備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

アバ

2014-04-17 21:30:58 | 料理・食材


本日、某師のイノシシ解体現場にお邪魔して頂きました。ありがたや~~。
某師とはお坊様では御座いません。念の為。
昨日、展覧会の会場にお越し頂いた折に「いる?」と訊かれて、「はい!」と返事。
本日お昼過ぎには拙宅の冷蔵庫に収まっていました。

さてさて、精肉部分は冷蔵庫で寝かせるとして、新鮮なうちに頂きたい部位もあります。

心臓、腎臓、肝臓を頂きました。
心臓、腎臓は初めてです。レバーは以前、窯元時代の宴会で頂いたのが最後なので、10年ぶりぐらいでしょうか。

まぁ、「イノシシは『野生の豚』と思えば料理法は同じくであろうな」と決めて取り掛かりました。

掃除していても匂い等は感じられず扱いやすい素材でありました。
それぞれを塩胡椒ver.、醤油酒ver.にして味比べ。
レバーは、それに加えてオイスターソースと野菜で合わせ炒めにしてみました。

全体的な感想としては、どれも癖もなく非常に頂きやすいものでした。肉の味がダイレクトに濃い気がします。

一番人気は心臓の塩胡椒にレモン果汁を絞ったもの。
腎臓は、豚のものを頂いたのが遥か昔の学生時分でしたので比較にはなりませんが、モキュモキュとした食感で淡白。
レバーは、豚はいうに及ばず牛よりも……の勢いですが、恐らく新鮮度が大きいと思われます。


いやはや、珍味をご馳走様でした。m(_ _)m

家族で頂きましたが、それにしてもお腹一杯です。