備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

稼ぐ子供神輿

2007-10-08 13:28:01 | Weblog
秋祭りで小さな『子供神輿』を引っ張って町内を歩く。
お神輿を引っ張るとは、子供が少ないので担がずに台車に載せて動かすという事。紐をつけて子供たちが連なって引っ張っていく。

太鼓を叩きながら「ワッショイ! ワッショイ!」と家の間を抜けていく。キンモクセイの香りが心地よい。田圃では稲刈りの真っ最中だ。空が高い。

太鼓の音を聞きつけた町内のおじいさん、おばあさんから『寸志』と書いた金一封を頂戴する。ちょっと歩くだけでワラワラと金一封が集まってくる。なかなかに稼ぐ子供神輿。ホホゥ~、田舎も悪くないねぇ。モチロン個人のものにはならないのだけれど。


ところが、コレが少額ながらも個人のものになる機会がある。数週間後にある神社での『子供相撲』がその時。勝負一番ごとに勝てば100円、負ければ50円。土俵に上がれば、最低でも50円ナリ。女の子も参加する。当然子供たちはガンバル。応援席もヒートアップ。相撲見物しながらオジサン達は、ご機嫌な一杯を酌み交わすという田舎の秋。

下馬評では体格差で優勝は既に決まっている。が、それはそれ。チビッコ同士のオモシロサもあるし。


夕刻、雨が降る。この雨でマツタケが出てくるだろう。
子供相撲の頃には、焼きマツタケかも。


さぁ、お楽しみはこれからだ。