Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

しゅんしゅんの絵心

2009-05-29 18:28:54 | しゅんけいツインズ

なかなか実験の時間が取れない理科教育の現状ですが、先生方もいろいろ工夫をして実験の機会を設けていて、先日はイセエビの幼生を顕微鏡で観察したそうです。

しゅんしゅんがなかなか上手にスケッチしてきました。
点々を打ったり、足の細かいところまで手を抜かずに丁寧に描いています。

私も大学で散々顕微鏡スケッチはやらされましたが、しゅんしゅんの方がはるかにうまいなぁ・・・。




バイオな日曜日

2009-05-25 21:05:14 | 楽しいイベント

日曜日の午後、日本科学未来館の実験教室・バイオ中級遺伝子コースの「遺伝子ってなんだろう?~in situ ハイブリダイゼーションにチャレンジ!~」に、しゅんけいと一緒に参加してきました。

ホヤの一種マボヤの幼生(尾芽胚・びがはい)を使って、遺伝子が働いている証拠であるRNAを検出する「in situ (イン・サイチュー)ハイブリダイゼーション」実験を体験するというものです。
尾芽胚の中の、将来筋肉になる細胞や、神経になる細胞がどこにあるかを検出します。

講義はちょっと眠くても、実験になると真剣に取り組むしゅんけい。
なかなか器用にやっています。





何年かぶりに、私も白衣を着て実験してみました。
細かい作業が昔よりちょっとつらくなっていたところに、年齢を感じたといいますか・・・。





最終的に、顕微鏡でこのような結果が観察できました。
実際の大きさは0.3mmくらいの、まが玉のような形をしたマボヤの尾芽胚です。

筋肉になる細胞でだけ働いている「アクチン遺伝子」(上)と、神経になる細胞でだけ働いている「ETR-1遺伝子」(下)が、それぞれ濃い青紫色の部分で検出されています。





この写真は資料としてもらったものですが、自分たちで実験したサンプルでも、同じように観察できました。

理科を好きになるためには、どんどん実験ができる環境が大切じゃないかなと思います。
学校ではなかなか時間をとれないのでしょうが、ぜひ、体験の機会を増やしてほしいですね。




のろいのほね

2009-05-17 23:00:08 | しゅんけいツインズ

しゅんけいの中学校では、連休前に新入生を長野県・八ヶ岳に2泊3日の研修旅行に連れて行き、中学校生活の基礎を叩き込むというカリキュラムが組まれています。

というわけで入学早々の先月末に、八ヶ岳まで行ってきたしゅんけい。
なぜか大きな動物の骨を持ち帰ってきました。



どうやら鹿の骨らしいです。
ハイキングの時に、友だちのさつき君が拾ったのだそうです。

さつき君、大喜びでだいじに持って帰ってきたものの、いざ解散して家に帰る段になると、やっぱりちょっと怖くなったのだとか。

しかし、捨ててしまうのは
「のろいがかかるような気がする・・・
と、けいけいに
「けい、持って帰ってくれよ~(^人^;」
と押し付けたのだそうです。

けいけい、骨をもらって帰ってきましたが、





黒い恐怖をふりまきながらだったそうな。




ノーベル食品賞

2009-05-16 01:20:25 | しゅんけいツインズ

うちで一番、納豆好きのけいけい。
毎朝のように納豆ご飯を食べています。
(ちなみにあとの3人は、朝はパン食です。わが道を行く男・けいけいなのだ)


けいけい   「いやぁ~、納豆を発明した人は偉大だよ。
         ノーベル賞をあげたいね、うんうん 

ヴィシア   「じゃあ、ノーベル食品賞を作ったらいいね」

しゅんしゅん 「おれはマヨネーズを作った人にもあげたいなー 

ヴィシア   「おかあさんは、カスタードクリームがいいなぁ 


今度、ぱぴりおにも聞いてみます。

納豆・マヨネーズ・カスタードクリーム。
モンドセレクションよりもっと権威がありそうなノーベル食品賞、あなたなら何をノミネートしますか?(^^)




男3人、母の日にシュークリームを作る

2009-05-10 20:56:00 | しゅんけいツインズ

今日は母の日。
私も母業10年目くらいから、ようやく「そうそう、母の日って、私も対象者だったのね」という実感が持てるようになりました。

東京は暑いくらいの、天気の良い一日でしたが、何となく体調がすぐれずに家でうだうだとしていました。

するとしゅんけいが、母の日のプレゼントにお菓子を作ってくれました。

しゅんしゅんはお小遣いで生クリームを買ってきて、先日の生キャラメルを2倍量。

けいけいは何と、シュークリームに挑戦です。
私も作ったことがないのでアドバイスのしようもなく、けいけいシェフパティシエ、一人でレシピを見ながら大健闘。
シュー皮を焼き、カスタードクリームを作ってくれました。

