南無煩悩大菩薩

今日是好日也

後々まで残す。

2012-01-11 | つれづれの風景。

その行く末を慮り、適度な盛土をして木を植え、成長と共にその土を徐々に取り除いていくと、このような立派な表根の松が出来上がる。

昔の人はなんとも、遠大かつ壮大、繊細かつ風流なことを発想し具体策に取り組んだものだ。

もちろん初代は、自分の眼で完成を観ることもない、何代もの後世に託すことになる。

松の生長は一人の人間の一生をはるかにしのぐ時間を要するが、しかしこの松のように、初代からの風雅の心意気は、大地にしっかりと根をおろしている。
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