備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

念ずれば通ず。

2014-02-17 17:00:11 | 陶芸


「念ずれば通ず」なのか。

今日は所用で出たついでに、久しぶりに100円均一のお店へ立ち寄りました。
店内は「バレンタイン商戦かくありき」というまつりの後の光景。模様替え真っ最中の所々オトメなファンシーな色合い。


さてさて、本日の目的は大きめのスポイトである。
机上でチマチマと白くなる土を水簸(スイヒ)していて「あぁ、アレがあればなぁ」と最近思っていたもの。
イッチンで使う握りこぶしサイズが希望なんだけど、100均に都合よくあるのか……代用とすればカメラのブロアブラシぐらいかもなぁ。

で、まぁ、希望虚しく……「念ずれど通じず」

予想はしてた。
子供のお習字セットか化粧品詰め替え用ぐらいはある。仕方なく久しぶりでもあったので店内をキョロキョロ。
小さいスポイトのあった化粧品売り場は普段用事がないエリアなのであまり意識せず目を泳がす。
すると、最近気掛かりだった輪カンナの代用品というか進化版というか……発見! いや、正確には気掛かりながらも不要不急で、探してもいなかった。
しかし、無意識に眺めた風景が急にクローズアップされて一気に顕在化した風景に変わった。ものが立体的に起き上がってくる感じ。(←大げさ)

「念じれば通ず」じゃん!



粘土に細い溝を刻む時に使っている既製品の輪カンナが非対称な刃で、特定の向きからしか使えない若干の不便さがあった。
ダメではないけど、持つたびに刃先の方向を見なければならない。いちいち煩わしい確認。
で、「正円の小さい輪カンナがあればなぁ……」と思っていたところに、まさにドンピシャ。

パッケージの上から押してみても強度はありそう。でも付け根の強度は判らない。実用に耐えうるか。ものは試しで即購入。
家に帰って使ってみると、刃の薄さ堅さが丁度良い。使えそう。
久々のヒットじゃん!


で、これが何かと言えば、


鼻の角栓を輪っかでニュルニュルと押し出して掻き取るものらしい。 

おぉぅ、知らなんだ。\(◎o◎)/
あと、何本か買っておこう。一生分は欲しいな。……多分10本。
女子アイテムみたいだし、「この人ってそんなにオイリーなの?」って思われちゃうのかな、まとめ買いするのってハズカシイかも。(← 自意識過剰)
いや、仕事の為である! 買うよ。近いうちに。
オシャレ男子を気取ってさ。

今までは、使えそうで使えないキッチンツールのコーナーはよく見てきたけれど、美容関係はノーマークだった。意外と良いかもなぁ。
まだまだ知らない世界が広がっていそうなので、これからは要チェックだ。あと各種筆とかも良いかもなぁ。(← 絵付けしないのに?)


その後、一応、キッチン関係も一通り見たけれど収穫なし。


ちなみに今、使っているキッチンツール。


スクレイパー、ナイフは各種あり。男子特有のナイフフェチに近いかも。

「ナイフ各種あり」とはいえ、実際に使っているのは自作のものが多くて、普段よく使っているものを棚から一掴みすると、これら。


加工前の素材は色々。刃の材質的に重要視するのは、薄・厚・軟・硬の組み合わせぐらい。
「透かし用は薄くて硬い」とか、「大きな面取り用は厚くて軟らかい」とか。柄の有無も大事。

まぁ、拘っている人はもっと凄いコレクションだったりするので自慢にもならない。


さて、やや待望していた道具が見つかったので、あとは作るべし。