備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

近所の花火大会

2010-08-07 22:12:19 | Weblog
近所の花火大会の日。近いので音が聞こえるし、空が明るくなる。
初代番犬『ゆず』は音が聞こえる度に吠えていたけれど、2代目番犬『福助』は無視している。気が強いんだか弱いんだか……。

花火は川の中州から打ち上げるので、見えるポイントは両岸の堤防沿い、橋、山など結構幅広い。ただ、ナイアガラなど仕掛け花火は、堤防の外になると見えない。

ウチは「えっ?ここ?」というマニアックなポイントで見る。家の切れ目が角度的に上手くあって、充分に空が広く見える場所。音のズレもなし。
去年、出発が遅れた為に偶然見つけたポイントだ。ただし仕掛けは見えない。でも、始まってから行っても必ず空いているし、帰りも渋滞しない。渋滞しないのが一番嬉しい。
田舎道で渋滞に巻き込まれるなんて……絶対イヤっ。(←行列に並べない体質)

渋滞回避の為、打ち上がる音が聞こえてから出発する。そして、終わるや否や「見た見たっ。帰ろ。」といって田圃の横道を抜けてサッサと帰る。
という事で、お蔭様をもって拙宅のチビッコは、打ち上げ場所近くでは夜店が出ていることなど今もって知らない。
あまりにも地元なので、夜店も縁日もなんだか特別感が無さ過ぎで……パス。

車でパッと出かけてすぐ帰るので、お祭り気分には程遠いけれど、日常の延長でお気軽に見れるのも、また良しかな。


夜風がだいぶん涼しかった。しっかりと秋の気配が混じっている。

今日は立秋だ。夏が終わるなぁ。

さて、子供達の『夏休みの宿題』の進捗や如何に?
「オトナになって良かった事のひとつが、『夏休みの宿題が無い』事だなぁ~。」と、つくづく。更に言えば、逆に宿題を出す立場って、どういう気持ちなんだろうか?
ちょっと知りたいなぁ。


2010-08-06 17:42:23 | 料理・食材
昨日は、備前焼業界大御所先生方の『鮎三昧の日』。その末席に。
ちょっと早く着いたので、ここぞとばかりに働く。この業界ではアラフォーなんて、ほんのお子様。「ワタクシがやります!やらせて下さい!」って感じ。
友人知人の社長ぶりや管理職ぶりから比べると天地の差なんだろうな。

今年の目の保養は『獅子の香炉』だった。胴体と頭でセパレートするタイプで、高さが尺越え。
先生方のお見立てを色々と伺う。「巻き毛、逆毛の描き方が……」とか「全体の雰囲気からして……」とか。ビールの勧めるタイミングを計りつつ、話に食い込む。「なるほどぉ」と納得した後は、ひたすら鮎。

刺身は背ごしではなく、いいとこ取り。「これって何匹分?」というぐらい贅沢な造り。
塩焼きの焼加減も抜群。やっぱり備長炭やなぁ。
最後の締めには、焼鮎の出汁で作った茄子の味噌汁。これが絶品で悶絶ぅ。もう鍋ごと持って帰りたい。

お腹も満たされ、酔いもホドホド。川を渡る夜風が心地良い。
手には、スイカの香り……鮎の香りだ。爽やかな残り香。手を洗わずにそのまま帰宅する。
何か良く判らないけど多幸感。(ただの酔っ払いだな)

帰りには「お土産」の鮎もチャッカリ頂いた。


さて、本日の夕飯は鮎。
窯焚きの残り炭を熾して、まずは塩焼き。鮎飯も良いかもなぁ。
日が落ちたら、今日は、アルコール片手に料理だ~~。

夕方からイソイソとソワソワのせめぎ合い。
時計ばかり気にしてる。

けらもすver.1.0 始まりました

2010-08-05 12:36:34 | 展覧会・ご案内
けらもすの初展覧会が始まりました。
初日にも、ライティングなど微調整がありましたが、何とか滑り込みです。

お客様にも面白がって頂いたり、不思議がられたり、反応がイロイロでした。

始まったばかりなので、「まずは会期終了まで、やりきる!」という熱い決意を胸に、クーラーのあるギャラリーからは外出せずに、皆様のお越しをお待ちしています。

●小生のガレリアプント在廊日は、
13(金)、15(日)、16(月)です。


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それと
『備前陶心会選抜展@阪神美術画廊(阪神百貨店)』も始まっています。
10日までです。

●小生の在廊日は、10日最終日です。

これは、撤収日にあわせて。

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●瀬戸内国際芸術祭2010も開催中。
http://setouchi-artfest.jp/

・業界関係では、『犬島野焼き陶』の参加者募集中です。
これは、いっちょかみ。


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●開催中の犬島時間もいよいよ後半です。
http://blue-works.jp/inujima/index.html

これは知り合い関係。

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という事で、『けらもすver.1.0』開催中に、陶芸教室(臨時)、異業種交流勉強会、大阪出張、犬島、プール監視当番、学校の草刈り、個展準備……。呑み会ちょこちょこ。


あ~~っ、今日は『落ち鮎三昧の日』だった。ご好意を承り大御所陶芸家の末席に潜り込んで……。
古備前を肴に呑む会なので大変勉強になるけれど、モノにもヒトにも今からちょっと緊張ぎみ。(毎年お誘い頂いているんだけど、なかなか馴れない場面)

でも、緊張する理由は、むしろもうひとつ別にある。

毎年、この会での差し入れは日本酒に決めているから。
「何を持っていくか?」
『塩焼き』をメインに合わせるとして、ワタや塩に負けない『ふくらみのある味』と『キレの良さ』をポイントに……今年のチョイスは……。
後味サラ~ッと『小鼓 特別純米』を冷酒かな?
温度が上がると、ちょっと味が濃いかもなぁ。直前までギンギンに冷やしておくか。

お酒のチョイスは難しい。
上手くいけば良いけれど、外れたら大変……。
ひと口召し上がっていただいた後の盃の進み具合がいつも気になる。
結局のところ、先生方の食通ぶりに適うお酒を小生が考える次点で既に間違っているのかもね。

でも、「若輩だから」といって無難にビールにしないのが小生のひねくれ具合。
あえての日本酒。


「さぁさぁ、お立会い!」

(とは言えないチキンぶりなんだが……。ドキドキ。)


けらもすver.1.0 搬入完了

2010-08-03 23:49:19 | 陶芸
昨日、2日間に渡った搬入もようやく終了しました。
8人がかりで2日です。
ちょっと達成感を感じていますが、本当の真価が問われるのは明日からの会期です。

いつも最初のお客様がお見えになるまで、「これで良かったのか?」と心のどこかで自問する声が聞こえてきます。
今回はそれが「いつもより声が小さいかな?」と

「一人よりも目が行き届いた展示が出来た」という思いがありますが、不安要素とリスクを8分の1に感じているだけかも知れません。

初日の画廊オープン前に、もう一度落ち着いて、よくよく会場を点検したいと思います。