Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

Amazon Prime Musicなどで、ビートルズの配信が始まった!

2015-12-24 19:23:31 | ♪音楽好き

11月19日に、Amazonプライムミュージックを楽しみ始めた記事を書きましたが
なんとすごいニュースが!

本日クリスマスイブから、ビートルズの曲が
ストリーミングで配信され始めましたよ!

これまでは、彼らの曲はiTunes Storeで買うしかなかったはずです。

しかし、Amazon Prime Music でも聴けるようになりました!
「the beatles」で検索すると、アルバムが出てきます。
「プライムアルバム」のところを右にスクロールすると出てくるはず。

その他、
Apple Music/Deezer/Google Play/Microsoft Groove/Rhapsody/Spotify/Slacker/Tidal

といった主要ストリーミングサイトでも、配信が開始されたとか。

詳しい記事はこちらのサイトをご覧くださいませ。(GIZMODO

皆様、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね!


Amazonプライムミュージックの拾いもの

2015-11-19 21:05:14 | ♪音楽好き

始まりましたね!Amazon Prime Music

プライム会員なら無料で聴き放題のストリーミングサービスです。
さっそく使ってみました。

「100万曲提供」ということで、すごい数ですが、
先行する他のストリーミングよりはまだ少ないですね。
しかし、プライム会員なら追加料金なしで
全部使えるというのはとても魅力的。

邦楽は弱いかなーと思いました。
スピッツやBUMP OF CHICKENなどはありませんね。
これから増やしていくのでしょうか。

プレイリストの選曲は、わりと年齢層高め向けのが多いですね。
「ロック・ヒッツ」など、マイボール(笑)って感じです。

これは拾いもの!と思ったのは、
ビル・エバンスの12枚組
なんと8時間、ぶっ続けです。

ビル・エバンスって、端正なジャズで、
作業用BGMにぴったりですよね。
今も流しながら書いてます。

PCのUSBにつなぐスピーカーでは音質が良くないので、
BOSE Wave Music Systemに飛ばして鳴らしたいのですが
どうやったらよいのか…?(^^;


ジャズの秋

2013-10-29 22:14:14 | ♪音楽好き


私の住んでいる市で、先日の日曜日、ジャズのフェスティバルが開かれました。

市内の駅前広場やカフェなどに、アマチュアのジャズバンドが登場して、それぞれミニコンサートを、原則無料で聴かせてくれます。

最寄り駅を通りかかると、若い6人編成のバンドが、演奏していました。

キーボードとトランペット奏者が上手でした。

音楽を自分で演奏できるって、とても楽しそうですよね。

けいけいも、部活の一つでバイオリンを弾けるようになりました。
さぞ、楽しいことでしょう。

秋はジャズが似合う季節ですねー。
(^◇^)

キース・ジャレット・トリオ、最後の日本公演

2013-05-15 20:00:57 | ♪音楽好き

先週の木曜日の夜、ぱぴりおと一緒に、渋谷のオーチャードホールへ、「キース・ジャレット・トリオ」のコンサートを聴きに行きました。

今年はトリオが結成されて30周年になり、トリオでの公演は今回のツアーが最後になります。
開演前のステージを撮りました。
ピアノ、ベース、ドラムが静かに弾き手を待っています。

「スタンダーズ」の別名を持つトリオは、スタンダードナンバーを素晴らしいアレンジで聴かせてくれて、これぞ円熟というべき演奏には、耳がとっても喜びました。

トリオのコンサートにはずいぶん前にも行っていますが、その時より聴衆の高齢化が進んでいましたけれども、白髪頭のおじさん~おじいさんたちが最後に立ち上がって盛大な拍手をしている様子には、なんだかじーんときました。

トリオでの活動は停止しますが、キースのソロでの活動は今後も続くらしいです。
30年間、素晴らしい音楽を聴かせてくれたトリオに、心から「ありがとう」を言いたいです。(^^)