ところが、しゅんしゅんの生キャラメル、どうやら今回はちょっと火入れが足りなかったらしく、うまく固まらずにピーナッツクリームのように柔らかくなってしまいました。

しかしさすがしゅんしゅん、機転を利かせて、シュークリームにキャラメルクリームも一緒にはさむことを思いつきました。

そこに、ぱぴりおがイチゴを買ってきて、男3人のアイディアと努力でできあがったのが、イチゴキャラメルカスタードシュークリームです。

一番下にキャラメルクリーム、真ん中にイチゴ、その上にカスタードクリーム。

なかなかの甘さですが、イチゴでほどよくさっぱりとバランスが取れて、まさに三位一体でとてもおいしかったです。

こんなおかあさんだけど、プレゼント作ってくれてありがとう。
さて、これからスペインGPの決勝を見て、明日からまたがんばりますよ。




しゅんしゅん牧場の美味生キャラメル

2009-05-08 17:34:02 | しゅんけいツインズ

先日シフォンケーキを作った中学1年生男子・しゅんしゅんが、今度は生キャラメルに初挑戦。
休日にちょいちょいっと作ってくれました。

自信作のようで、切り分けてニコニコと渡してくれるのを口に入れると、あらまぁ~なんとおいしい!!
生クリームたっぷりで、バニラの香りもほどよく、柔らかくとろけます。
まさにフレッシュな生キャラメル。
花畑牧場のは食べたことがないんですが、これはきっと負けませんよ。
しゅんしゅん牧場特製ですね。

家族の賞賛を受けて気をよくしたしゅんしゅん、友だちにもふるまったら、口を揃えて「うまい!」と言ってもらえて、鼻高々です。

もっとたくさんあったのですが、写真を撮ろうと思っているうちにどんどん売れてしまい、最後の3個をようやく撮りました。

これはまた作ってほしいなぁ~。
そしておかあさんにも教えてください。




クラスレス世界標準:フォルクスワーゲン(VW) ゴルフ Ⅵ チョイ乗りインプレッション

2009-05-05 21:41:40 | 実はクルマ好きです

インフルエンザの記事が続いて後回しになっていたのですが、この間の休日にぱぴりおと、フォルクスワーゲン・新型ゴルフの試乗に行ってきました。

Golf ももう6代目になりますね。
乗ったのは TSI・Highline(ハイライン)。
TSIエンジンを積んだ4ドアハッチバック、Golf TSI の上級車種です。
車両本体価格(税込み)312万円です。

サイドはウインドーの下、リアではテールランプの下に”くぼみ”を入れて、デザイン性を高めています。
確かに、普通にのっぺりしているよりいい感じですね。







インテリアなどは、先代のゴルフより高級感を感じます。
今回のモデルチェンジに当たっては、コストダウンが図られているそうですが、それは内装をケチったりすることではなく、主に生産効率をアップすることで達成したので、内装などはむしろグレードアップできたのだとか。



TSIエンジンです。
ハイラインでは、スーパーチャージャーとターボチャージャーのツインチャージャーエンジンになっています。



試乗してみると、発進してからターボがかかるまでにちょっとタイムラグがあるのですが、加速は上々で吹け上がりのいいエンジンです。
エンジン音が、1.4Lとは思えないくらい良くて、パワーや重量感は2.2L~2.3Lくらいの感じです。

ゴルフならではの頑丈なボディと、しっかりしたハンドリングで、乗っていて安心感が持てますね。

今回のモデルチェンジで、ホイールサイズを16インチから17インチにアップしているので、橋の継ぎ目を通ったときにはガタンガタンとロードノイズを拾いました。
しかし(試乗では体験するチャンスがなかったのですが)コーナーリングには期待できそうです。

総じて走りの印象としては、前モデルよりもとてもグレードアップしています。
(今回は上位車種に乗ったわけですが)
ゴルフというと、ずっと合格点を取って当たり前、みたいなクルマ作りを続けてきましたが、この新しいゴルフはさらにぐっと平均点を上げて、1.4Lエンジンと思えない走りで、「クラスレス世界標準」という熟成した完成形を本気で狙ってきた感じです。

車内の防音が非常によくできていて、アイドリング時などまるでエンジンが回っていないようだったり、ちょっとイマイチだったドアの開閉音がよくなっていたりと、走り以外の部分でもずいぶん改善がみられます。
リアシートの余裕も十分。成長期のしゅんけいツインズを乗せてもしばらくは安心ですね。

コンペティターとしては BMW 1シリーズや320i、メルセデスCクラスの安いところを食ってやろうというところでしょうか。

企業努力というのはすごいなぁ・・・と感心しました。
だまされたと思って一度乗ってごらん、と人に勧めたくなるクルマですね。
これまでのゴルフのオーナーさんでも、買い換えたくなるかもしれません。




