Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

今シーズンのインフルエンザ流行状況について

2008-02-28 23:49:53 | ノンジャンル

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

今年は流行の立ち上がりが早かったので、大きな流行も懸念されていたインフルエンザですが、IDSC(国立感染症研究所 感染症情報センター)で発表されている流行状況によると、定点あたりの報告数の全国合計は下がってきています。

過去10年の流行の推移を見ると、患者数がいったん減少傾向になった後にまた流行が大きくぶり返した例はないので、今シーズンは「小流行」で終わってくれるかもしれません。

今シーズンの流行が始まる前に書いた記事では、

・今シーズンはWHOにより、A型インフルエンザの中のH1型に対するワクチンの種類が変更された。
→シーズン初めの患者さんがかかったウイルスを調べると、変更したワクチンと違う「株」のウイルスが見られた。
→今シーズンのH1型ワクチンは「はずれ」?
→そうであれば、今シーズンはワクチンが効かずに、A型インフルエンザのH1型が流行るかも?

という推測を書きました。

しかし、実際には、今までのところ流行のほとんどはAH1型でしたが、流行の規模は過去10年間で下から2番目くらいのレベルです。
AH3型とB型インフルエンザは今シーズンはほとんど流行っていません。

とすると、今シーズンは結局、WHOが流行を予測して変更したAH1型のワクチン株が「はずれ」じゃなく、「当たり」だったのか?
という推理が出てきます。

実際、毎日新聞のネットニュース(2月26日)でも

>分離されたウイルスはAソ連型が92.3%を占めた。
>今シーズンはワクチンの使用株が7シーズンぶりに変更され、流行した型と一致した。

と書かれています。

この表現だとワクチン株が「当たった」かのようにも読めてしまいますが、調べた限りでは感染研からは、本格的な流行が始まってから、患者さんから分離されたAH1型(=Aソ連型)ウイルスの「株」について、どの株が主流だったか、という報告は出ていません。

つまり、今の時点ではAH1型を主流とする今年の流行が小規模になりそうな理由を、
「今年変更になったワクチンの株が”当たり”だったから」
と言うことは、まだできないでしょう。

では、今年のワクチンが”当たり”でなかった場合に、どうして今回の流行が小規模になりそうなのかについては、私なりにいくつか仮説を考えているのですが、それはワクチンの当たりはずれについて、はっきりした情報を手に入れられてから、絞り込もうと思っています。

ともあれ、今シーズンはこのままもう流行が終息に向かってくれれば何よりですよね。




山と、海と、しゅんけいと

2008-02-27 23:38:47 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

3回連続で、静岡旅行でのおいしいものをご紹介してきました。
山奥のわさびの里・有東木(うとうぎ)、そして清水港と、山と海の両方に一日で行くことができて、しゅんけいもとても楽しかったようです。

有東木は小さな村ですが、お神楽が残っているそうで、さわりの部分を見せてもらえました。
お神楽で使う、鬼と狐のお面をかぶらせてもらってご満悦のしゅんけいです。

有東木には白髭神社という古い鎮守様があり、そこには何と樹齢720年にもなる、スギの大木が10本もあります。
かつて誰かが植えたものらしいです。
その大きなことといったら、ごらんの通り。



思いっきり上を見上げると、口が開いちゃうんだよねー、しゅんしゅん。
720年もここで生きている木なんだよ・・・。


清水港では、のんびりとカモメがお出迎えです。



海を見ると少年たちは、なぜかしら寡黙になるのでした。






しゅんけいシェフ:手作りわさび漬けで炊き立てご飯

2008-02-26 23:16:25 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

土曜日に静岡へのバス旅行に出かけた、ぱぴりおとしゅんけい。
わさび栽培発祥の地・有東木(うとうぎ)では、本物の「わさび漬け」作り体験もしてきました。
盛りだくさんでしたねー。


<わさび漬けの作り方>

1)酒粕に砂糖と塩を混ぜ、
2)わさびの茎を5mmくらいに細かく刻んで塩もみして水気を絞り、
3)わさびを細かく切って、
4)1~3をよく混ぜてできあがり。


張り切ってどんどんわさびを刻んで入れたしゅんけい。
相当にガツンとくるわさび漬けができあがりました。(^^;



