通に手に入るのは、文庫本サイズになったものしかないので、図版も小さくなってしまい、リアリティという点ではちょっと物足りないかもです。

でもこういう本が世の中にあるって、面白いですよねー。
文章の内容が(パロディーとはいえ)かなり専門的なので、しゅんけいにはまだ見せたことはないんですが、いつか見せたら大喜び間違いなしだと思います。

2007年F1GP開幕:キミちゃんの背中の謎

2007-03-18 23:52:05 | 実はクルマ好きです

注:画像は、キミ・ライコネンではなく、10年以上前に活躍していたF1の名物ドライバー、ナイジェル・マンセルです。
マンセルについてはこの記事の最後の方をご覧くださいねー)

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今年もついに、F1を見られる日がやってまいりました。

こちらにいらしてくださる方で、F1をお好きだったり、ご存じだったりする方はたぶん少数派だと思います。
でも、世界一の王者の座を競い、時速300km以上バンバン出してかっ飛ぶタフガイたちのレースの面白さが、F1についてあまりご存じでない方にも少しでも伝わればな~・・・と思って、今年も時々レースの折にでも書いていこうと思います。

さて、今年の全17回のレースの第1回目、開幕戦の決勝が、今日オーストラリア・メルボルン、アルバート・パーク・サーキットで開かれました。

「皇帝」というニックネームで、文字通りF1界に君臨していたミハエル・シューマッハーも、昨年のシーズン終了と共に引退。
彼は最後はフェラーリチームに所属し、ルノーチームに所属していた若きスペイン人ドライバー、フェルナンド・アロンソ(25歳)と激しくタイトルを争いました。

シューマッハーが去った後、フェラーリに移籍したのが、速さでは定評のあるフィンランド人ドライバー、キミ・ライコネン(27歳)。
(ライコネンの写真入りプロフィールはこちら)
アロンソも今季はルノーからマクラーレン・メルセデスに移籍したので、共に新チームでの対決となりました。

今年のマクラーレンの新型マシンは、ポテンシャルではフェラーリよりもいいという噂だったのですが、どうやら開発スケジュールが遅れてしまったらしく、開幕戦では本来の力を出せる状態ではないのではないか・・・という予想がされていました。
なので、開幕戦は安定した性能を持つフェラーリが優勢だろうということです。

私は以前からキミ・ライコネンを応援していたのですが、昨年は優勝もなくあまりぱっとしなかったので、「今年はキミちゃんの年だ!」と、ぐぐっとこぶしを握り締めつつ決勝をテレビ観戦しました。
オーストラリアなので昼間に放映してくれるのがすごくありがたい・・・。

結果は、見事な速さを見せつけたライコネンが、ポール・トゥ・ウィンで優勝。
2位は彼の今季最大のライバル・アロンソ。
3位はなんと、マクラーレンに今年エントリーしたばかりの新人、イギリス人のルイス・ハミルトンが入賞しました。
このハミルトン、F1史上初の黒人ドライバーなのです。
しかし初めてF1の決勝に出たとは思えない、度胸と勘のいい走り。
彼は台風の目、間違いなしですねー。

とまぁ、このへんはF1関係のニュースサイトをご覧になれば、プロのライターさんによるもっと詳しい記事が書いてあります。
なので、素人ならではのコメントをひとつ・・・。(^^)

ライコネンは昨年まで、マクラーレン・メルセデスに所属して、シルバーグレーのレーシングスーツを着ていました。
いろいろなスポンサーのワッペンなんかがたくさんくっついているこのスーツですが、キミ・ライコネンのスーツの背中の上の方には、どのスポンサーロゴよりも大きく

「Kimi」

と自分の名前が、どーんと書いてありました。
なのでヘルメットをかぶったまま歩いていても、後姿ですぐ「キミちゃんだ~」とわかるのです。

彼がフェラーリに移籍となった今年。
てっきり、フェラーリ伝統の真っ赤なスーツの背中に、どーんと「Kimi」と入るものだと思って楽しみにしていた私でした。

しかし、今日見た限りでは、キミちゃんの背中には何やら斜めのバーコードみたいな模様がついているだけで、「Kimi」はなかったんですよ。
どうしたんだ、キミちゃん・・・?
なんか、クレームつけられちゃったとか?

あれれ~と思ったファンは私だけではないはず。
どなたか理由をご存知でしたら教えてください。気になる・・・。

最後に、トップ画像は、今年のF1にはまるっきり関係ありませんが、90年代半ばまでF1で活躍していたイギリス人ドライバー、「マンちゃん」ことナイジェル・マンセルです。(91年の写真)

このマリオみたいな風貌(大男ですが)と、単純明快で豪快なドライビングに日本でもファンが多く、ものすごく「キャラの立った」人でした。
こういうタイプのドライバーもいつかまた出てきて、「レースでは何が起こるかわからない!」と毎回ワクワクさせてもらえたらなー、と思いますね。

「ヴィジュアル系」鬼太郎になぜか照れる微妙な年代の私

2007-03-17 20:17:03 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
春休みも近づき、子供向けの映画が続々と上映されていますね。
ウチのしゅんけいもねだった末、今日「ドラえもん」の新作に行きました。

小さかった頃は、ポケモンなどの子供映画にも、親が一人は付き合ってやらなくてはなりませんでした。
でも10歳のペアともなると、もうチケットとポップコーンとコーラを買ってあげれば、勝手に入っていって二人だけでワハワハと観てくるので、親はその間、スタバでゆっくりしたり、買い物ができたりします。
終演時間に迎えにいけばOKというわけです。