キース・ジャレット ソロコンサート 2011

2011-06-02 17:13:08 | ♪音楽好き

先週の土曜日の夜、雨の中をぱぴりおと、渋谷オーチャードホールで開かれたキース・ジャレットのソロコンサートに行ってきました。

トリオでのコンサートには、2007年に行っているのですが、ソロコンサートは初めてです。
今回のコンサートは即興で演奏され、ライブ録音されるそうなので、期待感も高まります。

演奏が始まると、最初は不協和音満載の前衛的な曲で、「うう、ついていけないかも…」と正直ちょっと焦りました。
鍵盤を端から端まで全部使うような、大胆にうねるような不穏なムードの曲に変わると、
「もしかしたら、これは津波の表現では?」と気づきました。

その後、静かな祈りを捧げるような曲から、力強いリズムの働く人間を現すような曲、そして美しいメロディに包まれた世界を思わせる曲へと流れていきました。

ぱぴりおと後で話しましたが、今回のコンサートのテーマはきっと

「がんばろう、日本」

だったのではないでしょうか。
震災や津波から、鎮魂、そして復興して明るい未来を築くまでを、キースは1台のピアノで表現したのだと思います。

アンコールでは「いつか王子様が」などのスタンダードを弾いてくれました。
素晴らしいコンサートの最後に、おみやげのお菓子までもらった気分です。
この日の演奏がCDになるかもしれません。楽しみです。

キース、ありがとう。ぜひまた来てくださいね。
今度はしゅんけいも連れて行こうと思います。


【5/28/2011の演奏曲目】(鯉沼ミュージックのサイトより転載)

1st(第1部)
1.~6. Improvisation

2nd(第2部)
1.~5. Improvisation

(Encore)
1. Don't Ever Leave Me
2. Carolina Shout
3. Someday My Prince Will Come




年をとる良さ:キース・ジャレット「ジャスミン」

2010-07-09 16:47:07 | ♪音楽好き

しばらく前に買った、キース・ジャレットの新作「ジャスミン」がとても良くて、夜更けによく聴いています。

ベース奏者のチャーリー・ヘイデンと、30年ぶりくらいの共演だそうで、キースの自宅のスタジオで録音されたものです。

重なり合う四角を線で描いた、シンプルなジャケットが表しているように、ピアノとベースが織り成す曲は、どれも皆シンプルでゆったりと聴きやすいです。
ジャケットに色が少ないので、手持ちのブレスレットと一緒に写真を撮ってみました。

キースというと、昔のものにはものすごく複雑な不協和音満載の作品も多く、正直言って私には未だにそっちの方はよくわからないんですが、このアルバムは意外性はありませんけれども、聴くと気持ちが心地よく安らぎます。

キースも今年65歳。
ジャスミンの、円熟した重めの夜の香りがふさわしい年齢になったということでしょうか。
45歳のキースなら、まだまだ作れなかったアルバムだと思います。

私も、いずれこんなにいいものを生み出せるようになるなら、年をとるのも悪くないな、と思わせてくれる作品です。




心温まるジャズ:デイヴ・ブルーベック・カルテット「デイヴ・ディグズ・ディズニー」

2010-04-08 21:41:00 | ♪音楽好き

ジャズのいいCDを見つけると嬉しいものです。
これは、ブルーベックの「Dave Digs Disney」。
ディズニー映画の音楽をジャズにアレンジしたアルバムです。

「白雪姫」の主題歌「いつか王子様が(SOME DAY MY PRINCE WILL COME)」は、ジャズのスタンダードとしてたくさんのミュージシャンが演奏していますが、この曲を初めてジャズでプレイしたのは、このアルバムだったのだそうです。

ディズニー映画の名曲をジャズというお鍋でもう一度おいしく料理した、1957年の作品。
技巧を凝らしながらも、誰にでも聴きやすく仕上がっています。

このアルバムを知ったのは、昨年の秋か冬ごろ、ラジオ番組のゲストで出演した、Jazztronik(ジャズトロニック)の野崎良太さんが「思い出の1枚」として紹介していたからです。
子供の頃よく聴いていたのだそうですよ。
それでさっそく、ぱぴりおにクリスマスプレゼントに買ってもらい、以来愛聴しています。
素敵な作品を教えてくれた野崎さん、ありがとう。




