4月から晴れて高校生になったしゅんしゅん。
受験のとき、本人は「大丈夫だよ」と言っていましたが、両親は内心ハラハラしていました。
というのも、しゅんの受けた学校は、筆記試験のほかに面接もあったからです。
傍若無人なところもある彼なので、テストで点を取れたとしても、面接でとんでもないことを言って落とされるんじゃないかと心配していました。
ところが、しゅんは受験を終えると「面接?大丈夫だったよ」とすました顔をしていて、結果無事合格。
でも、高校生活が始まって数日たったある日、とんでもない「ウラ話」をしてくれたのです。
しゅん「実はオレ、面接結構やばかったんだよねー。
3人一組で、オレが真ん中で両隣に女の子が座ったんだ。
オレなりにね、前もっていろいろ想定問答を考えたりして、面接対策をしていったんだよ。
『本校を志望した理由は何ですか?』とか、絶対聞かれるなと思って、答えもバッチリ考えてた。
でも、面接が始まると、いきなり面接官がオレに向かって
『では、あなたの長所と短所をあげてください。まず○○君から』
って言ったんだよ!
オレ、なぜかその質問だけ、答えを用意してなくて、しかもオレに最初に聞かれたんで、完全にパニクっちゃって、頭が真っ白になったんだよね。
それで、思わず
『胴が長くて、足が短いです!』
って言っちゃったんだよー。
いやぁ、両隣の女の子、凍りついてたねー。あっはっは…
あ、その後は問題なくスムーズに答えられたよ」
ヴィシア「…(^◇^;;;;」
朗らかに笑いながら話すしゅんしゅんに、私も凍りついてしまいました。
のっけからそんな珍回答をぶちかました男子を合格させてくれた高校は、何と懐が深いのでしょうか。
ありがとう、ありがとう。