モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今さらながらのただし書きではありますが、私・ヴィシアとぱぴりおは、別に全然リッチではありませんし、ごく普通の会社員とその妻です。
しかーし
今夜はちょっとリッチな気分を味わって帰ってまいりました。
今月、日本橋の三井タワーにオープンしたばかりの超高級ホテル、「マンダリン オリエンタル 東京」に潜入してきたのです。
とはいってもお泊りしたわけではなく(通常、1泊一人¥65,000からですから。)、ぱぴりおが仕事でこのホテルをあるミーティングの会場として使う候補にしているため、ホテル側と打ち合わせするために、退社後ここを訪問することになったので、打ち合わせの後で私と合流して、潜入インプレッションを行うことにしたというわけです。
上のリンクをご覧になっていただけるとおわかりかと思いますが、このホテルは地下鉄・三越前駅にほぼ直結している、「日本橋三井タワー」の低層階部と、最上階からの9フロア分を占有しています。
レセプション(フロント)は、最上階の38階です。
非常に暗めの、ムーディーな照明の中にレセプションがあり、カウンターの向かいには下へ降りる大きな吹き抜けの階段があるのですが、そこの壁が全面大きなガラス張りになっていて、素晴らしい夜景が一面に広がっています。
写真よりも実物の方が数段きれいです。
この画像↑の中央やや左の遠景に、ぴょこんと赤く突き出ているのは東京タワーです。画像だとわかりにくいですが、実際に見ると、ライトアップされていて、いいアイポイントになっています。
なんと、この38階にある化粧室からも、夜景を見ることができるんですよ(東京タワーとは反対側ですが)。こんな感じです。洗面台も、大理石をふんだんに使った、とてもラグジュアリーなものです。
そして・・・
なんと、ハズカシながら男性のトイレはこのように(*^^*;(ぱぴりお氏、人目を盗んで渾身の撮影)。
なんと申しましょうか、ムーディーなトイレでございます。
夜景を堪能した後は、37階の「センス ティーコーナー」へ。
ここは、中国茶や日本茶など、アジアのお茶が楽しめます。
照明が暗いので、画像が赤っぽくなってしまいましたねー。
私は「マンダリン オリエンタル ブレンド」という、烏龍茶に花や柑橘系フルーツの香りをつけた、オリジナルブレンドのフレーバードティーをいただきました。
お茶請けに、小さな中国クッキーと、月餅が一切れついてきます。
この月餅がとてもおいしかったですねー。
私は普段フレーバードティーは、アールグレイ以外は飲まないのですが、このお茶は香りがきつすぎずにバランスよく爽やかにまとまっていて、飽きずに飲みやすくておいしかったですね。
ポットでたっぷりとサーブされるので、ぱぴりお氏が「おなかすいた~」と叫びだすまで、ゆっくりとおしゃべりしながらお茶をいただけました。
では、そのお茶をいただきながら、ティーコーナーで行いました夫婦放談による、このホテルのインプレッションを・・・。
ヴィシア:さすが鳴り物入りでオープンした、大手ホテルチェーンの東京進出。高級感をよく演出しているよね。
ぱぴりお:うん、でも私はちょっと辛口採点をしたいと思う。
ヴィシア:というと?
ぱぴりお:確かに、作りはとてもきれいなんだけど、私はスタッフの人といろいろ話したり接したりしたんだけれども、「サービス」の質、という点で、まだずいぶんぎこちないものを感じた。スタッフの教育が不十分なまま、見切り開業した感があるね。
ヴィシア:なるほど!それは私もさっき、一人でうろうろしている時に思ったよ。さすが、ドアボーイやレセプション、ティーコーナーのスタッフは、イケメン・美人ぞろいなんだけど、肝心のサービスが、熟練してない人もいるな、って思った。客に対して失礼なことはなかったけど、なんというかサービスのキャリアが浅い人もいるような。
ぱぴりお:私(=客)の前でスタッフ同士で会話する時に”タメ口”だったりするんだよね。1泊5万(開業特別割引宿泊料)のホテルなんだから、これはやめてほしい。
ヴィシア:そうだよね、器とソフトウェア(=サービス)のレベルが一致していない感じがする。このホテルはまだ、器自体未完成だというし(現在も工事中のところがあるとか)、おそらく”初めにスケジュールありき”で、見切り開業したんだろうね。
ぱぴりお:あと、私は仕事で使うので、客室は見ないで会議室を見せてもらったんだけど、それはこのタワーに隣接する国の重要文化財・三井本館の中にあるので、いかんせん建築自体が古い。内装は塗り直しているけどね。で、重要文化財なので国から「修復してはいかん」と言われているそうで、会議室のドアノブが取れちゃってて「ない」のに、直せないでドアノブがないままだったりするんだよ。(^_^; なのに、レンタル料はすごく高い。
だから、そういうビジネスユースでスペースを借りて使うには、コストパフォーマンスは決していいわけじゃないね。
ヴィシア:なるほどね~。このホテル、今月オープンしたばかりで話題性もあって、とってもラグジュアリーなんだけれど、こんなわけでソフトウェアにちょっとまだ不安があるから、本格的に超高級ホテルのサービスを満喫したいなら、半年くらい経ってスタッフがこなれてからの方がいいかもね・・・。
と、いうわけで、コナマイキなことを言いつつ、お茶をたっぷりいただいて、いつかはここのフレンチでディナーをば・・・と野望を胸に秘めて、ホテルを後にした私でした。
いや~、でもあの夜景だけで、十分女性は口説けますね。
紳士の皆さん、ひとつお金を貯めて、キメる時にはがんばってくださいね・・・。