透明な鈴の音:SONORのリストベル

2008-08-07 23:24:53 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

しゅんけいが林間学校へ行っていて静かな家で、少し片付けものをしていたら、こんなものが出てきました。

ドイツの打楽器専門メーカー・SONOR(ソナー)社の、リストベルです。
白い革のバンドに6個の鈴がついていて、手首に結んで鳴らします。

彼らがまだうんと小さかった頃、子供向けのCDで童謡を聴かせたりしていました。
クリスマスがわかるようになると、「ジングルベル」をかけてみたり。

プレゼントを探しにでしたか、デパートのおもちゃ売り場に行ってみると、輸入玩具のコーナーに、いろいろな楽器が置いてありました。

温かい色の木で作られたしっとりした風合いのカスタネットや、小さな木琴、ハンドベルやハーモニカなどと一緒に、このベルが並んでいました。

白い革の上に並んだ丸い銀色の輝きにひかれて、手にとって鳴らしてみると、「シャンシャンシャン・・・」と、なんとも心地よい、澄んだ鈴の音がします。
それは、ジングルベルのCDで聴くよりもはるかに美しい音色でした。

鈴なんて、家にあっても何も使い道がないのですが、何度もその音を聴いているうちに、どうしても欲しくなって、安いものではなかったのですがとうとう買って帰りました。
しゅんけいに本物の鈴の音を聴かせてやろうと思ったのかもしれません。

けれども、クリスマスのバタバタの中、どうやらそのまましまいこんでしまったのか、すっかり忘れていたようです。

10年ぶりくらいに銀色の鈴を鳴らしてみると、変わらずに涼しげな音がしました。

なんとなく、ちょっとした宝物を持っているような気分になって、うれしかったですね。




ロックの王子様

2008-04-14 23:21:32 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

男女問わず誰しも若かりし頃、ルックスのよい歌手や映画スターなどに、ココロときめいた時期があるのではないでしょうか。

「人は見た目が9割」なんて本がありましたが、そんな年頃には見た目が20割くらいだったりするものかもしれません。

ラジオで映画音楽やポール・モーリアなどを聴いていた小学生の私が、ロックに目覚めたのも、きっかけは友だちのお姉さんが、このアメリカのバンド「チープ・トリック」のファンだったからでした。

友だちの家に遊びに行って、レコード(そうです、LPです)を聴かせてもらい、ジャケットや音楽雑誌を見せてもらうと、なんとそこには金髪サラサラロングヘアの、華奢な王子様のような人が、熱唱しているではありませんか。

きゅぴーん

いやもう、そこから私にナニカが目覚めたような気がします。

チープ・トリックは、ポップでわかりやすいメロディーと、4人のメンバーのキャラが「ハンサム系・コミカル系」といい具合に立っていたので、アメリカよりも日本でまず人気が出て、1978年に武道館でライブを行いました。

キャーキャーとものすごい女の子の熱気がムンムンと伝わってくる、このライブの様子を収めたアルバム「At BUDOKAN」が、世界的に大ヒット。
彼らは逆輸入の形で、アメリカでスターダムにのしあがったのです。
そして武道館も、海外ミュージシャンの日本での成功を示すシンボルになりました。

トップ画像は1979年6月号の「ミュージック・ライフ」。
当時は毎月この雑誌を買うのがすごい負担でしたねぇ・・・。

彼らは、人気のピークが過ぎてからもずっとバンドを続けていて、昨年でデビュー30周年を迎えました。

そこで、なんと30年ぶりに、この4月24日にあの「ブドーカン」でもう一度ライブを開くことになったのです。

バンドの近況を見ると、さすがに30年の月日は長く、かつての王子様も「ふっとり」なられておいででしたが、どんなライブをやってくれるのでしょうか。



これはチープ・トリックの2枚目のアルバム「In Color」(邦題:蒼ざめたハイウェイ)。
このアルバムが日本でヒットし、伝説の武道館ライブに至ったのです。

ジャケットの写真が懐かしいですねぇ。当時はLPジャケットだったので、大きくてもっと良かったです。

おじさんになっても歌い続けている王子様、がんばれー。




体力の限界を心底くやしがった話

2008-03-04 23:51:31 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

決して健康にいいとはいえない、巨大都市東京(の近郊)に住んでいるメリットって何でしょうね。
その一つは、様々なライブやコンサートが豊富に開かれることではないでしょうか。

