昨年から、展覧会会場でのスーツ着用をやめました。理由は「ネクタイ、やだっ!」というだけの事です。
『タートルシャツか開襟シャツ + ジャケット』という形もありですが、着物も導入しました。
まっ、その着物さえも崩して着てますが……。
着物の場合、ジャケットに相当するものが羽織なので、外出では羽織着用が自然です。
さて、我が業界には『共箱(桐箱入りのモノ)を作る』という場面があります。その時には、いわゆる真田紐(袋紐)を使用します。
「この紐で羽織紐を作ったら、桐箱との関連性が出来て良いよね」という発想に至るのはシンプルな結果。
もちろん自作します。房は、紐を解いて、蒸して、アイロンかけて……出来上がり。
ところが、ある日、羽織の金具を無くしてしまいました。仕方なくクリップを曲げて代用……。
いや、超絶カッコ悪いでしょ、コレ。
うむむ、でも使う度に、他の羽織紐から外して流用するのもメンドウだなぁ。
……と思いつつ、そのまま放置。
昨日、『備前陶心会 酒器・小品展』の搬入に向かう道すがら100円ショップに立ち寄りました。
そこで、手作りアクセサリーのコーナーで「およよ?」という発見あり。
暫し熟考する。「コレとコレを組み合わせて……」
バレンタインデー当日の女子率の高い場所であるが、そんな体面は気にして居れぬ一大事! しかし『ヒゲオヤジ、アクセサリーコーナーに現る』事案発生には間違いない。不審者情報ものだ。
「袋紐の片方を挟み込んで、自在カラビナで羽織の『ち(輪)』と繋げればOKじゃん」
200円で解決! 即、購入。
帰宅後、工作開始。
じゃ~~ん、すぐに完成。色も良いぞ。
ご満悦ですわ。
さてさて、搬入終わりに立ち寄った某リサイクル店で、羽織紐(金具付き)が100円で売られているのを発見した件はナイショ。 (´・_・`)
さぁ、本業の仕事しましょうかね。