６次産業化推進セミナー

　昨日、中頓別町で北海道地域農業研究所主催の６次産業化推進セミナーが開催されて、実践報告者として参加してきた。
６次産業化にならない恥ずかしい限りの私の取り組みですが、課題なども含めて短時間の報告を行ってきた。
このセミナーは、６次産業化に取り組んでいる人やこれから取り組もうとしている方々を対象に事業の説明、意見交換など等を
通して、地域の特性を活かした６じ産業化の活性化の一助とすることをねらいとして開催されたもの。

　宗谷管内各地から４０名ほどが集まり真剣に報告を聞いたり意見交換を行った。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　意見交換では実践者などから多くの意見が出された。
「１次産業の経済的な安定なくして６次産業には取り組みずらい」「担い手がいないと労働が大変だ」「宗谷管内に根ざした６次産業
のあり方はどうあるべきか」などなど・・・。

　私は消費者交流の活動を通しての課題や消費者交流を中心的に担当している「妻への時間的な保障や女性の持つ底力の発揮の
必要性」をも述べた。
そうするとこんな質問をいただいた。「奥さんにはキチッとお金を払っているんですか」と・・。私は答えた「私たちは家族協定
である酪農ニコニコ協定を３年前から締結しています。その中に妻や私のお小遣いの事もキチッと書かれています」と・・。
「良い質問だったなあぁ～」と思った。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　昼食は宗谷管内でそれぞれが取り組んでいる方々の商品を持ち寄り試食しました。
取り組む、取り組まないに関わらず、こうした事を議論し合うことは有意義な事だと実感した。

　私の実践報告のパワーポイントの最後の方の１枚にこんなコメントをつけた。
６次産業化の別な側面として、「ただ単に付加価値を高めたりして経済効果等などを高めたりするだけではなく、ＴＰＰ問題がある
中で、消費者の方々に農業の大切さや食べ物の大切さを知っていただくことや、日本で生産されたものしか食べないという意識を持っ
てもらう事にも繋がっていく機会でもある・・・」と。