先日の土曜日、新木場のクラブ「ageHa」(アゲハ)にて開かれたイベント。

ラスマス・フェイバー、
リチャード・アーンショー、
半沢武志(Free TEMPO)、
野崎良太(Jazztronik)

という、このへんの音がお好きな方には非常に嬉しいメンバーたちでした。

イベント情報を入手したので、「これはひとつ、クラブというものに行ってみるかのぉ!!」と気合いを入れてみたのですが、

スケジュールを確認してみますと、開始が23:00。

いったい何時に終わるのか・・・いや、終わらないのか?
若者に混じってこの虚弱な体がついていけるとは思えず、やむなくチケット購入はあきらめました。

家でなら、3時過ぎまで夜更かししてしまうこともあったりするのですが、新木場のクラブで、おもむろに隅っこで寝袋広げて、もそもそと寝るわけにもいかないでしょう。

また一つ、トシを取るとできなくなる項目に気づいてしまいました。
ラスマス君、中年ハウスファン向けに、19:00開演じゃダメっすか・・・。




映画は音楽で完成する:マイケル・カーメン「未来世紀ブラジル」

2007-10-19 23:36:02 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

暑い盛りには娯楽大作やアクションものなどが観たい映画ですが、秋が深まってくると、ちょっと文芸ものだとか、気の利いた小品や、マニアックなものが観たくなったりします。
クリスマスに向けて大作が次々公開される前の、ちょっと一休みとも言えそうなこの時期ですね。

私は映画も音楽も好きで、自分で選んで聴いた音楽遍歴のそもそもの始まりは、007やスターウォーズのサウンドトラックでした。
なので、どんぴしゃりの優れた音楽がはまっている映画は、興行成績に関わらず個人的には評価しています。

そんな隠し球のような映画がいくつかありますが、今日はモンティ・パイソンのテリー・ギリアムが作った1985年の映画、「未来世紀ブラジル」のサウンドトラックをご紹介しましょう。

もう20年以上も前になるこの作品、モンティ・パイソンメンバーだけあって、一筋縄ではいかないひねりっぷり。
ロバート・デ・ニーロが脇役で怪演だったりするのですが、ストーリーをまともに追うよりも、次々と繰り出される視覚イメージを、ビデオクリップのように楽しむ方がいいでしょう。

一応未来社会という設定ですが、ジャケット写真でおわかりのように、レトロなものがそこかしこに出てきます。
ちょうど、1930年代あたりから20世紀末を眺めると、こんな風に想像していたかも。

映画全体のテーマは、情報統制された社会への風刺で、しかし結構ハチャメチャです。(^^;
そんなちょっと風変わりな設定のストーリー全編を通して使われているのが、アリ・バホーゾ作のサンバの名曲中の名曲「ブラジルの水彩画(Aqualera do Brasil)」のサビの部分です。
この曲はきっと、皆さん聴いたことがあるでしょうね。

音楽はマイケル・カーメン(or ケイメン)。
のちに「ダイ・ハード」シリーズや「ロビン・フッド」など大作のサウンドトラックをバンバン手がけることになる彼ですが、この映画では”誰もが知ってるあの曲”を、それはもう多彩にアレンジ。

よく、ひとつの食材でフルコース全皿通してしまう「○○づくし」というのがありますね。
「えっ、大根がこうくるの!?」という驚きの後、シェフのひねり技に「ふうむ」と感心・・・。
このサウンドトラックはまさにそういう感じです。

