南無煩悩大菩薩

今日是好日也

無題。

2012-01-07 | 意匠芸術美術音楽

ニューメキシコのプエブロ(村)では、インディアンたちがいまも美しい陶器や敷物を作っている。
彼らにとって、芸術は毎日の生活の一部になっている。
プエブロそのものが一種の陶芸作品といってもいい。
我々の場合、いまのところ芸術とはたった一人で作り出すものである。我々の社会では、絵を描かない者は画家とは名乗れない。天与の才はごく一部の人にしか授からないものである。
ところが、古代のインディアン部族においては、天分は全ての人に与えられるごくありふれたものだった。それは当たり前の日常だった。
人々は全て、自分の力に応じて自分の人生を生き、表現した。人はその存在全てにおいて霊的な存在であり、天才であり、一人の芸術家だった。
それ以外にも、彼らは作物を育て、衣服をととのえ、自分たちの知識にしたがって物質的欲求を満たした。
我々にとって貴重なのは、一種の霊的な幸福、日々の暮らしを大切にする暖かい心、仕事に愛を持って取り組む態度である。
彼らにとって、仕事は自分たちの幸せの証なのだ。-ロバート・ヘンライ「アート・スピリット」より-
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