炊き立てご飯にのせると、わさびの香りが広がります。
お醤油をちょっとかけると、トップ画像のように、文句のつけようのない”うまげ~♪”な状態に。

うっかりすると容赦なく鼻にツーンとくるのですが、これだけでご飯1杯余裕でいけます。
今まで食べたどのわさび漬けよりおいしい・・・。

3人でそれぞれ作り、特別に「おかあさんの分も」と作らせてもらってきたので、うちには今、こんなにわさび漬けがあるんです。



「けい用」から食べているのですが、冷凍保存もできるそうなので、あとの3人の分は冷凍しておこうかな。

わさびって、丸ごと買うと普通の家では余ってしまいそうですよね。
こんなふうに自家製のわさび漬けを作ってみてはいかがでしょうか。(^^)




清水港のマグロとイカを、静岡のおろしたて生わさびで(動画つき)

2008-02-25 23:45:11 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
昨日のサザエのつぼ焼き動画は、お楽しみいただけましたでしょうか。

今日は男3人の静岡・日帰りバス旅行の、もうひとつのおみやげをご紹介します。
それは、静岡県のわさびの里・有東木(うとうぎ)名産のわさび。



ここは、わさび栽培発祥の地なんだそうですよ。
70数戸の小さな村ですが、きれいな清流と澄んだ山の空気のもとに山葵田(わさびだ)が広がり、人々が親切な、とてもよいところだったそうです。

新鮮なわさびを手に入れて、次に向かったのは清水港。
ここでぱぴりお、マグロと真イカのお刺身を買い、おみやげにしてくれました。
トップ画像のお刺身は、ぱぴりおが切ってくれました。ダイナミックですね。

そしてお待ちかね、その場でわさびをおろします。
家でこんなふうに、わさびをおろして食べるのは初めてなのでワクワク。
けいけいが、やや慣れない手つきながらわさびをすっている動画です(5秒)。
バックでおとーさんにいろいろしゃべっているのはしゅんしゅんです。




今おろしたばかりのわさびで、さっそくお刺身をいただきました。
おろしたてはほとんど辛くないんですが、だんだん辛くなってきます。
3分後が一番辛いのだとか。確かにそんな感じです。

何より香りが爽やかで素晴らしいですね。
おいしいお刺身と、良いわさびに炊きたてご飯・・・いやもう、何も言うことはありません。
特にイカ刺しの味が引き立ちます。
久しぶりにおいしいイカ刺しをいただきました。(^^)

うちもそうでしたが、ほとんどのおうちでは、わさびというとチューブ入りのやつをお使いだと思います。
もしよかったら、よいお刺身が手に入った時には、思い切って本物のわさびも買って添えてみてください。
きっと、和食の素晴らしさを再認識できますよ。




清水港の新鮮サザエのつぼ焼き(動画つき)

2008-02-24 23:42:54 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

週末の2日間、東京には春一番が吹き荒れました。
花粉も飛び始めましたし、季節はもう変わろうとしていますね。

そんな中、土曜日にぱぴりお+しゅんけいの男3人が、日帰りのバス旅行に行ってきました。
ぱぴりおの友人からの紹介です。

朝7時に新宿を出て、東名に乗り、行き先は静岡。
一日フルに使った旅でした。

今日はまず、いきなりですがおみやげをご紹介しましょう。
清水港の新鮮なサザエです。
家でつぼ焼きにしました。
サザエを食べることなどめったにないので、じわじわと焼ける様子を動画にとってみました(7秒)。




泡立つお醤油に期待感が高まりますねー。
バックに救急車のサイレンがかすかに入っているのが、庶民の食卓って感じでしょうか。(笑)

できあがりがトップ画像です。なんとも良い香りが・・・。
日本酒が欲しいですよね。

実は、はるか昔の記事で、ぱぴりおの実家から送っていただいたサザエを取り上げたことがあります。

この時は焼いているのを覗いていたら顔に汁が跳ねて、ひどい目にあったのですが
今日は大丈夫でした。静岡のサザエはおとなしいのかもしれません。(^^;

しゅんけいは奥のほうの苦い「キモ」の部分は食べずに、フタの近くの白い身だけ食べました。おいしかったそうです。
キモは、サザエ好きのおとーさんがもれなくいただきました。