(映画ではインストゥルメンタルなのですが)ケイト・ブッシュが幻想的に歌うバージョンから、レストランの適当に安っぽいバンド演奏のBGM、ワルツっぽくしてみたり、カーラジオから歌謡曲風に流してみたり、オーケストラで壮麗に奏でてみたり・・・。

そして最後には、生命エネルギーが爆発するかのような、底抜けに明るいサンバでエンドロールを迎えます。
これがじわじわと怖いんですよ~。

私はこの作品を初めて見たとき、「この映画は、この音楽があってこそ完成したんだなー」と思いました。
ギリアム監督だけでは作り上げられなかった世界が見事にデコレーションされてできあがっているのです。

マイケル・カーメン氏は、惜しくも2003年に55歳で世を去ってしまったそうです。
生きていたら、きっと「ダイ・ハード4.0」の音楽も担当してくれたことでしょう。

心に残る映画には、いつも心に残る音楽が添えられていると言ってもいいと思います。
またそのうち、そんないいサウンドトラックをご紹介しますねー。

オペラの至宝の死を悼んで

2007-09-06 23:51:38 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

今日のネットニュースなどでご覧になった方も多いと思いますが、
「三大テノール」の一人、イタリア人オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティ氏が、本日71歳で亡くなりました。
トップ画像の3人の、真ん中の方です。

今日ご紹介するCDは、以前から記事にしようと思って後回しにしていたのですが、こんな形で紹介記事を書くことになってしまい、非常に残念です。

私は全然オペラに詳しくはないのですが、イタリア民謡のCDを図書館で探していて、パヴァロッティ氏のイタリア民謡集のCDを見つけて聴いたのがきっかけで、その美声に感動しました。

図書館にある彼のCDをいろいろ借りたのですが、自分でも欲しくなって、手始めに買ったのがこの輸入盤CDです。

1990年(ローマ)、94年(ロスアンゼルス)、98年(パリ)で開かれた、あの伝説の「三大テノール」コンサートのライブベスト盤です。
オーケストラの指揮はズービン・メータやジェームズ・レヴァイン。
何とも豪華な・・・チケット、いくらだったんでしょう。(^~^;;

曲目はいわゆるオペラの歌唱曲だけではなく、「オー・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」「アマポーラ」「雨に唄えば」などの、誰でも知っている民謡やポップスの名曲も交えてあり、オペラに詳しくない人でも全部楽しめるような構成です。

それゆえに、コアなオペラファンからは「邪道な企画」「芸術じゃなくショービジネス」などと酷評も受けたようです。
でも私のような素人にすれば、「知ってる知ってる!」って曲の数々を、圧倒的な美声で聴かせてくれるこのコンサートは、フツーの人々をオペラの世界へと迎え入れてくれる、素晴らしい入門編だと思います。

もちろん、あの有名なトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」も入っていますよ。

図書館で借りて、三大テノールは一応聴き比べをしたのですが、私としてはパヴァロッティの声が一番張りがあって好きだなと思っていたので、今回の訃報は本当に残念でした。

今、ささやかな追悼の意を表して、このCDをかけながら記事を書いています。
パヴァロッティ、すごくメタボな体型だったからなぁ、長生きしないんじゃないかとは思っていたんだけどなぁ・・・。

優れた歌い手が亡くなるというのは、至宝の楽器が共に永遠に失われてしまうということなんですね。



これからは天国で神様のために歌ってあげてね。
どうぞ安らかに。

癒しのアコースティック:アール・クルー "Naked Guitar"

2007-08-21 23:53:37 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今週後半には暑さも一段落・・・という話でしたが、どうやらそうもいかないようで、今月いっぱいは真夏日が続く見通しとの東京です。

暑さに弱い私には、まだまだしんどい忍耐の日々。
「マブ豆腐」「熱闘甲子園」と、2日続けて暑い話を書いたので、今日は清涼感をもたらすような話題にしたいと思います。

暑い夏には熱いロックだ!とたぎっていたのも、遠い昔の話。(°°)
ラスマス・フェイバーなどのクラブ系サウンドも大変好きですけれども、
今では夏場は、爽やかな美しい音楽の方がずっと聴いてて疲れないなー・・・と思う年になりました。
あまり音を重ねていないシンプルな構成で、音質が美しいものが癒し系には向いていますね。

