大阪でのイベント『うつわとくらす』終了致しました。
沢山のイベント、また、懐かしい方々に多く出会えて楽しいひと時となりました。感謝。
さて、今週のサザエさん……じゃなくて、今週の展覧会のご案内です。
総勢20名による細工物のグループ展となります。
細工物というのは、ひらたく言えば『置物』です。
備前では、伝統的に『型起こし成形』による細工物があります。
かつては、造形師・型抜き職人の共同作業で作られましたが、後年は個人作家として造形師が型抜きも行い個人製作物となりました。
大きなものなら神社の狛犬があり、桃山時代には見立ての香炉、江戸期には精緻な細工、昭和初期には仏像などに受け継がれてきました。
そこに西洋的な彫刻、芸術といった概念が入り、昭和初期には(日用品が売れなかったという側面もありましたが)
東京や京都で新しいアプローチを学び、帰郷した人々による細工物が全盛期を迎えます。
型起こしではない『一点モノ』も作られるようになります。
骨董コレクター的に時代を分けるとすれば、古備前(桃山・江戸期)、又は近代(明治・大正・昭和初期)のいずれかが蒐集ジャンルになるでしょう。
そして、現代。
現代の細工物のムーブメントでは『ストーリー性の加味』が特徴かと思います。
表現としてはスーパーリアリズム、ユルさ、新しいモチーフなどの傾向が見られます。
さてさて、是非、現代細工物の一端をご覧頂き、何かを感じとって頂ければ幸いです。
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タイトル : 備前細工物の きのう・きょう・あした
期間 : 2018年3月7日(水)~13日(火)
会場 : 岡山天満屋 5階 美術画廊
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●ギャラリートーク
3/10(土)14:00~ 現代作家の鼎談。
●ワークショップ(石膏型による型押し体験)
3/10(土)・11(日)参加費無料
なお、
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●小生の在廊日は、
・7日(水)
・11日(日)
11日は『ひいらぎいわし』の製作実演する予定です。桃太郎もするかも。( ← ガチの仕事?)
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是非、ご高覧の程よろしくお願い致します。