男3人春一番の中、静岡の旅。
次回の記事では、もうひとつのおみやげをご紹介しますね。




ルパン三世はなぜフィアット500に乗っているのか

2008-02-22 23:28:59 | 実はクルマ好きです

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
先日の記事では、「007/私を愛したスパイ」に登場するクルマの話を書きましたが、今日はネットニュースでこんな記事を見つけました。

(以下asahi.comより引用)

「ルパン三世」愛用の車、50年ぶりに日本で発売へ

 伊フィアットの日本法人は22日、昨年に50年ぶりとなる全面改良をした小型車「フィアット500」(排気量1.2リットル)を、3月15日に日本で発売すると発表した。1957年に発表された初代は「イタリア産業デザインの傑作」とされ、人気アニメ「ルパン三世」でルパンが愛用する車としても知られる。税込み価格は225万円。08年は3000台の販売を目指す。

 新型500は親しみやすい初代の雰囲気を残しつつ、室内を広くして、環境・安全性能も高めた。フィアットは若者へのブランド浸透を狙い、近く東京・青山にクラブ併設の「フィアットカフェ」を開店する計画だ。

 伊フィアットのロレンツォ・システィーノ最高経営責任者(CEO)は「日本はトップメーカーがひしめく厳しい市場だが、最新トレンドに敏感な人たちに新型車が受け入れられると期待している」と話した。

(引用終了・リンク先には新型500の画像もあります)

この記事でも書かれていますが、イタリア車の旧型フィアット500「チンクェチェント」(画像はこちらをご参照ください)は、ルパン三世の愛車として知られていますね。
アニメの中でルパンたちが小さい500に乗って必死に走り回る姿はユーモラスでした。

しかし、私はある日ふと、ささやかな疑問を持ったのです。
ルパン三世は、祖父アルセーヌ・ルパンをこよなく敬愛しているはず。
そして祖父はフランス人。
どうして愛車もフランス車という設定にしなかったのかな?・・・と。

古いフランス車にも、個性豊かな小さなクルマはいろいろあります。
例えば「2馬力」の愛称がある、シトロエン・2CV。(画像はこちら)
これはルパン三世「カリオストロの城」で、ルパンのクルマではないですが出てきていますね。

ルパンの愛車としては、かつてのフランス小型車の代表、「ルノー・5(サンク)」でもいいかなと思ったんです。(画像はこちら)
このクルマはお尻がストンと落ちていて、横から見ると三角形なんですよ。このヨーロピアンセンスあふれる後ろ姿が最大の魅力でしょうか。

ただ、デザインとしてはフィアット500の方がいかにもキュートでマンガっぽいので、これがルパンの愛車になったんでしょうね。

フィアット500は、リュック・ベッソンの映画「グラン・ブルー」で、ジャン・レノ扮するイタリア人ダイバーのオンボロ愛車として登場します。
「あーなるほど、イタリア人だからチンクェチェントに乗ってるんだ」と、うまい小道具だなぁ・・・と感心した記憶があります。

そんなわけで、私は「チンクェチェント」=「イタリア」を連想するので、フランスとはイメージが結びつかないため、ルパンの愛車としてはずっとちょっと違和感も感じていました。
ルノー・サンクじゃダメ?って感じで。
地味で嫌なら、カタチがもっと派手な「サンク・ターボ」というのもありますから。

とはいえ、長い間イメージが固まっている「ルパンの愛車・フィアット500」。
ルパンシリーズの新作では、クルマも新バージョンにモデルチェンジするでしょうか。ちょっと楽しみですね。




ちょいワルサンタの御用達:ベルギービール「ブーカニア・クリスマスエール」

2008-02-21 23:47:47 | ワイン以外のお酒

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

健康優良児のけいけいも、ついに今日は風邪で学校を休みました。
赤い顔に血走った目で、暇を持て余して本を読んでいましたが、午後には力尽きて延々爆睡。
食欲は落ちていないのですが、夕食後も熱がまだ38度以上あったので、明日学校に行けるかどうか微妙ですね。

さて、今日はちょっと珍しいビールをご紹介しようと思います。
少し前の話ですが、昨年末に山中湖のオーベルジュ「ル・ラゴン」に行った記事を書きました。

その時にお宿から、お土産にといただいたのがこのビール。
ベルギーの「ブーカニア」のクリスマス限定醸造品(330ml)です。

ラベルのアイパッチをしたちょいワル(かなりワル)サンタのイラストがポイントですね。
歯も抜けてるし、いかにも海賊風。
ベルギーの人、なんでこんな絵にするんだろう・・・。(^^;