大人ふたりでいろいろ用事を済ませたり、コーヒーを楽しんだ後は、映画が終わってよその親たちが小さい子を連れてぞろぞろ・・・と出てくる人ごみの中、興奮気味のしゅんけいをさくっと回収して終了。
子供もこのくらいになるとじわじわ手がかからなくなってきて、ありがたいですねぇ。(小言は増えたくらいですが・・・。)

さて、映画といえばその前に、長々と予告編の洗礼を受けねばなりません。
あれはあれで楽しいところもあるんですがね。
当然、ドラえもんの前にも、G.W.や夏休み公開の子供向け映画の予告編がてんこ盛りだったようです。

そんな中、しゅんけいのハートをがっちりつかんだ作品がこれ。
G.W.全国公開の「ゲゲゲの鬼太郎」です。
(映画「ゲゲゲの鬼太郎」公式サイトはこちら)

あの「鬼太郎」が、なんと実写で映画化とは!
かつては結構映画マニアな方だった私ですが、最近はとんと疎くなって、全然知りませんでした。

で、鬼太郎はいったい誰が?
このやたら美形なお兄ちゃんは誰っすか??

キャストを見ると、「WaT」のウエンツ瑛士さんです。
よく顔を見たことはありませんでしたが、文句なしの美形さんですねぇ。

他の主な妖怪の実写キャストはこちら。↓


ねずみ男:大泉洋
猫娘:田中麗奈
子泣き爺:間寛平
砂掛け婆:室井滋

子泣き爺は竹中直人さんも面白かったかもね・・・。
一反木綿とか、目玉おやじはCGだそうです。

それにしても、ウエンツ瑛士さんの鬼太郎、昔のアニメや原作をどっぷり知っている世代の私から見ると、
「たはっ(*^~^*;」って照れちゃうくらい、ヴィジュアル系。

だって鬼太郎って、確かに妖怪退治してかっこいいけど、真正面から鼻の穴の見える三白眼だったりして、決してルックスがいいヒーローではなかったですよね。

なのでぱぴりおに、「この鬼太郎は美形過ぎるよねー。もっと、こう普通のルックスというか・・・『えなりかずき』なんてどうかな?(ごめんね、えなりくん)」
と言うと、ぱぴりおは、

「いやー、でも他の妖怪キャストが、すごく濃いでしょう。間寛平とか室井滋とか・・・。
そんな中で鬼太郎のルックスが地味で目立たないと、脇に食われちゃうと思うんだよね。
だからとにかくヴィジュアル系でどーん!と据えないとダメじゃないかな。」

あ~、なるほど・・・ぱぴりお氏、鋭いなと思いました。

しかし、どうしても端正な美形の鬼太郎を見ていると恥ずかしくなってしまう私(何でだ)。

「いや~やっぱり、えなりかずきを長髪にして(ちゃんちゃんこ、すごく似合いそうだし)、
そこで砂掛け婆に『泉ピン子』を持ってくるのはどうだろう?
そうなると脚本はもう橋田壽賀子ってことで、

タイトルは『渡る世間は鬼太郎ばかり』で決まり!」

適当にしゃべっているうちに思わぬオチまでついてしまいました。(^◇^;

40年以上前からずっと愛され続けている、ゲゲゲの鬼太郎。
きっとみんな一度は「おい、鬼太郎!」と目玉おやじの真似をしたことがあるのではないでしょうか。

ウエンツ瑛士さんによる、背が高くて足の長いニュー鬼太郎、どんな活躍をしてくれるか楽しみですね。

妖怪ポストが、携帯メールになってたりしたら笑っちゃうかも・・・。(^^)

こんな食パンを作りたい:「PAUL」の食パン(パン・ド・ミ)

2007-03-16 22:48:50 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

昨日の記事でお届けした、新宿京王「PAUL」のおいしいカヌレ。
もう1個ずつ買うんだったな~と後悔しきりです。

さて、今朝の朝食には、ここの食パン(パン・ド・ミ)をトーストにしてみました。
フランスの老舗ということで、バゲットとクロワッサンの評判はさすがのPAULですが、うちでは親の朝食はトーストなので、お試しに・・・。

結構お値段高いです。(^^;;
6枚切りを買いました。
生クリームと発酵バターを使った、こだわりのパンだそうです。

焼き上がりは・・・おお、いいキツネ色。
同じオーブントースターで焼いても、いいパンはたいてい、美しくムラなく焼きあがるように思います。
バターをたっぷり塗ってかじってみました。

PAULのパンは、フランス流の硬い歯ごたえのものが多いです。
このパン・ド・ミも、いつも食べている日本のパン屋さんのものより、生地自体は硬めです。

しかし、気に入ったのは粉の良さと、過剰にもちもちしていない、さくっとした食感。
噛みしめると、香ばしい小麦粉の香りがします。
生クリーム・発酵バター使用といっても、リーンな食パンですからクロワッサンのようにそんなに存在を主張してはいませんが、裏方でしっかり効いている感じですねー。

昨日はカヌレのもちもちに喜んだ私ですが、食パンは昔から、モチモチじゃない方が好きなんです。ワガママですかね・・・。(^^;
でもモチモチ食パンの方が今は主流なので、パン焼き器を買おうかなーと常々思ってしまうくらいでした。

こういう食パンが食べたかったのよねー、という感じの、基本に忠実な腰のしっかりしたパンです。

しかし、やっぱり高いし新宿までいちいち調達に行くのは大変だから、パン焼き器を買った方がいいのかもしれないなぁ・・・。
(→ふりだしにもどる)