そんな気分にぴったりなのが、アール・クルー。
80年代、まだフュージョンという言葉が元気だった頃から活躍しているギタリストです。
彼はちょっとエレクトリック・ギターも弾いたことがあったそうですが、一貫してアコースティック・ギターにこだわっていて、傑作のアルバムも多く出しています。

トップ画像は2005年のアルバム「Naked Guitar」。
全編アコースティック・ギター一本で、他の楽器を入れずに貫き通した作品です。
スタンダードが中心で、「ムーン・リバー」など誰でも知っている曲も入っているので聴きやすいですよ。

何よりも魅力なのは、そのギターの音色です。
一つ一つの音を丁寧に、ポロンポロンと弾いてくれる柔らかい響き、
ガットがかすかにきしんで、指使いがわかるようなリアルな音質は、黙ってじっと耳を傾けていたくなるハートフルな世界です。

超一流のミュージシャンは、みんな音をとても大切にしていますよね。
以前、キース・ジャレットの「The Melody At Night, With You」の記事でも書きましたが、本当に音をいつくしむような弾き方です。
ミッシャ・マイスキーのコンサートでも、音への深い愛を感じました。
音が、彼らにとってきっと一番雄弁な言葉なんですね。

アール・クルーのギターソロ作品でもう一枚オススメなのが、
1989年のアルバム「Solo Guitar」。



こちらも、「It's Only A Paper Moon」「いつか王子様が」などのスタンダードが入っていて、コンセプトとしては上の「Naked Guitar」と似ています。

たぶん使っている楽器が違うのでしょうか、微妙に音質が異なっているのもまた聴きどころ。
89年の作品ですから、16年も隔たりがありますし。

けれども、2枚を聴き比べてみると、その「基本軸のぶれなさ」にちょっと感動しますね。
自分がギターの何を愛しているか、どういうふうな音を求めて行きたいかということが、ずっとぶれていないんです。

こういうのが本当の "Going My Way" なんでしょうね。
そんなふうに年を重ねていきたいものです。

今回ご紹介した2枚は、たぶん輸入盤しか手に入らないと思いますが、よろしかったら聴いてみてください。(^^)

さよなら、退屈な飛行機!:ラスマス・フェイバー「ブラニフ・インターナショナル」

2007-08-05 23:49:28 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
夏休みは海外旅行の季節ですね。
出発に向けて、楽しく準備されている方も多いことでしょう。

旅の始まりは空港から、そして飛行機に乗った時から。
私はエコノミークラスしか乗ったことがありませんが、どの飛行機に乗っても
「もうちょっといろいろと、オシャレだといいのにな・・・」
と思っています。
飛行機の内装や備品って、案外デザインがつまらなく、品質が安っちいんですよね。
エコノミーだからしょうがないんでしょうか・・・。

同じように思っている方、いませんか?
それなら一緒に「ブラニフ・インターナショナル・エアウェイズ」に乗ってみたいですね。

これは、25年ほど前まで実在したアメリカの航空会社です。
日本便は就航していなかったので、日本での知名度は低いと思いますが、
それはそれは”いかした”オシャレな航空会社でした。

(ブラニフ航空のヒストリカル・サイトは→こちら!

1920年代にアメリカ国内便からスタートしたこの会社、第二次大戦後には国際線に拡大し、ジェット機の時代がやってきて航空会社の競争が激しくなった60年代半ばに、画期的なキャンペーンを始めます。

キャッチコピーは、"The End of the Plain Plane"。
「さよなら、退屈な飛行機!」というわけです。

機体をカラフルでポップな、ジェリービーンズのような色に塗り分けたり、
スチュワーデスの制服をエミリオ・プッチがデザインした、制服の概念を打ち破る最先端のトレンドのものに変えたり。
機内の備品や、空港のラウンジ、チケットのデザインにいたるまでこだわりまくり、
他社では味わえない「オシャレな飛行機の旅」を、徹底的に演出したのです。

このキャンペーンは大当たり、ブラニフは一躍大成功企業に。
しかしその後、価格競争などで業績が悪化し、ついに1982年に破産してしまいました。

けれどもその秀逸なデザイナーたちが結集したプロジェクトは、未だにファンが多く、ブラニフ・グッズのコレクターも結構います(私も集めたい)。

そんな伝説のエアライン、ブラニフがもし今もフライトしていたら、きっと機内にはこんなBGMが流れていただろう・・・!

