備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

自作の羽織紐

2017-02-15 12:50:50 | Weblog


昨年から、展覧会会場でのスーツ着用をやめました。理由は「ネクタイ、やだっ!」というだけの事です。
『タートルシャツか開襟シャツ + ジャケット』という形もありですが、着物も導入しました。
まっ、その着物さえも崩して着てますが……。

着物の場合、ジャケットに相当するものが羽織なので、外出では羽織着用が自然です。

さて、我が業界には『共箱(桐箱入りのモノ)を作る』という場面があります。その時には、いわゆる真田紐(袋紐)を使用します。
「この紐で羽織紐を作ったら、桐箱との関連性が出来て良いよね」という発想に至るのはシンプルな結果。

もちろん自作します。房は、紐を解いて、蒸して、アイロンかけて……出来上がり。


ところが、ある日、羽織の金具を無くしてしまいました。仕方なくクリップを曲げて代用……。

いや、超絶カッコ悪いでしょ、コレ。

うむむ、でも使う度に、他の羽織紐から外して流用するのもメンドウだなぁ。

……と思いつつ、そのまま放置。


昨日、『備前陶心会 酒器・小品展』の搬入に向かう道すがら100円ショップに立ち寄りました。
そこで、手作りアクセサリーのコーナーで「およよ?」という発見あり。

暫し熟考する。「コレとコレを組み合わせて……」 
バレンタインデー当日の女子率の高い場所であるが、そんな体面は気にして居れぬ一大事! しかし『ヒゲオヤジ、アクセサリーコーナーに現る』事案発生には間違いない。不審者情報ものだ。

「袋紐の片方を挟み込んで、自在カラビナで羽織の『ち(輪)』と繋げればOKじゃん」

200円で解決! 即、購入。

帰宅後、工作開始。

じゃ~~ん、すぐに完成。色も良いぞ。

ご満悦ですわ。


さてさて、搬入終わりに立ち寄った某リサイクル店で、羽織紐(金具付き)が100円で売られているのを発見した件はナイショ。 (´・_・`)


さぁ、本業の仕事しましょうかね。