新型インフルエンザワクチン その2:ワクチン供給の問題点(2)

2009-05-03 21:09:44 | ノンジャンル

(昨日の記事を書いた後、新しくわかったことがあったので前記事に訂正を加えました。)

さて、昨日に引き続いてですが、新型インフルエンザのワクチンに関しては、もうひとつ問題が考えられます。


2)ワクチン接種率を上げられるか:

従来のインフルエンザワクチンは、今は任意接種になっています。
2007/2008シーズンの調査では、接種率は約36%(厚生労働省・第12回インフルエンザワクチン需要検討会資料「2008年度インフルエンザ予防接種需要予測」より)でした。

ワクチンで完全に感染を防げるわけではありませんが、流行の規模を小さくして、乳幼児や高齢者などのハイリスクグループへの感染を減らすためには、ワクチンの接種率を上げる必要があるでしょう。

接種率を上げるために、ワクチン接種にかかる費用負担の問題と、新型ウイルスに対するワクチンということで、その有効性と安全性を短期間でどう保証していくかという問題を解決することが重要だと思います。

連休も後半に入り、帰国ラッシュが始まる頃ですね。
週明けにはフェーズ6(パンデミック)が宣言されるのではないかとの見方もあるようです。

5/17のF1スペインGPや、その後のヨーロッパ各国でのレースが中止になるのではないかと、そちらも気がかりです。数万人のイベントですからね・・・。




新型インフルエンザワクチン その2:ワクチン供給の問題点(1)

2009-05-02 23:46:52 | ノンジャンル

このところ、新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」(豚インフルエンザから名称が変わりました)の記事を続けて書いていますが・・・

新型インフルエンザは、H1N1型(Aソ連型)の亜型ですので、従来のH1N1型ワクチンが効果があるのではないかと期待もされていましたが、WHOの分析で効果はないとわかりました。
なので、このウイルス専用のワクチンを開発することが必要になります。

現在、ワクチン製造用のウイルスの準備が進んでおり、今月中には完成する予定で、各国に配布した後、これをもとに製造メーカーがワクチンを作ります。

といっても、いきなり実用になるわけではありません。
まず試験用に製造し、ワクチンとしての有効性や安全性、製品の安定性を調べます。
OKであれば、日本なら厚労省に申請し、製造承認を受けてから、量産して販売します。
ですので、安定性試験を短期間で済ませる技を使っても、大量に供給できるのは早くて4~6ヶ月後、今年の秋以降と見込まれています。

ワクチンに関しては以下のような問題が考えられます。

1)ワクチン供給前にパンデミックが起きる:

これまでの感染の広がる速さからすると、この可能性は高いと思います。
従来のインフルエンザは、気温と湿度が低い環境、つまり冬に主に流行していました。
これはウイルスが高温・多湿に弱いからです。
なので春から秋にかけて流行が下火になっているうちに、次の冬に流行するウイルスを予測してワクチンを作って供給すればよかったわけです。

しかし、新型インフルエンザは3~4月になってから流行が始まっており、従来のウイルスとは挙動が違うようです。
もしかすると、高温・多湿にもある程度強いウイルスに変異しているのかもしれません。
その場合は、これから北半球の気温が高くなっていっても流行が衰えず、どんどん広がっていくので、夏にかけてパンデミックが起きるでしょう。
そうするとワクチン供給は間に合いません。

考えられる悪い方のシナリオとしては、新型インフルエンザのワクチンを作ったものの、夏のパンデミックに間に合わず、冬に従来のインフルエンザ(あるいは、鳥フルかもしれません)が流行した時に、全世界でそちらに対応するワクチンがない、ということもありえます。

新型インフルエンザウイルスの性質、特に気候に対する挙動を早く突き止めることが大事でしょう。

長くなったので、2)は次の記事で書きますね。


(5/3/2009 補足訂正)

上の記事中の

>これはウイルスが高温・多湿に弱いからです。

についてですが、田代眞人氏監修「新型インフルエンザの企業対策」(日本経済新聞社)によると、

「毎年流行する季節性インフルエンザは、北半球の温暖地域では冬季(12~2月)に流行のピークを持ち、季節が逆転する南半球では6~8月が流行期である。しかし、赤道付近の熱帯地帯ではほぼ1年中流行しており、熱帯地域を挟む両半球の亜熱帯地域では、年に2回のゆるい流行の山を作り、このうちの1回は雨期に相当している。従って、インフルエンザウイルスの感染性は低温・低湿環境では安定なので冬季に流行する、との従来の説明は説得力がない。」(p16)

とあります。

季節性インフルエンザの流行は、温暖地域では季節性があるけれども、それは「ウイルスが高温・多湿に弱いから」だとはいえない、ということです。

以上、補足訂正します。

(ではなぜ季節性があるのか、については書かれていませんし、私もそこを説明できるうまい仮説が思いつかないのですが・・・)