このビール、日本での分類は発泡酒になりますが、アルコール分が9~10%もあるので、普通のビールのつもりで飲むと、結構きますよ。

ビールの色は赤っぽい茶色。いわゆる「レッドエール」でしょうか。
泡立ちはクリーミーです。
特徴は、オレンジピールを使っているので、意外とオレンジのフルーティーな香りがすること。
しかし、アルコール分が強いので味わいは強め。コクがあります。

苦味も個性がしっかりした重めの感じなので、イラストは「キモカワ」ですが、男性向けのビールかな。
ママレードのような甘さではなく、オレンジピールの香りと苦味を、ビールの苦さと調和させた感じです。
普通のビールより少しぬるめの温度で飲んだ方がおいしいと思います。

これは、なかなか普通のお店では売っていないようですし、クリスマス限定品なので、飲んでみたいという方は今年の冬までお預けでしょうね。
毎年このイラストなんでしょうか。ベルギー人って面白い人たちだなぁ・・・。




しゅんけいツインズ:大量風船の使い道は

2008-02-19 22:58:17 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

しゅんけいツインズ、11歳。
この頃、けいけいは第二次反抗期の兆しなのか、ちょっとイライラ気味の日が増えてきたように思います。
思い通りにならなかったり、ちょっと小言を言うとぶんむくれたり。
本人も、きっと内面に生まれてきた”モヤモヤ”を、どうしていいかわからないんでしょうね。

しゅんしゅんは、先にけいけいが乱気流に突っ込んだのを観察していたせいか、彼のほうは今のところ冷静さを保っており、怒れるけいけいに淡々と説教したりしています。
こういう役割分担が自然にできあがるのが、双子の面白いところですかね。
調整役を引き受けざるを得ない形のしゅんしゅんに、あまり負荷がかからないように気を配ってあげないとな、と思っています。

しかし、そうは言ってもまだまだ子供時代真っ盛りでもある二人。
毎日楽しく生きることに貪欲です。

先日は、家族で出かけたショッピングモールにあった「銀だこ」(タコヤキ屋さん)の店先に置いてあった風船の山を目ざとく見つけました。

「ご自由にお持ちください」・・・と書いてあっては、欲張りツインズを止める術はありません。
ごっそり持って帰ってきました。(^^;

思えばしゅんけいが小さかった頃、風船が大好きで、催事場などで配っているものをもらっては、「ふーしぇん、ふーしぇん」と子供らしく喜んで、小さな手にそれぞれ持っていました。
小さな双子が赤や青の風船を持ってとことこ歩く様子は、親のひいき目ながらちょっと可愛かったものです。

しかーし!

11歳になったしゅんけいにとって、風船はもはや、夢を乗せて青空へと飛んでいくファンタジーなものではありません。

彼らがこれを何に使うかというと・・・

「水風船」。

しゅんけいは子供だけで一緒にお風呂に入るのですが、そこにこの風船を持ち込んで、お湯を入れてパンパンに膨らませ、相手に向かって「ブシューッ!!」と噴き出したり、相手の頭の上で「パン!!」と割ってざっぷりお湯をかけたりして激しく遊んでいるのです。

戦いに興が乗ると、バスルームからは「ギャハハハ」と二人の声が響き、「バコンガコン」と何やらすごい音がして、いつまでも出てこないこともしばしばです。

ようやく出てくると、あたりに水滴を振りまきながら、半裸で傍若無人に棒アイスをバクバク食うのです。
あとでお風呂に入ると、風船の破片が落ちていることもしばしば。

思春期の入り口の反抗期が大変でしょうけれど、もうそろそろ子供時代からの卒業を前向きに検討してくれないと、ウチのバスルームが壊れてしまうかもしれません・・・。




簡単お昼ごはん:チーズリゾットもどき

2008-02-18 23:54:24 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

ひとりで家でお昼ご飯を食べる時、皆さんはしっかりきちんと作る派でしょうか?
それとも簡単に済ませちゃう派?