というコンセプトで作られたのが、今日ご紹介するアルバム。
選曲&ミックスは、私が愛するスウェーデンのハウス・プロデューサー、ラスマス・フェイバーです。
(ラスマス・フェイバーについての過去記事は→こちら!

ブラニフの機内アナウンスをはさみながら、選び抜いたオシャレなチューンを、ノンストップで聴かせてくれます。
彼自身も「キャプテン・ラスマス・フェイバー」としてアナウンスを入れちゃってるんですよ。(^^)

トップ画像がこのCDのジャケットです。
こんなカラフルな飛行機が飛んでたなんて、ワクワクしますよね。

スチュワーデスの制服も、なんとモードな・・・。



特に素晴らしいのはホノルル便のスチュワーデスさんたち。
このセンスには感服です。目の保養です。



美しいデザインに囲まれて、オシャレな音楽が流れる空の旅・・・。
iPodで聴きながら歩いていると、夢がふくらみますよ。



でもねぇ、せっかくのノンストップが、iPodに落とすと曲間に「切れ目」が入っちゃうんですよね。
これだけは残念だなぁ・・・。(-_-;

雨の日にふと浮かぶ、意外なあの歌

2007-05-25 23:53:59 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
明日はしゅんけいの小学校で運動会が予定されているのですが、東京は朝からあいにくの雨。

夕方頃までしとしと降っていて、今はやんだようですが、この分では明日はグラウンドが水たまりだらけで、さすがに運動会は延期でしょうねぇ・・・。
朝8時に学校側でGO/NO GOを決めるそうですが、どうなりますことか。

さて、そんなわけで今日は雨も降っていたことだし、昼間は一日家で細々したことを済ませつつ過ごしました。

雨をテーマにした歌や曲はたくさんありますね。

古ーいところでは、八神純子「みずいろの雨」、
イルカ「雨の物語」、
ショパン「雨だれ」
ジーン・ケリーの「雨に唄えば」なんてのもありましたね。
おお!「長崎は今日も雨だった」を忘れていた(笑)。

しかし、私が雨の日に結構思い出すことが多いのは
演歌歌手・三善英史さんの、タイトルもずばり「雨」。

果てしなく子供の頃に聴いただけの曲なのですが、
今それなりの年齢になってみると、なんとも切ない歌詞なんですよね。

YAHOO!ミュージックに「雨」の歌詞が載っていましたので、リンクを貼らせていただきます。



雨の降り出した土曜の昼下がり、
傘もささずにぬれながらたたずむ女性。
約束の時間になっても、待ち人は現れません。
道行く人に見向きもされず、それでもただ待ち続けるのです。

「恋はいつの日も 捧げるものだから
 じっと耐えるのが つとめと信じてる」


切ない姿じゃないですか~。

携帯なんてなかった時代の歌ですからねぇ・・・。
ただただ彼をじっと待ち続けるなんて、今ではあり得ないでしょうね。

でもこの歌では、彼はとうとう来てくれなかったのでしょうが、
私の若かりし頃(笑)は、待ち合わせすると(携帯ない時代ですから)
相手がちょっとは遅れても、必ずその日その時間をめざして
ちゃんと来てくれることを信じて、約束していたんですよね。

携帯でいつでも連絡が取れてしまう21世紀、
「必ず来ると信じて誰かを待つ」気合いみたいなものって
もしかしたら減っちゃったのかもしれませんねぇ・・・。


さて、明日の運動会は??