馬と牛

　まもなくお盆だ。我が家は曹洞宗だ。

お墓を掃除したり仏壇を飾り付けたりでご先祖様をお迎えする諸準備が整い、今日、副住職にお参りいただいた。

　小川家の先祖を守る３代目になって久しくなる。
小さい頃からお盆になると母は仏壇にナスにツマヨウジを４本さしてお供えていたのをよく見ていた。

何の意味があるのかはよく分からないで過ごしていた。

　３代目になってからは、そうしたものはお供えしなくなった。

最も意味もわからないから、お供えすることすら忘れていた。

　「今年のお盆のご案内」に「お盆のしおり」が入っていた。

ナスの事が書かれていた。意味を理解し３代目は始めてナスとキュウリをお供えした。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　「しおり」には、お供えの一例として・・・

「キュウリの馬」と「ナスの牛」と言う事で「ご先祖様をお迎えするための乗り物などの諸説があります」と

解説されていました。

　今の時代、飛行機かレンタカーと言いたくなりますが・・・しかし、こうした曹洞宗のしきたりと

いうか・・作法を守って行く事が大切なんだと感じた３代目でもあった。やっぱりそうした意味では

「父母はキチッとしていたんだなあぁ～～」とも、おもった先祖の霊を向かえる事を感じた日でもあった。

　　　　　　　　　　　　　　

　お供えした花も我が家の庭で咲いたきくの花を・・・・。
お供えした果物や野菜も我が家の家庭菜園で採れたトマトなどであった。