私はやっぱり簡単なほうに流れてしまいますねー。
インスタントラーメンはほとんど食べませんが、お茶漬けとかふりかけご飯というのも、ラクだけどわびしいような・・・。

というわけで、最近こんなものをよく作っています。
残りご飯で作る、チーズリゾットもどき。

1)小鍋に薄めのコンソメスープを適量作り、ご飯を入れます。
2)ご飯を煮ながら、粉チーズを入れて溶かします。
3)黒コショウ、ドライバジルを加えてご飯が好みの固さになるまで煮て、塩味を整えてできあがり。

スープの量があまり多くない方がリゾットっぽくなります。

レトルトのパスタソースについてくる、パウチ入りの粉チーズがいつも余るので、これを活用できないかな…と考えたメニューです。

見た目はあまりオシャレじゃないんですが、結構おいしくて温まるので、ごはんが余ったときにでもいかがでしょうか。(^^)




水陸両用カー、ついに誕生:ロータス・エスプリを超えたのか?

2008-02-16 23:55:10 | 実はクルマ好きです

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

ペーパードライバーでゴールド免許保持者の私ですが、クルマは昔から結構好きでした。

スーパーカーブームの洗礼を受けた世代ですので、やっぱり今でもそういうクルマは面白く感じますね。

さて、今日はネットでこんなニュースを見つけました。
(リンク先には写真もあります)

(以下引用)

”「007」気分で水中ドライブはいかが=スイスのメーカーが潜水乗用車を開発”

【ジュネーブ15日AFP=時事】スイスの自動車メーカー、リンスピード社は15日、ジェームズ・ボンドばりの水中でも走行できる乗用車を開発したと発表した。3月にジュネーブで開かれる国際モーターショーでお目見えする。
 この水陸両用自動車はスキューバと命名された。「007」シリーズの英諜報機関員ジェームズ・ボンドの大ファンの同社社長は、「ここ30年間、どのようにすれば水中を自由に走る乗用車を作ることができるかを考え続けてきた。やっと夢が実現した」と語った。
 スポーツカータイプのスキューバは、乗っている人は水中では酸素マスクをつけて呼吸する。同社長は、防水や水圧など解決しなければならない難しい問題はあったが、最も苦労したのは水中で魚のように動かすことだったと述べた。
 電気モーターで推進するスキューバは、10メートルの深さまで潜航が可能。オープンカーのスタイルにしたのは、水中で緊急事態が起きた際に乗っている人がいち早く脱出できる安全面を考えたのと、窓を閉め切るタイプにした場合に掛かる大きな水圧を避けるためだという。
 スキューバは、ジュネーブで開かれる国際モーターショーで3月4日に報道関係者に公開され、6日から16日まで一般に公開される。同社はこの日の発表では、スキューバの値段は明らかにしなかった。

(引用終了)


この記事を20代の人が読んでも、「007」の例えはわからないかもしれませんね。(^^;

これは、007シリーズ10作目の「私を愛したスパイ」(1977年)で使われたボンドカーのことなんです。
映画で使われたクルマは、イギリスのメーカー「ロータス」が当時初めて作ったスーパーカー、「ロータス・エスプリ」の白(画像はこちらのリンクを見てください)

MI6によって改造されていて、何と水中に潜って、タイヤを格納して潜水艇仕様に変形できてしまうという、実に楽しい設定なのです。

上で引用した記事のクルマは、ライトウェイト・スポーツという感じなので、私としてはやっぱりロータス・エスプリの方が(実現したら)すごいだろうなと思いますね。

余談ですが、この「007/私を愛したスパイ」は、お金はかけているんですけれども、ストーリー性で言うとまぁ荒唐無稽・・・って感じです。

けれどもオープニングはものすごく秀逸でセンスがよいのです。

アルプスの山小屋にいたボンド(ロジャー・ムーア)を、敵が急襲。
ボンドはスキーで逃げ出します。
アルプスの急斜面を滑走しながら、やはりスキーで追ってくる敵との死闘。

敵をかわしたボンド、しかし行く手には断崖が迫る!もう止まれないっ!!

アルプスの目もくらむような断崖からスキーを履いたままダイブしてしまうボンド。
音楽も止み、ひたすら落ちて行き、もはや絶体絶命か・・・。

しかし!

ノーカット(!)のロングショットでカメラが追う中、やがてボンドの足からスキーが外れ、数秒後には真っ青な空を背景に、ポッ・・・とパラシュートが開くのです。

しかもそのパラシュートは、でっかいユニオンジャック柄。
007ファンならニヤリの、心憎い演出です。

このあたりでバックに流れ始めるのが、カーリー・サイモンが歌うメイン・テーマ、「Nobody Does It Better」です。
この曲も歴代のボンドのメインテーマの中でも、かなり名曲だと思いますねぇ。

余談の方が長くなってしまいましたが、007シリーズ、「カジノ・ロワイヤル」の次はできるのかなー。




オーストリア・ダルボ社のエルダーフラワーシロップ

2008-02-14 23:57:00 | おいしいもの

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

通販化粧品・サプリメントメーカーのDHCは、意外と面白いものも取り扱っています。
ライバルのファンケルも雑貨など手広く販売しているので、対抗しているのでしょうね。

DHCはスキンケア用のオリーブオイルが「売り」ですから、海外にいろいろコネクションがあるようで、ファンケルと比べると海外製品のラインナップが多いように思います。

今回買ってみたのが、ヨーロッパはオーストリアの老舗・ダルボ社のシロップ。
アップル、ブルーベリーもありましたが、一番珍しい「エルダーフラワー」のシロップを買いました。

エルダーフラワーというのは、ごく小さな花のハーブで、ハーブティーを入れるとカモミールのように黄色いお茶になります。
ヨーロッパでは昔から「風邪に効くハーブ」とされていて、ピーターラビットがお母さんにカモミールティーを作ってもらったように、風邪かなと思ったらこのお茶を飲むのだとか。

カモミールはリンゴのような香りですが、こちらはマスカットのような香りです。
ハーブなので、味のほうはフルーティーではないですが・・・。

うちでは、カモミールとエルダーフラワーが両方用意してあって、夜遅くに温かいものが飲みたくなったときなどに時々いれています。
紅茶だと眠れなくなってしまいますからね。

さて、このダルボのシロップ、エルダーフラワーエキスが50%入っています。
6~10倍に薄めるのがよいそうです。

お湯で割って飲んでみると、マスカットのような香りにさっぱりした酸味があり、シロップなので甘味もあって、とてもおいしい飲み物に。(^^)
後味にエルダーフラワーの香りもしっかりするので、「あっ、これこれ」とハーブティーの香りを思い出します。
シロップ好きの私は、モナン社のものをいろいろとじわじわ揃えているのですが、これも常連に入りそうです。

まだまだ2月半ばで寒い日も続くことでしょう。
このシロップも風邪に効くなら、せっせと飲もうかな・・・?




友だちが手術しました

2008-02-12 22:42:34 | ヴィシアの日常

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
3連休、あまり時間が取れなくて更新ができませんでした。

今日は午後から、私の友だちが手術を受けました。
昨年の3月4日の記事でご紹介した人です。

彼はこの数年間に複数回の手術を受けて、病気と闘っています。
それは体にも心にも非常に辛い経験でしょう。
私にはうまい励ましの言葉が見つかりません。

リンクを貼った記事でも書いていますが、私と彼は、原因は違いますが同じ病気を2004年に経験し、二人とも死にかけましたが、這い上がって退院することができました。

私の場合は転院の末、正しい診断をしてくれた神経内科の先生に、ぎりぎりのところで巡り会えたことが、最後につかんだ幸運だったのです。
もしそれが1日遅かったら、手遅れだったかもしれません。

病気と闘うのは、苦しく辛いものですが、
闘う方法がある時代に生まれることができた、ということは
自分がつかんでいる幸運のひとつではないかと思います。
そしてその手段は、日々、年々改良されているのですから。
私が10年前、しゅんけいが生まれてすぐにあの病気になっていたら、
なす術もなかったかもしれないのです。

今日、がんばった友だちが、順調に回復するのを祈っています。




未完成のクリスマスの食卓

2008-02-08 22:57:05 | ヴィシアの日常

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

ミニチュアが好き、ちっちゃいものが好き、という人は多いですよね。
女性に限らず男性も、ミニカー、プラレール、フィギュアに盆栽など、結構小さなものを集めています。
私も、集めるほどではないのですが、ちょこちょこ小さなものを買ってしまうことがありますね。

これは、2年くらい前ユザワヤをうろうろしている時に見つけて思わず衝動買いした、確かイギリス製のローストチキンのミニチュア。
ドールハウス用でしょうか。
大きさ比較に、スタバの紙ナプキンと一緒に撮ってみました。
お皿の長い方で4cmくらいです。

これはきっと、テーブルセットを買って、小さなワインボトルやグラス、カトラリーを並べたりして、ミニミニ・クリスマスの食卓を作るものなんでしょうね。

しゅんけいが粘土遊びをしてくれるうちに、そんなかわいい食卓の模型をあつらえて、4つの椅子に座る家族の人形を紙粘土で作ってもらうのも面白いかな・・・と思っています。

両親と一緒にクリスマスを過ごすのが楽しい、と思ってくれるなんて、きっともうあと何回もないでしょうからね。

小さな模型は、ちょっと、郷愁につながるものなのかもしれません。




身近な化学:リサイクルカイロ(動画つき)

2008-02-07 23:49:27 | ヴィシアの日常

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

ぱぴりおが、会社の出入りの業者さんから、お年始のご挨拶に面白いものをもらってきました。

何回も使える「リサイクルカイロ」です。
まずはその使い方を、動画でご覧ください。(17秒)





厚手のビニールパウチの中に、黄色い透明な液体と、小さな薄い、少しカーブした金属片が入っています。

その金属片を指で「ペコペコ」っと曲げると、その部分から周囲に向かってみるみる液体が結晶化していきます。
これで瞬時に、使い捨てカイロと同じくらいに温かくなります。
温度は20分くらいしかもちません。

けれども、冷めてしまったカイロを布でくるむなどして、熱湯で5~10分くらい温めると、結晶が溶けてもとの透明な液体に戻り、冷ました後はまた金属片を曲げると、同様に発熱するのです。

温かさがそんなに持続しないので、実用性はイマイチなんですが、面白いですね。

どういう仕組みになっているんだろう?と思ってちょっと調べてみたところ、液体の正体は過飽和状態(飽和量よりも濃度が高くなっている状態)の「酢酸ナトリウム」。

この溶液は、常温では結晶化した固体の状態の方が本来安定です(高い温度では液体になる)。
ところが、高い温度で液体にしてからゆっくり常温に冷ますと、固体になる「きっかけ」がないままなので、液体の状態を保っています。

そこで、金属片のペコペコで「刺激(きっかけ)」を与えてやると、そこから結晶化が始まって、連鎖反応のように周囲に次々と結晶化が進み、全体が固体になるのです。
この時に「凝固熱」という、余分なエネルギーを放出するので熱が出て温かくなるというわけですね。

私も研究仕事をしていた頃に、似たような経験をしたことがありますが、ある種の物質の、非常に濃い濃度の溶液を取り扱っていると、ビーカーを叩いたり、ガラス棒でかき混ぜるなど、ふとした衝撃で「バババッ!」と一瞬にして全体が結晶化してしまうことがありました。

このようなものも、実は化学の面白い性質から生まれているんですね。
私はあまり詳しくありませんが、化学も奥深い分野ですねぇ・・・。




しゅんしゅんの「自画像」

2008-02-06 23:59:29 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

同級生の誰よりも図工を愛するしゅんけいツインズは、4年生の時には二人とも学校のクラブ活動では「工作クラブ」に入り、毎週工作を楽しんでいました。

しかし5年生では、それぞれ図工クラブからは離れ、しゅんは「マンガ・イラストクラブ」、けいは「スポーツクラブ(だったかな?)」に入りました。

しゅんけいいわく、「5年生は違うクラブをやって、6年生でまた工作クラブに入り、たくさん名作を作って、伝説を残して卒業する」計画なのだそうです。
その気になれば伝説なんて簡単に作れるぜ、と思っているところがすごいというか。

そんなわけで、クラブでも絵を描く技術を磨いているしゅんしゅん。
先日の図工の時間に、版画の下絵を描いたと言って、この絵を持ち帰りました。

最初は「けいを描いたんだよ」と言っていましたが、けいに「オレはこんなに髪の毛がくるくるしてないぞ」と言われたりして、結局自画像ということにしたようです。
双子とはいえ、いい加減だなぁ・・・。

ポケットに手を突っ込んで、真面目くさってこっちを見ている少年の鉛筆画です。

自分や、自分以外の人間を、じっくり観察して描くということは、学校の図工や美術の授業を終えてしまった大人たちは、もうめったにしませんね。

スナップ写真を撮るだけではできない、「時間をかけて人間を見つめる」という練習が、少年にとって大切な経験のひとつなのかもしれません。